マナーや暗黙知を明文化してほしいという無理難題
通っている就労移行支援事業所では、普通の職場よりもルールが明文化されているので過ごしやすい。
とは言っても、職場なら就業規則があるじゃないかってのはごもっとも話で。
ここで私がいうルールというのは所謂「暗黙知=社会的マナー」みたいな部類のルールである。
自分自身ではある程度の社会的マナーは身についていると思ってはいる。
けれどもASD当事者としては自分の行動がその場のマナーや暗黙知に則っているか?と不安になる局面もあったりする。
その点では、暗黙知として済まされるようなマナーやルールが可能な限り明文化されている環境が私にとっては過ごしやすい環境だと感じている。
ただ、全てを明文化できるわけではないので、現実的には間違えやすいマナーや致命的な事態に陥らないためのルールが明文化されているといった感じが現実路線である。
それでは致命的な事態とは何か?ということになるけど「自分の個人情報(特に障害特性や経歴など)が自分の意思に反して明かされる」ことが1番致命的で、取り返しのつかない事態だと思っている。
事業所としても個人情報の取り扱いには敏感なので、恐らく間違ってはいないだろう。
個人情報を聞かないってことの次に重要なのは「接する相手や周囲を不快にさせない」という前提になる。
けれどもこれが1番難しい。接する相手や周囲の人間というのが千差万別なのだ。
「Aという場所ではOKでも、Bという場所ではダメ」
「Xという人にはいい印象を与えるけど、Yという人には不快感を与える」
この辺りになると細かすぎるので、いっそのことSiriとかがこっそり「今の発言はダメ」とか教えてくれればいいと思ったりする。
あと人の名前を覚えるのも苦手なので、早くAIが搭載されたメガネを持てる時代になり、「この人は○○さんで、この話題が好きだけどこの話題はNG」とか教えてくれるようにならないかと思う次第です。