6人の嘘つきな大学生の映画を見てきた感想

小説は事前に読んでいて結末は知っていたけど、映画は原作と変えている部分もあるためそこも楽しみにしていた。

結果を言えば大満足。

原作と違うところはディスカッションの後の話
事件の真実を探るシーンで原作では一人一人に嶋さんが合って話す形式で、嶋さんだけが犯人を知ることになっていたが、映画では全員を呼び出して犯人を暴くというストーリーになっていた。

個人的にそこがめちゃくちゃすっきりした。
波多野くんがすでに故人になっているし、原作だと一人一人に話していく感じだから結局みんな犯人を波多野くんだと思ってるのがもやもやしてた。

それと、波多野くんが真実を暴く動機も少し改変されていたように思う。
真実を知りたいというのが、全員を貶めてやろうという動機になっていた。
これは原作の最後の、波多野くんがスピラリンクスに抗議の文書を送ろうとしたがやめたシーンをベースに改変したのかな。(もしかしたら記憶違いかもしれないけど...)
原作ではこれをいつ用意したんだろう...で終わったがこのシーンを使って主人公が実は悪いことしようとしてたよと見せるのはとても良い表現だと感じた。

また、採用面接の無意味さのような部分もしっかり表現されていて、原作の伝えたい部分もしっかり伝わるような作りになっていてちゃんとしてるなーと。

実際、1~2時間程度話したところで相手のことなんてわからないというのが原作でもあって、そこに確かになーと納得した部分だったのでしっかり表現されていてよかった。

嶋さんの封筒の真実が知りたいなら原作を読むべし。

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