岡本 啓毅(UZUZ代表取締役)|自己紹介
はじめまして、岡本啓毅(おかもと ひろき)です。
「株式会社UZUZ(ウズウズ)」という人材紹介会社にて代表取締役を、「株式会社WWW(ワロタ)」というマーケティング会社でCOOをやっています。また、“ウズウズ働く若者を増やす”ために、TwitterやYouTubeで発信もしています。
このnoteでは、今まであまり話していなかった「岡本啓毅とはどんな人間か?」についてお伝えしていきます。少し長くなりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。
岡本啓毅の人生目標
私の人生をかけた目標は、「自らと若者がウズウズ働ける世の中を作る」ということ。
25歳で創業した「株式会社UZUZ」は、20代の若者のキャリア支援を行う会社です。この会社の経営を通じて、人生目標を達成すべく日々仕事に取り組んでいます。
とはいえこの目標、実は社会人として働き始めてから定まったもの。
それまではポーカーやパチンコにハマりまくる、率直にいって「ダメ人間」でした。
そんな私が、どのような経緯で「今の自分」になっていったのか。これから岡本の過去について、振り返らせていただきます。
略歴
・1986年生まれ
・北海道旭川市出身
・アラバマ州立大学ハンツビル校の理学部物理学科卒
・ベインキャリージャパン(現ギークス株式会社)に入社
・1年で退職
・若者のキャリア支援をする人材紹介会社に、無給を条件にすべりこむ
・株式会社UZUZを創業
・YouTubeで配信をはじめる
・Twitterで発信をはじめる
・株式会社WWWを立ち上げ
生まれてから〜学生時代
1986年の4月生まれ、北海道の旭川市の出身です。
高校で付き合った彼女と「絶対結婚するんだ!」とのぼせ上がり、彼女が北海道の大学に進学するので同じく北海道の大学への進学を決意。…が、思いっきりフラれてしまいました。
そうして北海道から離れるように、アメリカに留学することに。
“彼女にフラれたから”が留学の一番の理由ですが、心の中にうっすらあったのが「研究職になりたい」という気持ちです。
元々理系科目が好きだったこと、そして、アインシュタインのような“死後にも多くの人にプラスの影響を与えられる人”って超かっこいい!という憧れがありました。
そんな気持ちで、アメリカのアラバマ州立大学ハンツビル校の理学部物理学科に進学。留学した当初は「やるからには最速で首席で卒業するぞ!」と意気込んでいました。
結果留学して1年後には、オールAで3年生に進学。「このまま進めて、2年半で大学を卒業してやろう!」と思っていましたが、人生そう上手くはいきません。
なぜなら、ポーカーと出会ってしまったから。
ポーカーと聞くと「ギャンブルかよ」と思う人も多いかもしれません。まあ実際にギャンブルではあるんですが、実はポーカーは運よりも実力がものをいう世界なんです。
確率計算しながら相手の動きを観察し仮説を立てて勝利に導く…思い通りにいかない時もいかに冷静にメンタルを保つかで勝敗が大きく左右する世界……。私は、どっぷり浸かってしまいました。
毎日15時間オンラインポーカーをプレイし続ける日々。当然授業にも行かなくなり、成績はガタ落ち。自業自得の結果ですが、当初予定していた2年半での卒業は叶わなくなりました。
研究者になるのも、研究職を目指している人たちの物理の向き合い方と自分を比べて、早々に諦めることに。
今でこそYouTubeやTwitterで就活のイロハを偉そうに話している私ですが、代表的な「堕落した学生」だったんです。
新卒の就職活動
ぐーたら生活を送りつつも、将来について漠然と考えるようになった頃。私の考えは、以下にまとまりました。
仕事をする時間は人生で一番長い。だったらその長い時間をかけて取り組むことで、世の中に大きな影響を与えられるようになりたい。物理学者にはなれずとも、社会に大きなインパクトを生むような人になりたい。よし、それなら将来は「起業」一択だな!
そんな私の「就活の軸」が、以下。
・起業するならお金を稼げる存在にならないと
・それなら営業職だな
・起業するから(なんとなく)大手よりベンチャーを選ぼう
今振り返っても、圧倒的に短絡的な思考回路です。
さらに、
「1年で起業するので辞めます。それでも良ければ雇ってください。」と全ての面接で伝える。その中で一番最初に内定をくれた会社に就職する。
という謎ルールを設けたうえに、「どこに入ったとしても自分がやり切るだけ」こんな建前の元に企業研究もろくにせず就活を進めていました。
結果、ことごとく面接に落ちまくることに。
そんなダメ就活生でしたが、ベインキャリージャパン(現ギークス(株))が奇跡的に内定を出してくれ、その場で入社を決意します。
1社目〜退職〜創業
入社後は、IT業界のフリーランスの方々の働き方を支援し、企業とマッチングする営業(SES営業)として勤務。
本当に素晴らしい方ばかりの会社でしたし、仕事もやりがいたっぷり。ですが、当初決めていた通り1年で退職。晴れて第二新卒となります。
1社目を退職してからUZUZを創業するまでは、UZUZの前身となる若者のキャリアを支援する人材紹介会社で1年ほど働きます。
そして私の人生目標が定まったのは、この“前身の会社”で働いたときです。
それまでは正直、若者のキャリアに特に興味はありませんでした。実際に携わるようになって「これはおかしなことになっているぞ...」と感じるようになったんです。
私がこの業界に携わった2011年の頃は、既卒や第二新卒に対する風当たりは今よりだいぶ強く、
「既卒なんて、新卒で決まらなかったダメな人たちでしょ?」
「第二新卒なんて、一社目を短期間で辞めた根性なしでしょ?」
と人事の方に直接言われることも、一度や二度ではありませんでした。
求職者の方の中には「就職のチャンスがあれば絶対に活躍できる」と感じるような魅力的な方が沢山います。
本来は活躍できる人なのに「第二新卒」や「既卒」というレッテルを貼られてチャンスが貰えないなんておかしい。既卒や第二新卒でもセカンドチャンスがもらえるような世の中にしていきたい!
こんな気持ちがどんどん強くなり、ついに「この領域で会社を立てて、人生を賭けて取り組んでいきたい」と決意。
前身の会社の社長が引退を考えていたこともあり、事業を買い取る形で「株式会社UZUZ」を2012年2月22日(第二新卒の日と勝手に決めましたw)に創業しました。
2012年|若者がウズウズ働くための“マーケティング”
まず最初に着手したことは、マーケティングです。
私たちがサポートしている若者は就業経験がない方・少ない方が多く、雑なマッチングをすると、短期離職に繋がってしまいます。=ウズウズ働けなくなるので、一人ひとりとしっかり向き合う必要があります。
とはいえ時間をかける程に収益性は落ちる。さらに一般的な人材紹介の相場よりも紹介単価は安い。そんな中で収益を上げ続けるためには、マーケティングが必要不可欠でした。
具体的な方法は、クロスメディアマーケティングを意識して、各集客チャネルを育てていくこと。
今の若者はとても賢く、表面を取り繕っただけの広告はすぐに見抜きます。「なんか嘘くさいな…キャリア相談したくないわ」と感じたら登録してくれません。
また、数ある人材会社の中からUZUZを選んでもらうには、ファン化が大切です。「UZUZに仕事を紹介してほしい」と思ってもらうためにも、接点を多く持つことが大切だと考えてきました。
そのため意識的にLP(ランディングページ)への導線は貼らず、チャネルをまたいで回遊(例:YouTube→Twitter→検索エンジンで“UZUZ”と検索)してもらえるように設計し、コンテンツを作ってきました。
コツコツと取り組んだ結果が実を結び、今では他社よりも圧倒的に抑えたコストで毎月2,500~3,000名ほどの新規登録を獲得できるようになっています。
2016年|ミスマッチを減らすための”ウズウズカレッジ”
「百聞は一見に如かず」という言葉をご存知でしょうか?
実はこの言葉には続きがあります。
百聞は一見に如かず 百見は一考に如かず 百考は一行に如かず 百行は一果(効)に如かず 百果(効)は一幸に如かず 百幸は一皇に如かず
意味はこんな感じです。
聞くだけでなく、実際に見てみないとわからない。見るだけでなく、考えないと意味がない。考えるだけでなく、行動するべきである。行動するだけでなく、成果を出さなければならない。成果をあげるだけでなく、それが幸せや喜びにつながらなければならない。自分だけだなく、みんなの幸せを考えることが大事。
これは仕事でも同じこと。
起業した当初から、仕事の経験がない・少ない若者がミスマッチなく就職するには、キャリアアドバイザーの説明だけでは不十分ではないか?と考えていました。
その課題を解決するために立ち上げたのが、ウズウズカレッジ。ITエンジニアを目指す方が実務に近い経験を積むことができるスクールです。利用した方は、通常の人材紹介と比べて短期離職率が半分以下になっています。
2017年|より多くの若者に価値を届けるための”YouTube”
人材紹介の素晴らしい点は一人ひとりの求職者としっかり向き合えるところ。しかし、多くの求職者を担当できない点がデメリットです。
「直接会ってサポートできない方の就活の悩みを解消したい」そう考え、YouTubeの運用をはじめました。
現在では合計チャンネル登録数42,000人を超え、日々「このチャンネルのおかげで内定獲得できました!」という嬉しい声をいただいています。
2020年|”マーケティング支援会社”の設立
これまでより多くの若者がウズウズ働けるようにと取り組んできたUZUZ。2020年に直面した課題は、UZUZだけで頑張っていたとしても世の中に与えることができるインパクトは小さいし、時間がかかりすぎるというものです。
そこで立ち上げたのが、グループ会社の株式会社WWW(ワロタ)です。ふざけた社名に見えるかもしれませんが、大真面目に作りました。
UZUZが今まで培ってきた再現性あるノウハウは“マーケティング”です。そのノウハウを「人材会社」や「採用企業」に提供し、各社のマーケティングパワーを高めていきます。
その結果、求職者が素晴らしい人材会社や採用企業と効率よく出会えるようになる。効率よく出会えれば、サポートや採用活動により力を入れることができ、ミスマッチは生まれづらくなるはずだと考えています。
株式会社WWWでは、採用に関わる方にノウハウをお届けするために「HRマーケコミュニティ」という、クローズドオンラインコミュニティを立ち上げました。
人材業界や採用に関わる方で、マーケティングを学びたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください!
UZUZの履歴書
ここまで長い文章を読んでいただきありがとうございました。
UZUZは、現在10期目に突入。これまでの歴史と未来の話を「UZUZの履歴書」としてまとめました。よければ見ていただけると嬉しいです。
(絶賛採用中なので、もし少しでも興味があればこちらからご応募ください)
岡本 啓毅の“これから”
皆さん十分おわかりかと思いますが、学生時代の私は正直いってダメダメ人間でした。
そんな私でも、社会に出てから必死に働くことで、多くの方から「岡本さんのおかげで内定が取れました!」と嬉しい声をいただけるようになっています。
このnoteを読んでいる方の中には、今の自分の状況に満足できていない方もいるかもしれません。
そんな方には「そこまで悲観する必要はないよ!」と伝えたい。だって今からの行動次第で、可能性はどんどん広がっていくから。
私自身、“ダメだった自分”を知っているからこそ、今は足を止めることなく行動できているんだと思っています。
株式会社UZUZを立ち上げてから10年間、若者のキャリアとずっと向き合い続けてきました。ですが、まだまだ目指すゴールに対しては道半ばです。
これからの全力で取り組み、一人でも多くの若者がウズウズ働けるようにチャレンジし続けていきます。