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『菓子食品新聞』チョコレート特集号2021ダイジェスト-フルタ製菓

チョコ特-フルタ製菓

ファミリー定番をしっかりと売る! ピスタチオが人気

 1999年に動物シリーズでデビュー、いまや食玩を象徴するブランド『チョコエッグ』でおなじみの同社。2年目のコロナ禍を迎えても業績は好調だ。今年秋のチョコレート商戦について梅山栄二取締役(東京・北関東支店統括支店長)に聞いた(以下談)。
 ファミリー需要は今後も安定的に推移していくと見ている。チョコや焼菓子を中心としたファミリー向け製品の販売強化を引き続き展開していく。昨年発売の『KT‐11乳酸菌チョコレート』のような健康志向製品の開発もさらに進める。
 今期も「強い製品をより強く」という姿勢で臨む。特にファミリーチョコレートの基幹製品の『生クリームチョコ』や『ドレミファチョコ』、さらには宅飲み需要の追い風を受けて人気拡大中の『柿の種チョコ』(写真①)の3品は強力ラインアップとして据えていく。
 ちなみに『柿の種チョコ』はお陰さまで今年で発売10周年を迎えることができた。柿の種の中にチョコをふんだんに入れ込んだ独自製法。独特のザクザクとした食感が受けている。また『生クリームチョコ』では新しくピスタチオ味(写真②)を加えて、8月から発売を開始したが、予想をはるかに上回る売り上げで生産が追いつかないくらいだ。
 コロナ禍が続く中で、各流通と営業担当者との接点が制限されている。そうなると新製品よりも「実績と安定感のある定番品」やロングセラー製品は今後とも市場の軸となり続けると思う。流通の現場で棚にしっかりとフルタの製品を提案できるよう、定番向けの製品開発を今後とも強力に進める。


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