【🇯🇵 島根#1】松江城の堀川めぐりはかなり楽しいから乗ってみて!
境港で一泊し、朝から島根県へ入りました。堺水道大橋を渡るとすぐ島根県松江市美保関町に入るのですが、ここには出雲大社と並ぶ2大パワースポットとして崇敬され、2つともお参りする(両参り)することでご利益がさらにアップするとも言われている美保神社へ。Google Map で位置を確認するとすぐ近くに三保神社(どちらもみほじんじゃ)もあったのですが、こちらも美保神社の本殿と同様に2つの大社作りを連結してお祀りしている、この地方だけにみられる特色ある造り(美保造)となっています。
出雲大社へ向かう準備(両参り)が整ったところで、宍道湖方面へ車を走らせ松江市内へ。国宝松江城では、内堀・外堀を小さな船でのんびりと巡る遊覧船(堀川めぐり)を楽しみました。お城の周りを一周できる遊覧船は全国でも松江だけらしく、堀に架けられた17もの橋を屋根を下げながら通過する(屋根下げ)のはかなり楽しめるのでお勧めのアトラクション?です。
境港で一泊して今日は出雲大社を目指すのですが、堺水道の向こうに出雲大社と並ぶパワースポットがあって、出雲大社と両方をお参りすることでさらにパワーアップする神社があるらしいということで、美保関漁港にある美保神社へやって来ました。
こちらでは毎朝8時半に朝御饌祭(あさみけさい)と呼ばれる神事が行われているということで早起きしました(笑 古くから商売繁盛、海上安全、縁結びなど多くの信仰を集めてきた、大国主の長男である恵比寿様(事代主命)の総本山です。鳴り物好きの神としても知られているらしく、朝御饌祭巫女さんが舞う姿が見られたのも珍しかったですね。拝観は自由です。
一の鳥居、二の鳥居をくぐると見えてくるのが神門です。出雲大社のように大きなしめ縄がありました。写真には収めてこなかったのが残念ですが、こちらの狛犬はとても優しい表情で、目には黒く光る石が填め込まれています
美保神社は8世紀に編纂された「出雲国風土記」の神社台帳にも記載されるほどの古社なんだそうです。近世から「大社(出雲大社)だけでは片詣り」と言われるようになり、出雲大社とともに参拝する方が増えたんだとか。我々もしっかり乗っかってきました。
現在の社殿は1800年の大火で失われたものを、1813年に再建したものだそうです。大社造の左右二殿連棟の「美保造」または「比翼大社造」と言われる特殊な形式で、国の重要文化財に指定されています。
さて両参りの準備が整ったので出雲方面へ向かいましょう。
松江市内に入って松江城にやってきました。お城を囲むお堀を遊覧船で一周できる堀川めぐりが有名で、堀にかかる17もの橋を屋根を下げながら潜るというので楽しみにしていました。
現在は一日乗船券で大人 1,600円になっているようです。乗船場はこちらのふれあい広場(黒田町)と大手前広場(殿町)、カラコロ広場(京店)です。乗船案内のサイトを引用で貼っておきますね。
小雨もパラついていたのと時間的にも空いている時間だったのかな、我々ともう二組のご夫婦の6人で乗船しました。船頭さんが観光案内をしてくれながらのんびりと船は進んでいきます。
さぁ橋が近づいてきました。船頭さんの合図で船の屋根が下がってきます。同乗していたご夫婦の後ろ姿を撮らせていただいたので屋根の低さが伝わってきますでしょうか? あっ、もちろん土禁のお座敷船で、涼しくなると毛布や布団が用意されているのも嬉しいですね。
せっかくなので屋根が下がる様子を動画にも収めてきました(苦笑
こちらは小泉八雲が日本で最初に書いた怪談「小豆磨ぎ橋」にでてくる女性の幽霊なんだとか。たぶん船頭さんが説明してくれていたので写真に撮ったんだと思いますが、記憶なすっかりなくなっていて(汗
いよいよ松江城の場内へ入っていきます。少々雨が降っていましたが、傘を差さなくても済みました。
関ケ原の戦いでの功績から隠岐・出雲を収めた堀尾氏には跡継ぎがなく3代で領地をはく奪。京極氏が藩主となり築城から20年余りを経て現在の姿になったんだそうです。
大手前広場で船を降りて松江城の天守閣を目指します。松江城は江戸時代またはそれ以前に築城され、壊れることなく現在までその姿を残す、全国には12城しか残っていない現存天守のひとつです。
現在は天守の防災施設整備工事が行われているようで、園路の一部も通行止めになっているようです。工事は2025年3月まで行われます。ちなみに天守への登閣には影響がないみたい。
1611年(慶長16年)に完成した松江城天守は、彦根城や姫路城と並んで近世の城郭最盛期を代表する天守として国宝に指定されています。
姫路城のような見た目の壮大さはなく落ち着いた佇まいですが、歴史的情緒があって、現存天守12城の中で広さは第2位、高さは第3位なんだとか。感覚的には小田原城よりやや大きめかなぁといった印象でした。天守から降りてきてお茶屋さんでぜんざいをいただき、ぼちぼち出雲へ向かいます。
二の丸には松江神社があって、ここで発見された祈祷札が国宝に選ばれるきっかけになったんだとか。松江開府の祖である堀尾吉晴、藩主の松平直政・松平治郷 、徳川家康が祀られています。ちなみに縁結ぶの地である松江神社の絵馬はハート型なんですね。
松江神社のとなりに洋館が。明治36年に松江市が工芸品陳列所として建てたもので、明治天皇の行在所に使用する目的で造られたので、装飾・彫刻を多く用いた仕上げになっています。後の大正天皇が山陰を訪れた際の御旅館としても利用され、迎賓館としての役割も果たしたそうです。島根県指定有形文化財になっています。
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