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カリグラフィーを始めたら、スキップしたくなるほど毎日楽しい

2月からカリグラフィーを始めました。始めるにあたりいろいろ調べたので、同じように興味を持ちはじめた人にも役立つはず!と思い、noteに残しておきます。


ちなみに、カリグラフィーを始めたくなったきっかけはこの方のツイート。


どうやらカッパープレート体という書体のようです。何もない紙に、下書きもなしにサラサラ美しい文字が生まれていく様を見て、俄然興味はMAXに。

モダンカリグラフィーとトラディショナルカリグラフィーがあるらしい

pinterestとかでよく見るオシャレな書体は、モダンカリグラフィーというものらしい。

定義はまちまちだけど、自由で個性を重視していて、あととにかくおしゃれ。ばえる。ステキ。筆記具も割と自由で、ポインテッドペンや筆ペン、マーカーなんかも使われています。カッパープレート体もあるし、ハンドレタリングとかもおおよそこの部類かと。昨今の万年筆やインク人気、ウェディング向けの需要などもあいまってか、本もどんどん出版されていて今すごくイケイケな感じです。

で、モダンカリグラフィーが生まれる元になったのが、昔ながらのカリグラフィー(モダンカリグラフィーと区別するためにトラディショナルカリグラフィーという表現を使います。どちらもカリグラフィーとしか書いてない場合が多いけど)。

カッパープレート体の他にもイタリック体とかゴシック体とかいろいろあって、数百年前、モノよっては千年以上昔から書かれていた伝統的な書体が多く、書き方のルールはきっちりめ。書体によってはポインテッドペンも使うけど、先が平たいペンを使うことも多いみたい。

モダンカリグラフィーと比べると流行りな感じではなく、本もネットの情報もひと昔前のものが多いです。

でもせっかくなら最初はトラディショナルなやつから始めてしっかり基礎を身につけたいので、こちらに決めました。

いろいろ考えるのがめんどくさくなってとりあえずフェリシモに申し込む

スクールに通うか、通信教育か、本を買って独学か…。下手に始めて変なクセついちゃうのも嫌だしなー。と、その後も考え始めたら止まらなくなったのだけれど、「悩んで時間を無駄にするくらいなら、もう何でもいいから1日でも早く練習を始めよう!」と、思い切ってフェリシモのカリグラフィー講座のプログラムに申し込むことに。

6か月かけて毎月1つの書体をマスターする講座。カッパープレート体は一番最後だし、月3000円程度とはいえ途中解約できないことは気がかりだったけど、だからこそ頑張って続けられるかも。と期待を込めて。

ちなみに1月21日に申し込んで、最初のキットが届いたのは2月5日でした。


めちゃくちゃ楽しい

結論から言えばカリグラフィーめっちゃ楽しい。です。

まず書く感触がすごく心地よい。

最初はかすれたり曲がったりうまく書けないことが多いけど、綺麗にラインを引けるとすごく気持ちがいいです。インクがするするとキレイに伸びて、紙の感触を感じながら丁寧に書くところを思い出すだけでウキウキする。お手本から一ミリもはみ出さずになぞれると謎の達成感があるし、スムーズに書けるようになるまで同じ文字を反復して書いているうちにハイになってくる。

仕事をしていたり何か別のことをしていても、「ああ…カリグラフィー…やりたい…」ってなる始末。

気持ちを研ぎ澄ませて一文字一文字丁寧に書くのは、マインドフルネスや瞑想みたいなものなのかもしれません。写経とかにも近いのかな。書いてる時の脳波を測定して分析してみたい。実際にカリグラフィーによるセラピーなんていうのもあるみたい。

あと、グラフィックデザインとかタイポグラフィとかロゴデザインに興味がある人にもすごくすごくすごーーーくおすすめ。私も夜間学校で勉強したことがあるけど、知識として知っていただけの書体とかセリフとか文字間のバランスとか、実際に描いてみるといろいろ発見があります。

フェリシモやりおる

フェリシモのカリグラフィーはどちらかと言えば趣味としての講座なので、書き方についての解説はあくまで基本の部分のみ。疑問に思ったことは他の本で調べたりもしました。あと、結局スクールにも行くつもり。

じゃあ最初からもっと詳しい講座や本で始めればよかったじゃん!って思うかもしれないけど、入り口がフェリシモだったのは私にとっては大正解だったんじゃないかなと思います。

なにしろ、フェリシモやりおるです。カリキュラムがとにかく分かりやすくてやさしい作りになっていて、「なんぴとたりとも…挫折させぬ!」という強い意志を感じます。覚える書体の順番も、大文字しかない上シンプルで描きやすいアンシャル体→カロリンジャン体でセリフとかフローリッシュ(くるくるした飾り)を覚える→傾斜角度が決まっている(縦線が全部5度傾いている)イタリック体…と、だんだん難易度が上がる仕組みになっているみたい。

あと、「お手本をなぞる」というプロセスは侮れなくて、初心者の心のハードルをかなり下げてくれます。どんなに丁寧な解説があっても、いきなりお手本を見ながら自分で書くのはちょっと億劫。絶対上手く書けないからテンションも下がるし。

ガイドシートをネットからダウンロードして印刷することさえ面倒な自分には、テキストもペンもインクも、ワークブックも全部揃ってて準備のために頭を使わないでいいのが最高でした。

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今市販されてる国内の本、いろいろ読んだけどトラディショナルなほうのカリグラフィーは「実物大のお手本をなぞる」みたいなの、ほぼないんだよね。

可愛いは正義

あと、さすがのおフェリシモ様。キットが届くだけですごくワクワクします(カタログがいろいろ同梱されてるのもおフェリシモ様らしいけどw)。箱からしてこんなに可愛いんだもん。テキストも付録のカード類も可愛い。写真は思いっきり影になっているけれども。

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つまりは単にカリグラフィーを学ぶだけじゃなくて、「毎月かわいいものが届いて新しいことを学ぶ」、っていう体験を含めての講座なんだと思います。これでもしテキストが市役所の作ったパンフレットみたいなデザインだったら全くアガらなかったし、楽しく続けられていなかったかもしれません。

モダンカリグラフィー系と比べると、トラディショナルなカリグラフィー関連のものはサイトも本もオカン感強めでオシャレさ今ひとつなのが多い中で、さすがはおフェリシモ様。

なんかフェリシモの回し者みたいになっちゃったけど、こちらでフェリシモのカリグラフィー講座の開発秘話も紹介されています。


トラディショナルなカリグラフィーも人気が出て、やってみたいって人が増えてくれたら、きっともっといろんな本が出て教室も増えて私もハッピーになるので、今後もちょこちょこカリグラフィーの記事を書きたいと思っています。

おいでよカリグラフィー沼!楽しいよ!

追記:カリグラフィー始めたい人向けの記事も書きました。

みんフォト用イラストー。

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