【🇧🇪 アントワープ#0】超絶美しい駅からアンティゴーンの手を拾いに行くよ!
ベルギーのブリュッセルへは日付が変わるギリギリの深夜に到着。深夜着が航空券手配の段階で判っていたので、ホテルはブリュッセル中央駅から徒歩2分の激近い場所を確保しました(笑 翌日はいつも通り?>早朝からの観光スタートです。
初日は午前中の内にアントワープを観光して、お目当てのお店でランチしてきました。ブリュッセルからアントワープへのアクセスは電車以外にバスもありますが、1時間弱で到着できるのでブリュッセル中央駅から電車で向かいました。たぶんブリュッセル北・中央・南のどの駅から乗っても同じ料金なのかもしれません。
深夜のブリュッセル到着から一夜明け、朝はホテル周辺を散歩してから観光をスタートさせます。散歩の様子は次の記事で書くとして、ベルギー第2の都市アントワープへ向かいます。
ブリュッセル中央駅から40分程でアントワープ中央駅に到着です。途中、窓の外には小雨がチラついていましたが、なんとか傘をささずに済みました。
アントワープ中央駅は階層化されやホームが見渡せて面白いですね。
あ~っ、ガイドブックなどでもお馴染みの超絶美しい景色が見えてきました。遠目に見てもその美しさが伝わってきます。
駅構内の美しさを収めたのがこの記事のカバー写真です。世界一美しいとも言われる駅は中だけでなく外観も圧巻でした。しかも駅前広場には観覧車があるなど、もう駅前広場というより遊園地ですね。またこの観覧車の回転がちょっといい感じの勢いでした(汗
観覧車の手前にバンジーのようなジャンピング・シートの遊具があって、これで遊んでいた、おそらくまだ2歳前だろうと思われるかっこいいベイビーが飛び跳ねていたので動画で撮ってしまいました(笑
アントワープ中央駅を後に聖母大聖堂を目指します。直線的に行けば20分少々で到着できると思いますが、ショッピングストリートや見たいオブジェもあるので、のんびり30分程かけて歩きます。
中央駅から Kipdorpvest を少し南下して Hoplannd 通りに入り、Wapper広場を Meir通り方面に歩くと The Rubens House Museum(ルーベンスの家)があります。
フランダースの犬でもネロが憧れた名画を描いた画家ですよね。ブリューゲルやファン・エイクと並ぶ、西洋美術史のビッグネームです。
ルーベンスが1640年に亡くなるまで住み続けたのがアントワープですが、生まれは現在のドイツ・シーゲンです。彼の自宅兼アトリエがそのまま美術館として一般公開されています。
ワッパー広場は市民の憩いの場になっているんですね、ベンチや椅子もたくさんあって、朝早い時間にも関わらず多くの人が寛いでいます。広場沿いにはカフェも多いのでのんびりするには最高の場所です。
ワッパー広場からアントワープのショッピングストリートとして賑わうマイル通りを西へ向かうとありました、ありまたぁ!アンティゴーンの手です。身長180cmの私が肩を並べるくらいけっこう大きいです。
後ほどマルクト広場の写真でもご紹介しますが、アントワープに伝わる伝説で、ブラボーに切り落とされて投げられた手を表現したものらしいです。これに寄りかかって写真を撮る観光客が多いです。私も…
Meirbrug(マイルブルグ)あたりはトラムも走る Huidevettersstraat(ホイデヴェテル通り)との合流地点で景色の抜け感がいい場所です。
バスも好きですがトラムも大好きなんですよねぇ。
グルーン広場まで歩いてきました。聖母大聖堂がかなり近くに見えています。中央にある像はルーベンスですね。この周辺にもレストランやカフェなどもたくさんあって賑やかです。メトロやトラムで大聖堂を訪れるには Groenplaats が最寄り駅になります。
聖母大聖堂の前にきました。この場所には以前日本とアントワープ有効の象徴としてトヨタが寄贈したフランダースの犬の記念碑があったのですが、様々な経緯があって?2016年からこの石像に置き換えられたようですが…
世界遺産にも登録されている聖母大聖堂に入りました。入場料は10EUR前後くらいだったと思います(汗 14世紀から16世紀に建設されたゴシック様式の大聖堂は、ここにこなければアントワープに行ったことにならないとまで言われるほどの名所なんですね。日本人にはフランダースの犬の聖地として知られ、主人公のネロが最後に見た絵画がこちらに展示されている「キリスト昇架」「キリスト降架」です。
勉強不足でフランダースの犬はちゃんと見てこなかったのですが、最終回のこのシーンだけは良く覚えています。
大聖堂からすぐのマルクト広場でひと際存在感のあるたてものが庵とワーク市庁舎です。こちらも大聖堂とともに「ベルギーとフランスの鐘楼群」のひとつとして世界遺産に登録されています。ベルギー国内でも最大のルネサンス建築で、目の前には古代ローマの兵士ブラボーの像があります。
先ほどのマイル通りで見かけたアンティゴーンの手の写真と合わせてみました(苦笑 古くから伝わる伝説で、スヘルデ川岸の城に住んでいた巨人アンティゴーンは、城付近を通行する船に通行料を求め、応じない者の手を切り落として河へ捨てていたが、ローマ戦士のブラボーがこのアンティゴーンの息の根を止め、手を切り落として投げ捨てたとされこの像や手のオブジェになっています。
アントワープという地名もこの伝説に由来していると言われていて、Hand(手)+ Werpen(投げる)が元になっている…らしいです(汗
とにかくこの市庁舎のあるマルクト広場の景色が美しいので動画でもぜひご覧ください。
大聖堂前の通りにはこんなかわいい観光用のトロッコ?カート?が走っています。
ステーン城まで歩いてみました。軍人さんが前を歩いていてちょっとドキドキ(汗 アントワープ最古の建造物らしいのですが、お城ではなく要塞として使われてきたんだそうです。
海洋博物館でもあったそうですが現在はイベントスペース?
さてお腹が空いてきたので、アントワープでお目当てのお店に向かってランチにしようと思います。アントワープでも最も古いカフェと言われている Cafe Quinten Matsijs(カフェ・クリントン・マセイス)です。
予約はしていなかったので、正午の開店時間に合わせて訪れました。
店主の奥様が日本人ということで、アントワープに来たら寄りたいなぁと思っていました。すぐに我々が日本人だと気付いてくれて、気さくに声をかけてくれました。
お目当てのドライカレーとコロッケを頼もうと思っていたのですが、一人ひとつずつだとちょっと多いかもしれないとのことで、二人で一つにしてお皿に取り分けて出してくれました。こういった気遣いも嬉しいです。
お勧めのビールとフリッツをいただきながら、楽しいランチになりました。店内はとても落ち着いた雰囲気で、著名人もたくさん訪れているらしいです。
お腹も満たされたのでマイル通りを散策しながら中央駅方面に戻ります。日本でもお馴染みのユニクロやZARA、H&M などが軒を連ねます。
ユニクロ近くのHEMA という雑貨屋さんは品揃えが楽しいので、訪れたら是非寄ってみてください。
中央駅付近まで戻ってきました。中華街もあったんですね。門には「安市華埠」と書かれています。このあたり一帯はヨーロッパとは思えない漢字だらけでした(苦笑
ブリュッセル中央駅に戻ります。アントワープ中央駅はほんと縦に深い駅なんですね。駅舎に入る頃に雨が降ってきましたが、ブリュッセルに着いた時には止んでくれました。
Station Antwerpen-Centraal
Rubenshuis
Giant Antigoon severed hand statue
Onze-Lieve-Vrouwekathedraal
Stadhuis Antwerpen
Cafe Quinten Matsijs
Meir