夏になる前に伝えたいおかず
たとえばBBQの前日に、作っておくと良いものがある。持っていくためじゃなくて、BBQ帰りの自分のために備えておくもの。私はこれを知ってから、何度も救われている。
食べ過ぎて、あまり食欲がない
疲れたから何も作りたく無い
ああもう、めんどくさいから、今日はインスタントラーメンにしちゃう?
みたいなときに、いやいやいやいや…!
と冷蔵庫から登場してくれるやつ。
じゃーん。
山形のだし。
(画像が暗い…)
山形のだし、とは山形県の郷土料理で、オクラやきゅうり、なす、みょうが、長芋などの夏野菜を全て小さく切って、醤油・みりんなどの調味料で和えたもの。
じゃーん、なんて書いて、当たり前のものだったら恥ずかしい。我が家は一昨年知って、山形だし3年目の初心者。
これが本当に簡単で美味しくて、何度作ったかわからない。なすだけは水にさらして水気を拭く必要があるけれど、あとはそのまま刻むだけ。粘り気のあるがごめ昆布を入れるのがポイントらしい。
我が家はその昆布すら抜きで、粘り気役は長芋とオクラ。さらに、調味料も混ぜたりせず創味のつゆ(麺つゆ)だけ。
ほとんど切るだけ、混ぜるだけで完成なのに、素晴らしい働きをしてくれる。料理は好きだけどそんなに得意ではなくて、食べるのは大好き…っていう私みたいな人に、激推ししたい一品。
あつあつのごはんにかけて。
(お茶漬けみたいにさらさらと)
冷奴にのせて。
(直前に天かすを混ぜると食感も良い)
納豆に混ぜて。
(納豆+野菜=完全食)
塩胡椒して焼いた薄切り肉で巻いて。
(わさびも合うんだこれ)
そうめんにかけて。
(もはや何も言うまい)
とにかく、胃をさっぱりとさせてくれるし、子どもたちも野菜をいっぱい食べてくれるし、安心感がすごい。
冷蔵庫に山形だしがある、その事実だけで数日は救われることになる。
冒頭に書いたような、食べ過ぎのBBQ帰りも、ワンオペ且つ夕方まで公園な日も、体調が悪くてご飯作りたく無い日も!(野菜を刻んで和えるだけだから、夫でも余裕)
冬に土鍋でたっぷりつくる豚汁のような存在。夏はこれが冷蔵庫にあるだけで、まあなんとでもなるさ、という力がみなぎってくるのだ。
今年は大葉を足したり、がごめ昆布を調達したり、少し本気を出そうと思っている。GW明けたぁ…と怯んでいるあなたに、山形だし、おすすめ。
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