【🇯🇵 福島#1】若き白虎隊が守り抜いた鶴ヶ城にはいろんな呼び名があった!
コロナ禍の感染者数に一喜一憂していた時期も落ち着き、少しずつではあるけど観光地に活気が戻りつつある中、東日本大震災以降いつか訪れたいとずっと思っていた福島へようやく行くことができました。今回は新幹線&レンタカーです。東北自動車を利用して仙台へ向かうことは稀にあるのですが、会津を訪れるのは初めてなのです。
余り予習をせずに訪れてしまったので、行ってみたい場所を巡るという観光よりは、ソースかつ丼と喜多方ラーメンを食べるための旅になってしまいましたが、若き白虎隊が決死の想いで守り抜いたこの地をもっと知りたいと思うようになりました。
今回の旅は東京駅から。短期間の週末旅で時間を有効に使うためには朝早いスタートが肝心ですね(汗 実はE5系の新幹線に乗車するのはこの時が初めてでした(苦笑 長距離でなければ車で出かけたり、多少距離があればステータス修行がてらに飛行機を利用することが多かったので、特に東北新幹線はめちゃ久しぶりです。
写真が前後してしまいましたが、6時40分のやまびこで郡山を目指します。電車旅の楽しみといえば駅弁ですよね(笑 ただ写真が残っていなかったので、たぶんお弁当は購入しなかったのかな?お弁当や地方での食事などでは必ずと言っていいほど写真を撮る人なので…(苦笑
郡山駅は8時20分過ぎに到着したので、東京駅から概ね1時間40分ほどでしたでしょうか。多少雲が目立ちましたが、青空も覗いていました。レンタカーの予約が9時からでしたので少々駅をプラプラと。
訪れたのが3年前の11月、紅葉から冬支度が始まるシーズンだったのですが、こちらはクリスマスに向けたイルミネーションでしょうか?中央には郡山市のゆるキャラ「がくとくん」が鎮座しています。
この場所だけでなく街路樹にもたくさんの電球が仕掛けられていたので、ライトアップが始まるとさぞ綺麗なんだろうなぁということは容易に想像がつくくらい沢山の電球がありました。
郡山駅でレンタカー(今回も軽自動車ですよ)を借りて、東北道、磐越道をひたすら走りまずは鶴ヶ城へやってきました。東口観光駐車場に車を停めたのですが、駐車料金は2時間でも300円とお安いです。
二の丸公園から廊下橋を渡って本丸へと入っていきます。この日は七五三を迎えたお子様連れのご家族が多く、この橋で記念写真を撮られていましたね。
陽射しもあって、紅葉もまだまだ綺麗でしたね。会津の紅葉スポットとしてはここ鶴ヶ城の他にも五色沼や国指定の名勝にもなっている御薬園、塔のへつりなども有名です。
天守閣が見えてきました。住んでいる神奈川県にも小田原城があって、小田原市内に住んだこともあるのですが、大きさははるかに鶴ヶ城の方が大きいですね。
正式には?若松城らしいのですが、福岡県にも同じ呼び名の城があるため会津若松城とも呼ばれるそうですが、地元の人には鶴ヶ城と呼ばれることの方がい多いようです。他にも会津城や黒川城などと称される文献も見つかっています。
現在の天守閣は20世紀の中頃から後半にかけて復元されたものです。戊辰戦争では会津藩も奥羽越列藩同盟として手を結び、新政府軍を数では圧倒していたはずですが、仙台藩の裏切りなどもあり新政府軍に追い込まれ、会津藩士の子弟として礼を重んじる教育を受けてきた白虎隊士たちが決死の想いで守ろうとした会津を象徴するお城ですね。
鶴ヶ城公園内には千利休の子・少庵が建てたと言われている茶室麟閣があります。千利休が豊臣秀吉の怒りにふれ、処刑されてしまったことは有名ですが、千家の茶道が絶えるのを惜しんだ会津城主は、利休の子である少庵を会津にかくまっていたそうで、その時に建てられたのがこの麟閣と伝えられているそうです。
私は茶道のさの字も判らないのですが、奥さんが趣味でお茶を習っているので、どうしてもここに来てみたかったのだそうです。
戊辰戦争後は城下に移築された保存されていた時期もあったのだそうですが、平成に入ってから元の場所である鶴ヶ城内に移築復元されました。
麟閣のみの入場は210円になりますが、600円で一席(お菓子付き)いただくことができました。薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)は膨張剤や添加物などが一切使用されていないんだそうです。
あまり聞き慣れない名前ですが、大和芋、山芋、つくね芋(これは聞いたことがなかった)を薯蕷と呼ぶそうで、この薯蕷芋を饅頭の皮に用いた蒸し菓子が薯蕷饅頭なんだそうです。美味しくいただきました。
郡山駅
鶴ヶ城(会津若松城)
麟閣
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