食のデザイン
目があってから、お腹の中でエネルギーになるまで、ドキドキ感動しっぱなしだった
蕎麦切り文目堂さんの「鴨汁蕎麦」
目の前にソッと置かれた蕎麦に、しばらく見惚れてしまった。
蕎麦の標高
笊の細やかな網目
お椀の背丈
どこを切り取っても美しい
箸に手を添えると、これまた蕎麦を食べる為に作られたような、箸だった。
持ち手部分の厚みと、先端は口に入れた時に、蕎麦を引き立てる繊細な細さ。お箸ひとつでも、味が変わるの事に気付かされた。
焼きねぎの魅せ方も素晴らしい。
厚み・焼き加減が抜群なため、香り・歯ごたえ、ねぎの特徴を全て生かしてある。
勿論、鴨も優しい厚みに旨味が詰まっていた。
そんな鴨と葱の出汁が優しく混ざりあっていた。
どこを取っても美しく美味しい個の作品たちを、蕎麦という形で合わさって更に感動が生まれる
細部まで行き届いた気の配り方、お互いを高め合う素材の組み合わせ。もう、美味しさに作り手の想いが重なり終始感動した、午後休取ってランチでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?