自己投資を本当の投資にするために「収入の入口」を作るという考え方
子どもが3歳になったくらいの頃、勤務形態を通常勤務から時短勤務に切り替えたのですが、それによってお給料ががっつりさがったため、自己投資しづらくなりました。
しかし、出産により「育児」というカテゴリーが自分の生活の中に入ってきたからといって、従前の「自己投資」カテゴリーのシェアを減らすべきでない、というのが私の価値観です。
そこで「自己投資」をなるべく減らさないで済むような方法を考え続けてきました。
その結果行きついた答えが、「自己投資したものを使った収入の入り口」でした。
この答えに行きつき、今すごく生きやすくなった気がしています。
今日は、この考えに至った経緯と、実際にいまやっていることを書きたいと思います。
自分の時間が取れずにもやもやされているどなたかのお役に立てますと幸いです。
1.私の自己投資(浪費?!)癖
私は、独身時代から、周りと比べてがっつり自己投資をしていました。
例えば、感性を磨くため、と、週末は演劇(観劇)や美術館をはしごし(美術館併設のレストランで高めのひとりランチもしたり)、海外旅行も一人でしていました。
第一印象は大事だと、衣服にもお金をかけましたし、視野を広げるために、同僚があまり読んでいないビジネス本もよく読んでいましたし、日経ウーマノミクスなどの女性向けの(高い)勉強会にも自費で出かけて行って勉強したりしました。
また、身体づくりのためにパーソナルトレーニングにも通っていました。
当時は意欲に収入が見合わず(苦笑)、お金がいくらあっても足りない、という状態。
ただ、さすがに、結婚してからは、(ようやく)収入と支出のバランスを多少は意識して取捨選択するようになり、休日着にお金をかけることはなくなりましたし、子どもが生まれると行動の制約も出てきて、観劇などもできなくなりました。
しかし、それでも、子どもが1歳児クラスにあがったあたりから、育児でしばらく抑圧されていた欲望やインプット不足に対するもやもやが爆発し、Kindleでビジネス本を読みはじめたのをきっかけに自己投資を再開しました。
しかし、それらは、なかなか収入に結びつかず。
夫からは独身時代の浪費も含めて「全然投資回収できてない」と呆れられる始末。
夫のその言葉が、ずっと私の心にひっかかっていました。
でもあるんです、これは私にとって必要だという確信が。
ストレングスファインダーでも「自己確信」が上位にあることに示される通り、私はもともと自己確信(根拠のない自信)強め。
最近なぜわたしが自己投資に対して確信的なのか、ようやく腑に落ちたのですが、私は投資によってあがる、「モチベーション」を重視しているからなのではないかと思います。
このモチベーションにより、私は行動を起こすことができますし、その行動によって、考え方も確実に変化してきています。(まだ収入に結びついてないけど)
でも投資回収できてない・・・
・・・完全にこじらせています。
2.もやもやに差し込んだ一筋の光
そんなもやもやを抱えていた私ですが、noteとは別に開設した、WordPressのブログが自己投資に対する意識を変えるきっかけとなりました。
はじめた目的は、不労所得を増やす方法として、アフィリエイトブログが自分にあうか、見極めたいからでした。
アフィリエイトブログを開設したことにより、少しもやもやが薄れました。
なぜなら、「自己投資をしたものを使って収入を得るための入口をつくれたから」です。
結果がともなっているかはさておき、「収入の入口が存在する」という物理的事実が私に安心感をもたらしたのです。
入口をおいた立地がよいかわるいか、入りやすい入口に設計されているかどうか、という質的な評価はおいておいて、入口を作ったことにより、収入入る可能性が生まれた、収入が入る可能性が0%ではなくなった、ということは、非常に意味があります。
いったん作ってしまえば、あとは質を高めておけばよいですし、他の入口との相性が悪いと感じたならば、あとから間引けばよいのです。
3.それでも紆余曲折あった
しかし、そんなにそんなに簡単にここまでこれたわけではありません。
現に、サーバー契約してから1つ目の記事をアップロードするまでに、約半年かかっています。
3歳児を育てながら働いていると、本当に時間がありません。
時短勤務に切り替えたとはいえ、それで生まれた時間は1日1時間半。
毎日定時で上がれるわけではありませんし、自己投資だけに時間を使うわけにもいきません。
こういうブログを作ろう、と予め決めたテーマがあったわけではありませんでしたので、初めはリサーチから入りました。
今思えば、サーバー契約するのはリサーチをある程度進めてからでもよかったかもしれませんが。
実際に行ったのは、次のようなことです。
やることの数は多いですが、そんなに大したことはない。
かもしれませんが、初めてやるにはやることが多すぎるし、何より時間がかかりました・・・!
しっかり勉強してからはじめたので、1発目の記事から大作を書こうとしてしまったんですよね・・・
これではいかんと、途中で内容をバスっと削り、とにかく投稿できる状態に持っていくようにしました。
8月に開設して、はじめての投稿は・・・・翌年2月。
時間かかりすぎです。
そうしてようやくできたアフィリエイトブログ記事第1号がこちら。
はずかしい・・・
でも、1発投稿できると、
次こういう切り口で書けそうだな
この記事を見てくれる人は、きっとこういう情報もほしいだろうな
大作になってしまったけど、この部分は切り出して、別のペルソナを設定したほうがよいかも
など、ブログで稼いでいる人の口からよく出る「動線」の作り方が少しずつわかってきたような気がします。
4.テーマブログはあきらめたが
アフィリエイトブログの勉強をはじめると、「テーマをちゃんと設定してブログを設計すべき」というコメントが多くあります。
しかし、飽き性でかつ時間をそんなにないので、やっているうちに、ひとつのテーマでがっつりブログを作りこむ、というのは今の私にはできない、と感じていました。
夕食づくりの外注化をテーマにしていたのですが、記事を2つ書いたらもう飽きちゃったんですよね・・・
少なくともこのテーマを深堀りするには私は向いてない。苦痛。
でも、改めて自分のお金の使い方を見直したとき、英語コーチングを受けてよかったのかどうか、今一度振り返りたくなり、それならば、英語コーチングのレビュー記事を書こうと思ったのです。
そこで、開き直って「過去の私に役立つ情報」というざっくりしたくくりのテーマにしようと思いました。
過去の私=育児と仕事に追われて自分を見失いそうになっている幼児育児中の会社員
このnoteとさほど変わりません。
けれど、noteとちがってゆるく営利目的です。笑
でも、ブログのテーマをゆるーくひろーいものに設定しなおしたことで、このブログの位置づけが「会社以外からの収入を得るための副業」という堅苦しいものから、「自己投資したものを使った収入の入り口」というゆるいものに変わったのです。
この、ゆるーい位置づけにすることが、私にとっては大事でした。
「会社以外からの収入を得るための副業」だと「すべき仕事」になってしまいますが、「会社以外からの収入を得るための副業」だと、楽しく取り組むことができるような気がするのです。
そして、英語コーチングをテーマに書いた一発目がこちら。
こちらも本当はもっと壮大なテーマで書こうとしていたんですが、途中でぶったぎって投稿しました。
まだ分解できる気はしますが、もう少し寝かしてから手を入れたいと思います。
そうこうしているうちに、3記事しかなくてほとんど成果が出ていないにもかかわらず、クローズドASP(一般募集はしておらず、スカウトでのみ登録できるASP)からもオファーが来たりもしました。
行動すれば、道が少しずつ開けていく?!
ちなみに、途中でぶった切って落とした部分からはこんな記事も生成しました。
5.なぜ私がこんなふうに考えるようになったか
「自己投資をしたものを使って収入を得る」ということを考え始めたきっかけは、Voicyでした。
尾石晴さんが(経沢香保子さんの親友の)かほこママのVoicyを紹介されていて、私もそれを聞いてみました。
そしてこのVoicyを私も聞いてなるほど、自己投資っていっているけど、ちゃんと自分で投資したものを活用しないとそら意味ないわよね、と思い、自己投資したものからどう収入を得られる仕組みを作るかを少しずつ考えていきました。
わたしはこの回答を聞いて、なるほど、たしかに私は、「自己投資」はしているつもりだけれど、それを使って「収入が得られるような仕組みをつくる」ところまで行動しきれていなかったな、と気づきました。
それって投資ではなく消費ですよね・・・。
それから、私は投資したものから収入を得る仕組みとして、アフィリエイトブログを活用することにしました。
これまで本腰を入れて運営してはいませんでしたが、これを「消費を投資に変える入り口」と位置づけたことで、心のつかえが取れたような感じがします。
市場に評価されないと収入に結びつかないですし、市場に何が評価されるかなんて、出してみないと分からないので、どんどん出してみればいいのです。
アフィリエイトブログの運営マインドを変え、私の経験(投資)を他の人に役立ててもらうべく執筆を進めているところですが、気づきもいろいろあります。
私が投資して得られたものを人に伝えようと考えているうち、自分の投資活動をレビューすることにもなりました。
この投資は果たして意味のある投資だったのか、結果に見合った価格だったのか。
これは今後の自己投資の判断基準にもなるでしょう。
尾石晴さんのサバ本でもこの考え方について触れられ、具体的に自分の収入のタネを見つけるための独自メソッドを紹介されています。
2022年7月まではKindle Unlimitedなら無料で読めるそうです。
私も尾石さんの考え方を拝借してタネを探索中。
6.支出も見直すと、より価値観が明確に
ところで、先日、毎月カツカツな気がしたので、あらためて、収入と支出を見直してみました。
すると、支出が収入を上回っていることが発覚!
あわてて支出を見直しました。
オンラインサロンを退会したり、受け放題なのにそれほど受講できていなかったオンライン英会話をより月額安い他社サービスに切り替えたり。
月々の支出とにらめっこをしたり、より安価なサービスはないかを検討したりしているときに、使いこなせていないサービスが多いかに気付きました。
オンラインサロンなんて、発信したり、交流したり、主体的に行動しないと恩恵が半減するのに。
期間限定で安くなってるからと買って読めていない積読Kindle本がやたら多かったり。
一方で、オンライン英会話で乗り換え検討のために他社サービスを無料体験をしていたら、だんだん英語学習熱があがってきました。
英語コーチングのレビューを書き進められたのも、英語熱の高まりの影響もありました。
お金は大事。
得るだけでなく、その使い方もとても大事です。
こうして限られた予算の枠を守ることで、自分に何が必要かという視点がより洗練されてくることにもなります。
必要なものを見定める選球眼を磨きつつ、お金を使いっぱなしにするのでなく、自己投資が本当の投資になるよう、考えて行動することも大事だと思いました。
もやもやしてきたら、支出を見直してみるのもいいですね。
7.おわりに
アフィリエイトブログを開設してから、実際に記事を投稿するまでにすごく時間がかかってしまいました。
反省点としては、
・基礎を学ぶことは大事。
・でも行動を起こすことも大事。
・このふたつがバランスよくできているか、時々確認したい。
ということです。
気負いすぎないよう、まずはスモールスタートで得られた経験から、雪だるま式に大きくしていくことが大事だったと大反省・・・。
そういえば、以前noteで紹介した本を紹介したら、私のnoteを通じて何冊か買っていただけたことがありました。
この記事は、コロナワクチン接種翌日に布団の中で暇で勢いで書いた記事・・・
ほとんど時間もかかっていません。
それでも私のnoteのなかでも「いいね」を多くいただけた記事です。
こういうパッションというか、そのタイミングをうまくとらえることも必要なんでしょうね。
「自己投資をしたら、熱い気持ちのうちに、それを使った収入の入口を作る」という、新しい習慣になりそうです。