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娘に息継ぎを教えるの巻・3

「違うチガウ、そうじゃ、そうじゃない~」


中二の娘の希望で、クロールの息継ぎを教えることになったワタシ。
そのいきさつなどの前回↓


今回は、昭和の小学生だった私の話から。

小学生だった私のひと月半の夏休みは、お盆以外のウィークディに行われる学校のプールの通いの日々でもあった。
(ちなみにその頃の学校は週休一日、土曜日は午前中授業だったし、会社も完全週休二日って少なかったんじゃないかなあ)

一日を二時間ずつくらいで三つに分けたプール時間が設けられ、それが二学年ごとに割り当てられたプールカレンダーと体温など記入する出席カードが、夏休み前には配られた。
今思うと先生も大変だったろうな…。
とはいえ、いまより色々アバウトだったかとも思うが。


プール参加は自由なので来ない子もたくさんいたが、友達にも会えるし、ひとクラスあたり多い日は10人以上は来ていただろう。
(ちなみにひと学年6~7クラスあった時代だ)

そこへ、母に促され、度々、イヤイヤ、結構通ったわたし。


とはいえ、夏休みのプールは授業ではないので、フリーな時間や波のプールを作ったりのお楽しみ時間があるのは、ポイントの高いところ。

そして期間中、級を決める検定日が三回程度設けられていたわけだが、その夏休みのおかげもあって、学校のプールのみで泳げるようになる子も多かったと思う。(そもそも、今は水泳の授業が昔より少なく、泳ぎ自体をあれこれ先生が教える感じでもないようだ)

わたしも6年生の頃には、平泳ぎとクロール各50mの検定には受かっていた。


そんなわけで、わりと自然に泳げるようになっていたので、「教える」っても、なあ…。

基本的には自分の真似をさせるだけだ。

なんとしてでも!!という強い気持ちがあれば、見栄えは悪くとも25mを泳ぐのは難しくない気がするが、娘にそんな根性はない。

 わたしが小学生だった頃は、検定の「なんでもいいから25m泳ぐ」級で、スローな犬かきみたいのとか(→色々びっくりで覚えてる)、バタ足+顔を前に上げる息継ぎだけで25m泳いだ子もいた。



さて。
娘には事前にYou Tubeなどで、息継ぎのやり方、コツ等を頭に入れておくように言っておいたが、大して見ていなかったことが判明したプール前夜…。


予習で、エア息継ぎを娘にさせてみた。


エアでは出来ても、水中となると難しいのは想定済だが、取りあえず、エア
なら出来るよねって思っていたのだけど…。

全然できてないし…。

で、一緒にわたしもやってみて、普段は意識しない自分の動作を確認しながら娘に伝えることに。


手で水を効率よく掻いて前に進むため、掌の形から、腕の振りかたなどを見せ、また、息継ぎは首を前方に引き上げるようにするのではなく、水から上げない方の耳を、伸ばした腕につけるよう顏を横にむけてするよう教える。


しかし、何度繰り返しても直らない娘に、ため息から、苛立ちへのいつものパターン。

いや、自分から教えて欲しいって言ったよねっ??!!



で、結局ブチ切れ。

中二の娘に。


エア息継ぎで。


そうじゃないでしょ!
よく見てよ、お母さんと腕の形、全然違うじゃん。

プールで同じように切れるの、あたしが嫌だし、こっちがやる気無くすわ。
そっちだって、こんな風に言われるの嫌でしょ?


などなど。

こんな調子では一体何回プールに行くことになるのだろうと、ちょっぴりブルーな夜は更けていった。


続く

#エッセイ #娘 #プール #息継ぎできない #プールで練習
#鬼コーチ #子育て #夏休み #息継ぎを教える #クロール









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