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電動自転車deロデオ…

新しい職場で働き始めてひとつき以上が過ぎ、久々の給料日がやって来た。
当てこんで、メルカリでリネン生地とか紅茶とかチマチマ&ウキウキ買っていたわたし。
つい気が大きくなり娘に「ガチャ、一回奢ってやろうか」とか言いそうだ。いや、二回くらい?? 大盤振る舞い過ぎてもよくないなって、こんなスケール感の毎日。


仕事で人生初、電動自転車に乗る機会があったのだ。


事務未経験の新人おばさんにとって、「はじめての仕事」が日々与えられる状態だが、「外出」というのも想定していなかった。(ちなみに法人全体の事務ではなく、部署の事務を行っている。)

年に何回とかの頻度のようだが、今回、部署の人と役所に行くことになった。


「電動自転車もあるけど、乗りますか?」と聞かれ、距離的にも人力で問題なさそう&平坦な地形なので不要と思ったが、その人は電動とのことで、じゃあせっかくだからと初挑戦の運びに。


ちょっとわき道にそれるが、わたしが通勤で使っている自転車は27インチ。
もとは夫メインの自転車だったが、いつからか漕ぐのに割に合わない疲労を感じるようになった。

脇をすーっと高齢のチャリンカーが過ぎていく時、電動だろうと思って見たら、そうじゃなくて焦ったことも多い。

近所のスーパーの無料の電動式空気入れで時々空気を入れていたのだが、状況は変わらない。

聞くとたまに乗る夫も、「(同じ長い道を行くのでも)歩くより自転車の方が疲れる」と言う。
そんなことってあるか?!と思いつつも、自分なりの「?」を抱えていた。

そんなさ中、仕事が決まり、同時にチャリ通勤が決まった。

改めて人力の空気入れで空気を入れたのだが、翌日減っているような気がし、パンクではないように思うがいつもの自転車屋さんで見てもらうことに。

結論から言うと、パンクではなく、空気圧の問題だった。

くだんのスーパーの空気入れは圧の設定がかなり弱いとのことで(→それって意味あるの??)、ひと月に一回くらいはお店に空気を入れに寄ってと言われたのだった。



自転車やさんでパワフルに空気を入れてもらった愛車に快適な走りが戻って来た。

これ、これ! トレーニングじゃない軽やかな走り!

タイヤが回っていってくれる感じ!


ということで空気圧の重要性を知った。
猛暑で入れ過ぎも怖いと思っていたが、全然足りてなかったのね…。



話を戻す。

「どうします?」
と職場の人に言われて、ちょっと迷ったが何事も経験と電動チャリデビューすることにした。


職場は駅から近いがその付近は道路整備がイマイチで、狭い歩道と車道の交差点はいつもごちゃついている。

そこを抜けて、街道沿いのやはり細めの歩道を走って役所に行ったのだが、人通り、車通りの割に全体が狭く、古い舗装特有の凹凸も多いので、スイスイ進むことは難しい。


聞くと、まだ小さいお子さん2人を持つ部署の人は、プライベートでも電動を使っていて、常にパワー「強」とのこと。

わたしもオススメ通り「強」を選んだ。


そして、チャリを漕ぎだしたのだが…。


コワっ!!!!


なになになになに!



いきなり加速したりガクンって弱まったりして、ロデオ?!
アトラクション?

予期せぬ動きに上半身がガクガク揺れて乗らされてる感しかない

って、怖いので数百メートルで「標準」に切り替えた。
となると、ほぼ、普通の自転車だがホッとした。

先も言ったが、歩道に小さなアップダウンが多い。

車道に降りるための斜めに切り込んだ部分のアップダウンもそうだし、舗装が古くなってきてできたような小さなアップダウンとか、コンクリートの排水溝の蓋?みたいなのとか、それらにいちいち反応して短い加速や減速が繰り返され、コントロールできない乗り物はこんなに怖いのかと思い知らされる。

高齢の方も結構乗ってるけど、大丈夫なのか?
わたしの運転が下手なのか?!


確かに坂道では本領発揮だろうし、見通しのよく空いた直線道路も快適だろう(あまり想像できないが)。
しかし、人が多くわき道も多い歩道では子供の飛び出しや前を歩く高齢者のいきなりの位置移動等、不測の事態に対応できない恐怖が大きい…。

あそこで止まりたいのに、減速したいのにと漕ぐペースを落としたところで加速したら…。

というか高齢者の自動車事故にあるアクセルとブレーキを間違えたという事態がよぎる。

想定外の動きにパニックになり、勝手に体が(冷静な判断抜きに危険回避しようと)動く感じだろうか。そしてそれが更に事態を悪化させるという…。

話がまた変わって恐縮だが、車の自動運転、あれって巷で利用している人はどのくらいいるのだろうか。
本当に怖くないのだろうか。
もし、使ってるよと言う方がいたら、どんな感じか教えて欲しいデス。
※わたしは車の運転しない人です。


と、まあ、初めての電動自転車はそんな感想で終わった。

帰ってきてから部署の人たちに顛末を話したら、「常に「強」はスゴイ」と言う人も複数いたし、「ガクンガクンするよね~」と言う人もいて、同じような感じらしい。


また、わたしが乗った自転車はもう一台よりガクガクしやすいようなので、違うのだったら、まだスムーズだったのかなあ。

次の機会は当分なさそうだが、期待していた「電動最高かよ!」の高揚感を味わえなかったのはちと寂しいことであった。


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