親にあと何日会えるだろうか
大学生卒業後、すぐにUターンした28歳の男です。
地元で塾やNPOや移住相談員をしています。
大学生のころ、たまーに考えることがありました。
親にあと何日会えるだろうか、と。
もし、ずっと東京で働いたなら
盆と正月だけの帰省が基本。
帰れない年や葬式なども加味して年平均4日。
22歳から親が死ぬまで。
あと25年前後かな?
てことは4日×25年分。あと100日しか会えないのか。
みんなはUターンとか考えてなさそうだから
今後の人生、そんなに少ない日数しか親に会わないんだ。
寂しくないのかな?
そんな風に、大学2年生のころ、考えていました。
僕は、高校生のころから30代でのUターンを決めていたので
100日うんぬんの話は僕に関係ありません。
でも、「帰らないこと」の意味は考えていました。
ほとんどの同級生が帰らないということを知っていたから
どんな意味を持って帰らないことを選択しているのか知りたかった。
僕は今、ほぼ毎日親に会い、
変に感謝をすることは無いけれど、
日常的に愛を感じ、
愛を感じていることをたまには伝える。
近いから愛が深いとか
会わないから親不孝だとは思わない。
でも僕は、
親が居て、育ったまちだからこそ
ここに住む。
ここで貢献したいと思ってる。
田舎だから住むわけでも、ローカルブームだから住むわけでもなく
他の地方に比べて特に優れてると思ってるからここに住むわけでもなく
地元だから特別で、だから住みたいと思う。
そんな意識があるから、移住相談員としては弱いんだろうな。
Iターンも面白いと思うけど、自分自身がかなり偏ったUターンだから笑
話がそれちゃいました。
いつか僕に子どもができたら、
親と同じように愛を与えたい。
僕の子どもは絶対地元を大好きになる。自信がある。
でも、彼が地元に長く住む選択肢をするかは別。
出ていっても良いし、ずっと海外暮らしでも良い。
でもでも、
どんなに遠くに住んでても、地元への愛を表現する人に育ってほしいかな。
未だ見ぬ子への期待。
親と僕と子を結ぶのは地域
そんな風には思ってないけど、僕にとってはそうなりそうだ。
〈田舎暮らし考察003〉
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