米国株で配当金生活を実現できる?日本株よりもおすすめな理由とは?


夢の配当金生活を実現したいです。

米国株と日本株どちらが有利ですか?

資産形成のポイントやおすすめ投資法についても知りたいです?



投資歴20年のかいまるです。

高配当の米国株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。

米国株の魅力は、

イノベーションなど生み出す高成長企業や高配当で連続増配する

企業が多いことでしょう。



例えばApple、Amazon、Facebook、GoogleなどのGAFAのような今をときめく大型ハイテク銘柄の株価は、

ここ10年で大幅に上昇。

一方、P&G、コカ・コーラ、ジョンソンエンドジョンソンなどの老舗企業は、

配当利回りも比較的高く、50年連続で配当を増やし続けています。




これら米国の優良銘柄に投資して、

しっかりと資産形成することが”夢の配当金生活”実現への近道ともいえるわけです。


そこで、今回は米国株で夢の配当金生活実現へと題して、

なぜ米国株が優れているのか、

おすすめの投資法はどのようなものがあるかについて紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

米国株が夢の配当金生活実現に適している理由は?


米国株が適している理由をたんてきにまとめると

  1. 長期的に株価が右肩上がり

  2. 業績の安定した時価総額の大きな銘柄が多い

  3. 米国株は株主還元に積極的

という3つですね。クイックに見ていきましょう。

米国株の理由①:長期的に株価が右肩上がり


米国の株式市場は幾多の経済危機などを乗り越えて史上最高値を更新し続けています。

以下のチャートは米国の代表的な株価指数であるS&P500の過去30年のチャートになりますが、綺麗な右肩上がりで上昇しているのがわかります。

2001〜03年のITバブル崩壊、2008年のリーマン・ショック、2015年のチャイナ・ショック、そして2020年3月のコロナショックによって米国株も大暴落しました。

しかし、これらの暴落を乗り越えて米国株式市場は史上最高値を更新し続けているんですね。


一方、日本株の株価指数である日経平均株価はバブル相場の際に記録した1989年の38,957円を、30年たっても超えていません。

この株価上昇の力強さこそが米国株に投資する最大の魅力。

ちなみに、米国株のインフレ調整後のトータルリターン(値上り益、配当、利息を含む)は、過去200年のデータでも、他の資産と比較して圧倒的に高い結果を示しています。

以下の図は、1801年に1ドル投資していたと仮定した場合のリターン推移を示しています。


圧倒的に右肩上がりで上昇しているのが米国株で、200年という長期で1ドルが何と60万ドル近くにまで上昇しているんです。



米国株の理由②:業績が安定した時価総額が大きい企業が多い


当たり前のことですが、

企業が配当金を出すにはしっかりとした収益をあげることが前提ですよね。


米国企業は、日本企業と比較して業績が安定していて時価総額が大きいグローバル企業が多いという特徴があります。


例えば、アップル、マイクロソフト、P&G、コカ・コーラ、マクドナルド、インテルなどなど、多くの人がこれら企業のサービスを利用したり商品を購入したことがあるでしょう。



これらの企業は、日本でも知名度が高い超優良グローバル企業で、日本企業に比べて売り上げ、規模、競争力などで圧倒しています。


世界の時価総額ランキングのTop20のうち14社がマイクロソフトやアップルなどの米国企業。日本企業はTop100の中にトヨタとソフトバンクしか入っていません。


米国株に高配当かつ連続増配の銘柄が多いのは、やはりこのような経営規模が大きく業績が伸びている企業が多いことも一つの要因です。




米国株の理由③:米国企業は株主還元に積極的


米国企業は、配当や自社株買いなどの株主還元に積極的なところが多いです。


業績が悪い時でさえ、リストラで従業員を解雇したり、銀行から借金をしてでも株価や配当を維持する企業もあるんですよね。


米国企業は、株主からの指名によりプロ経営者が経営を行っている企業も多く、株価の大幅下落や減配は経営者失格の烙印を押されてしまいます。


なので、感覚的には米国と日本の企業は、感覚的に


・米国企業:株主 > 経営者 > 従業員

・日本企業:従業員 > 経営者 > 株主


ぐらいの優先順位で経営を行っていますかね。


これは客観的な数字にも出ていて、ちょっと古いデータですが企業が株主還元にどれくらい積極的かを表す総還元性向という指標を見ると、


平成28年の総還元性向

  • 米国企業:114%

  • 日本企業:  44%

となっています(出所:生命保険協会)。


ぐらいの優先順位で経営を行っていますかね。


これは客観的な数字にも出ていて、ちょっと古いデータですが企業が株主還元にどれくらい積極的かを表す総還元性向という指標を見ると、




  • 総還元性向とは:企業における株主還元の積極性を表す指標のひとつ。配当金と自社株買いの金額を合算し、これを当期純利益で割ったもの


米国企業は日本企業の2倍以上!というか100%を超えてますね。

高配当で連続増配している企業が多いというのも数字で裏付けられてます。

株主の利益を重視する文化があるので、利益のほとんどを株主に還元しているということです。




配当金生活の実現のカギは”複利の力”?


長期の資産形成では”複利の力”を最大限利用することが重要です。


複利とは、ザックリ言うと”利益を再投資することでさらに利益を生む”ということですね。かの世界的物理学者アインシュタインも複利を「人類最大の発明」と呼びました。


高い配当金を出す米国株投資の場合は、この配当を再投資することによって高いリターンとなることが期待できます。


一例をあげましょう。


以下の図は、米国で1871年に株式を1000ドル購入して2003年まで運用を行った場合、


①配当を再投資したキャピタルゲイン + インカムゲインの場合

②配当を再投資しなかったキャピタルゲインのみの場合

のリターン比較です。


リターンは明確に開いているのがわかりますね。


①のケースは約795万ドル、②のケースは24万ドルとなっています。配当金を再投資することでリターンが劇的に変わることがわかると思います。


米国株の高配当銘柄の利回りは3〜7%程度ありますから、これらに投資して配当金を再投資に回すことで長期的に高いリターンを期待できるということです。


なお、今回紹介したグラフや理論についてはジェレミー・シーゲル博士が書いた「株式投資の未来」という本から引用しています。しっかりとした投資理論を知ることは投資の勝率を高めることにつながります。


おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。



米国株で配当金生活を実現する方法とは?

米国株にもいろいろな銘柄もあるので、

配当金生活を実現する投資方法はいろいろありますが、

やはり優良銘柄への長期投資が基本となります

その中でも成果を上げやすい方法として、



    

  1. 成長力のあるグロース銘柄への投資

  2. 高配当の連続増配銘柄へ投資

  3. 米国ETFへ投資

の3つを紹介します。


方法①:成長力のあるグロース銘柄への投資

米国株といえばイノベーション力に優れたハイテク銘柄や新しいサービスで急成長しているグロース銘柄(成長銘柄)が多いことが特徴です。


例えば、Googleが提供する検索サービス、AppleのiPhone、AmazonやMicrosoftのクラウドサービス、Netflixの動画サービスなどなど、もはや生活やビジネスになくてはならないものになっています。


これらの企業の売り上げは右肩上がりで、ここ数年で大きく成長しているグロース株も非常に多くあり、株価も上昇率も他の銘柄に比べて高いですね。


以下のチャートはグロース銘柄全体の株価と米国の株価指数であるS&P500を比較したものです。


赤:グロース銘柄ETF 水色:S&P500

グロース銘柄が大きく上昇しているのがわかると思います。


なので配当金生活実現のために、まずはグロース銘柄に投資して資産を大きく増やしてから高配当銘柄に投資していくというのも一つの方法です。


米国株には多くのグロース銘柄がありますが、大注目の銘柄を以下の記事にまとめました。ぜひご覧ください。


方法②:高配当の連続増配銘柄へ投資


米国株には魅力的な銘柄が多くありますが、

配当金生活を実現するために既に配当利回りが高く、

今後も増配する可能性の高い銘柄に投資するという方法です。


狙い目は、以下のような銘柄ですね。


・50年以上連続増配中の高配当米国株

・20年以上連続増配で利回り5%超え銘柄

米国株の中で50年以上連続増配している銘柄は、2021年12月時点で35銘柄近く存在します。日本株は、花王の30年が最高で50年以上連続で増配を続けている企業はありません。


DMして、高配当の連続増配おすすめ7銘柄お得


方法③:米国ETFへ投資


配当金生活実現のために、

米国市場全体や米国の高配当銘柄などにまるっと投資する米国ETFに投資するのも合理的な方法ですね。


これらETFの特徴を簡単にまとめると、

・1つの商品で分散投資が可能

・価値がゼロになることは無い

・米国市場や株価指数を丸ごと買える

ということ。


例えばバンガードの主力ETFであるVTIは3600以上の米国の大中小すべての銘柄をまとめたETFです。個人で3600を超える銘柄を持つことはほとんど不可能。しかし、ETFならできてしまうんですね。


ETFに含まれる企業のうち1社が倒産したとしても、他の企業の成長でカバーできます。なので、米国経済が成長を続けるならば、米国株式市場も成長を続けることになるんです。


個別株では倒産により株が紙切れになることはありえても、ETFの価値がゼロになることは米国経済自体が破綻しない限りないでしょう。


配当金生活を行うということは、給与収入や事業収入がなくなるということですから収益の安定化が最優先。ETFへの投資は合理的といえます。


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「米国株で配当金生活を実現」まとめ

今回は米国株投資で実現する配当金生活について、配当金生活実現に適している理由や実現のカギ、そしておすすめの投資方法についてみてきました。


記事のポイントをまとめます。




・米国株は長期的に右肩上がり

・安定した配当金を得るためには優良株への長期投資が基本

・配当金再投資などの”複利の力”を活用するべき


ということです。


今回紹介した投資方法などを参考に、夢の配当金生活実現への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?



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