続・日本人にとっての「最適投資」2024 - 大事なのは「投資価値」
日本人にとっての「最適投資」2024 - 優先するのは「円安」それとも「インフレ」?|損切丸 (note.com) の続編
相変わらず まともじゃないⅡ ー 動けば何でも良いのか!?|損切丸 (note.com) 東京市場オープン前に「ドル円」で売りを仕掛け「日経平均」を売り崩そうとしているヘッジファンド(HF)やトレーダーがいるようだが国内勢の株の押し目買い等に邪魔され上手くいっていない。 "夢よもう一度!" で売りのスパイラルを起こしたいようだが、 "火事場泥棒" はそう何度も続けられるものではない。手口を見切られ逆を取られている印象だ
「円建て」の名目値だけを見ていると気付かないが、実は「日経平均」は上昇している(?!)「ドル建日経平均」( ↑ 標題チャート)で見ると「円高」のお陰で$264ドルまで上昇しており、これは7月の@41,500円@160.74 ≓ $258ドルより高い。つまり「投資価値」としては上昇している
ここで 我々は一体何に「投資」しているのか? - 「新NISA」開始に当って|損切丸 (note.com) を再度点検してみよう
「新NISA」で「オルカン」や「S&P」連動型のファンドを買った向きからこういう嘆きが聞こえてくる。ここで問題になるのが、彼らは「円安」を狙ったのかそれとも「米株高」を狙ったのか。おそらく両方で一攫千金を目論んだのだろうが "二兎を追う者は一兎をも得ず” 。「円安」だけ狙うなら金利の上昇している米国債の方が有効だったし(債券価格の上昇で円高分の一部はヘッジされる)、「米株高」を狙うなら「ドル円」は売ってヘッジすべきだった。元々の意図がはっきりしないリスクテイクは大抵失敗する
これは*「タワマン」など国内不動産投資にも同じ事が言える。例えば@5,000万円のマンションを売却しようとする時、ドル円が@160円ならドル価では$31.25万ドル、@140円での等価は4,375万円だ。つまりそれ以上の値で売れれば実質「儲け」になる。これは買う時も同じ
それはそれで構わない。ただ「円建て」で「投資」に「エントリー」する時もそれが高いか安いかは判断が必要になる。筆者はドル円で@135円までの修正を見ているから、仮に「日経平均」≓$260ドルで買いたければ「エントリーポイント」は@35,100円。その辺りを「押し目買い」の目安としつつ臨むのが1つの方法だが、あとは本当にそこまで落ちるのかどうか
1つ面白いのがビットコイン(BTC)などの「暗号資産」。「Z世代」等に多いそうだが、**「ドル」とか「円」とか現状の「法定通貨」をベースとした「資本主義」に疑問を抱き、自らの資産をその外側に避難させている。確かに3京円もの返済不能の「巨額債務」をこしらえてしまい、その結果生み出された「過剰流動性相場」も解消できない現在の「マネー資本主義」にあいそをつかしたのは一理ある。だからBTCも1枚 "1,000万円" なんて途方もない値段が付くが、そもそも "1,000万円" に価値があるのか、という話
「どうやって "投資" を始めたらいいのかわからない」。そういう声もよく耳にするが、誰にだって「不安」はある。それはプロも一緒。「不安」だからこそ出来るだけたくさんの材料を集め繰り返し「検証作業」をする
大事なのは「疑問」を持って「不安」を出来るだけ取り除く事。20年以上に渡る筆者のトレーダー人生もそうだったが、結局その「検証作業」の幅・深度の差が「結果」に出る。「まあ、いいか」とほったらかした「疑問」は時限爆弾のように後で必ず炸裂する。 ”後悔しない” ためのハードルは思いの外高いが、詰めておいてよかったと思えることも度々。そんな特別な事では無く、 ”普通” の積み重ねが自らを救う。これは相場に限った事ではない