【🇯🇵 栃木#1】陽明門は修復工事中と知ってはいたが敢えての日光！

2024年10月7日 07:43

今回はマイカー旅行ということで東北自動車道をひた走り、JR宇都宮駅に寄って餃子を堪能。そのまま日光方面へ移動し鬼怒川で一泊という二日間の旅です。旅行を計画する時点で日光東照宮の陽明網が修復工事中であることは知っていたのですが、だからこその工事中の様子を見にわざわざ出かけるという、ちょっと変わり者なのかもしれません（苦笑

小学校6年の修学旅行で日光を訪れることが定番でしたので、その時の陽明門、三猿、眠り猫、華厳の滝は40年以上たった今でも覚えてはいたのですが、歳を重ねてから見る日光東照宮もその歴史にちゃんと向き合ってみたりと、今の方がちゃんと修学旅行になっていたのかもしれません（汗

マイカー旅行は横浜から首都高で都内を抜け、東北自動車道へ入ってひたすら北上。宇都宮ICを出て宇都宮駅へやってきました。朝に出発しても3時間くらいかかったでしょうか、朝食にはちょっと早いけど昼食にはちょっと早いブランチで宇都宮名物をいただきます！

そう、静岡県浜松市と一世帯あたりの年間支出額を毎年のように争ってきた餃子です。昨今では味とともに食べ方の違いも比較されるようになり、ますます戦いは白熱してきているようですね。

今回はJR宇都宮駅前でひと際目立っていた宇都宮餃子館西口駅前中央店にお邪魔しました。ドライブ旅でなければ間違いなく BEER と一緒に食べたのですが、今回はおとなしく？チャーハン・餃子にしました。

駅前には宇都宮駅の名物にもなっている餃子像があります。ビーナスが餃子の皮に包まれた「餃子のビーナス」を掘ったものらしく、テレビのバラエティ番組の町おこし企画として、宇都宮市とのタイアップで作られました。

制作当初は宇都宮駅東口の広場に設置されていたそうですが、2008年の東口再開発事業で西口に移転しようとクレーンで釣り上げたところ、ワイヤーが外れて落下、真っ二つに割れてしまったそうです（苦笑　年内に修復がい粉われて、現在は西口のペデストリアンデッキの下に設置されています。
ちなみに隣のカエルの像も気になりますよね（笑　ふとガマの油が頭をよぎったのですがそれは筑波（茨城県）ですよね（汗　諸説あるようですが、駅前に置いて「観光客をでむカエル」、駅前で「餃子を食べてカエってください」などの想いが込められているとか、いないとか…

宇都宮駅で餃子を堪能したので、再び小一時間ほど車を走らせて日光東照宮に来ました。我々が訪れた時は、昨年の6月から約6年計画での平成第一期第三次事業により、本殿・石の間・拝殿と陽明門が大修理中でしたが、むしろ大修理中の様子を見てみたいということで、敢えての日光旅を強行しました。

日光東照宮の五重塔は1818年の江戸後期に建てられました。私もまったく知らなかったのですが、日光東照宮の五重塔はなんと平屋建てだったんですね。床は一階にしかなく、中は吹き抜けのため平屋なのだそうです。建築士の方はよくご存知なんでしょうね。

表門を抜けるとすぐ右手に見えてくる、奈良東大寺の正倉院と同じ校倉造りで朱塗りの建物が三神庫で、門に近い方から下神庫、中神庫、上神庫になります。

神庫は祭具を入れる倉という意味らしく、東照宮のお祭りに使う道具などが納められているそうです。また上神庫の南側には象が二頭彫刻されているらしく、東照宮が作られた400年以上も前に動物園があったわけでもないので、この象は「想像の象」と呼ばれています。

日光東照宮と言えば小学校6年生の時の修学旅行でも見た三猿を鮮明に覚えています。神厩舎はご神馬をつなぐ厩（うまや）で、昔から猿が馬を守るとされていることから、長押上の8面に猿の彫刻があって、人間の一生が風刺されています。中でも有名なのがこの三猿ですね。

三猿の「見ざる、言わざる、聞かざる」は論語にある「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、非礼勿動」という言葉がもとになったと言われていますが、であれば四つありそうなもんですよね。実際に中国やタイなどの一部の国には四猿があるのだとか…

工事中の陽明門です。想定内ですよ、はい！　しっかりと足場で覆われていますからね（苦笑　東照宮の大修理は昭和25年に遡り、昭和61年の第二期工事の終結を以って指定建造物の主要な修理が終了していますが、その後の第三期工事として維持補修を中心とした事業が平成14年まで継続されました。

平成15年度からは第四期への移行し、中神庫の根本的な修理が。平成19年度からいよいよ拝殿をはじめ唐門などの重要な主社殿の工事に取り掛かり、平成25年4月に竣工しました。同年6月からはいよいよ第四期（平成第一期）として本殿・石の間と共に陽明門にも着手し、我々が訪れたこの時に至っています。

唐門は東照宮の本殿を守護するように建てられた門で、貝殻をすり潰して作られた胡粉（ごふん）で門全体が白く塗られているのが特徴ですね。新年や例大祭などイベントの時のみ開放されているので、タイミングが合えばくぐることができるかもしれません。

こちらは国宝にも指定されている眠り猫。徳川家康の墓所がある奥社への参道入口、東回廊潜り門に掲げられていて、牡丹の花の下で眠っているとされています。

地方自治法施行60周年を記念して造幣局が発行した「地方自治法施行60周年記念貨幣」には、日光東照宮の眠り猫をデザインした五百円硬貨がある。発行枚数は180万枚らしいです。実は私も持っていたりします（汗

日光東照宮本殿の裏手には奥宮（奥社）があって、徳川家康のお墓とされる宝塔があります。東照宮の境内の中でも最も高い位置にあり、眠り猫を潜って石畳が敷かれた森の中を5分程歩くとこの鋳抜門（いぬきもん）が見えてきます。こちらは国の重要文化財に指定されています。

名前のとおり建築部材が鋳型で制作されており、金属パーツを組み合わせて作られているので、当時からその精度の高さが窺えます。

鋳抜門の奥に鎮座する奥社宝塔です。こちらも国の重要文化財で、８角形、９段の基檀の上に建てられています。

この宝塔の下で徳川家康は永眠したとされ、つまりは遺骨が納められているとも言われていますが、創建以来掘り出したことがないので、本当に家康が遺骨があるのかは不明とされています。静岡県の久能山東照宮にも同様な神廟と呼ばれる塔があり、本人の遺言により久能山東照宮に眠っているともされています。どちからなのか、どちらも正しいのか…

小学校の修学旅行の記憶でもう一つ鮮明に覚えているのが本地堂（薬師堂）の鳴き龍です。看板は「鳴き」の送り仮名が無いんですね。本地堂の内陣は国の重要文化財に指定されているんですね。

こちらの天井に描かれている「龍」の頭の下あたりで拍子木を鳴らすと、その反響がまるで龍が鳴いているように聞こえるということから言われているそうですが、頭の下でパチン！と手を叩いても聴こえると伺って、必死に手を叩いた記憶があります（苦笑

龍の原画を書いたのは狩野派の巨匠である狩野安信で、1961年の火災で安信の画は焼失してしまったのですが、その後1966年に堅山南風（堅の下の"土”を”立”と書くようです）により修復画が制作されたんだそうです。

東照宮に来たら二荒山神社をスルーするわけにはいかないですね（汗　日光の氏神様でもある二荒山神社のご祭神は大己貴命という縁結びの神様で、大国主大神と並ぶ主祭神です。

日光最強のパワースポットとも呼ばれ、拝殿・本殿は現存する最古の建造物で、国の重要文化財にも指定されています。良縁や夫婦円満、家庭円満のご利益があるスポットが点在するほか、神苑内にある大国殿では、開運・幸運など様々な願いが書かれた小槌があるので、それを振って祈願します。

日光東照宮を堪能したので、今度はもう一つの修学旅行スポットへ向かいましょう！

宇都宮駅

駅の情報（宇都宮駅）：JR東日本 (jreast.co.jp)

JR東日本

宇都宮餃子館

宇都宮餃子館西口駅前中央店｜店舗案内｜スタミナ健太の宇都宮餃子館 (gyozakan.jp)

宇都宮餃子館西口駅前中央店

餃子像

宇都宮餃子像 - 宇都宮市の歴史・資料館｜栃ナビ！ (tochinavi.net)

栃ナビ

日光東照宮

日光東照宮ホームページ (toshogu.jp)

日光東照宮

二荒山神社

日光二荒山神社 (futarasan.jp)

日光二荒山神社

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