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女将、この春大学生になる♡#この春やりたいこと
このお題で書いてみようと思います。
ついこの間まで、ダウンジャケットを着ていた私。
なのに、ここ数日は、室内では半袖で過ごしています。
春ですね。春。
毎年恒例の、海んちょ近くの日吉第六公園の桜。矢上川沿いの公園前の土手が満開の桜でうめつくされる季節です。
ほんとにきれい。
今年の桜を見ながら、いろいろな想いがこみあげてきています。
早いもので、もう1年。
初めてニュースでみた衝撃の映像。あの時はまだ、他人事のようでした。
そして、まさか、このような状況下になるとは、あの時には夢にも思っていなかった・・・。
当たり前のようになったマスク顔。フィジカルな距離感。うがい。そして、机やいすだけでなく、手指の消毒の習慣。もちろん、その前に手洗いの習慣ももう当たり前の毎日になりましたね。
飲食業は、今までもかなりの手洗い回数がある業種なのですが、仕事をしていないときも、かなりの回数の手洗いをするようになりました。
スタッフ専用のハンドクリームはきらせることができません。また、化粧ポーチ、バッグ、机の上、パウダールーム、そして寝室・・・とハンドクリームはどこにでも置いてある…そんな日常になっています。
いろいろな企業でも、感染予防の継続の観点から、手洗いと手守り習慣を推奨していますね。
2020年、きっと人類が最も手洗いをした一年でした。これからも、まだ手洗いは必要です。でも、しっかり洗うほど、手は荒れてしまいがち。せっけんやアルコールがしみると、十分な手洗いができなくなるという声がありました。
手洗いに、もっといたわりを。手洗いか消毒に、ハンドケアを合わせた「手守り習慣」を。
一人ひとりが手を守り、感染予防を続けること。それが、医療現場への手助けの一つにつながります。 ~資生堂HP Hand in Hand project より~
手守り習慣のおかげで、幸いにも今のところ私はこうやって仕事を続けていられています。
ただ、大切な方々と逢うことができない・・・淋しい毎日です。
昨年の1月、会っておいてよかった。そう思える友もいます。
その前年に、その前前年に、会っておいてよかった。そう思える友もいます。
ー いつか、ね。またいつか、ね。そのうちね。
は、もう私の中では、なし。
今しなくちゃいけない!!と思ったことは、今、実行する。
コロナ禍を1年過ごして、心にそう固く決めることにしました。
そしてこの春。かねてよりずっとずっとやりたかったことを、実現することにしたのです。
女将業28年。いろいろなことがありました。経営の知恵や知識がない素人女将。それが原因で、たくさんのしなくていい苦労をしました。たくさんの悔しい想いもしました。
ちゃんと知識があったなら…何度そう思ったことでしょう。
ーいつか、大学で経営について学びたい。そしてちゃんと学士を取得したい。
これが、私の夢でもあり、目標でもありました。
そしてついに。
そう。念願叶って、産業能率大学通信課程3年次に編入学して経営学をいちから学ぶことに決めました。
情報マネジメント、人材マネジメント、組織マネジメント・・・経営学の基礎から専門分野まで学びます。
コロナ禍でできないこともいっぱいになっちゃったけど、コロナ禍だからできることもいっぱいある。
いままで、何度も何度も大学で学ぶことに挑戦しようとしたけど、今一歩踏み出せないでいました。
なぜなら・・・
スクーリングと単位取得の試験のために、仕事を休まなければならなかったから。連休や週末の休みをとらなければ、スクーリングや週末の試験にも参加ができない・・・
今の私にはそれは、到底無理なこと。飲食の女将業は、週末を休むなんてできないし、夏休みや12月、年度末などの時期は書き入れ時なのです。
ーだから、あきらめよう・・・
そう思っていた矢先のコロナ禍。
商売でもオンライン化がすすみ、飲食業界でもあっという間にオンライン化が進みました。
そしてその波は、教育現場にも。
それも、急速に。
私がかつてから行きたかった産業能率大学も、スクーリングから試験まで、すべてオンラインのリモートで参加できるようになったのです。
説明会もオンラインで参加することができましたし、オンラインでスクーリングの模擬授業にも参加することができました。
2年生のカレッジを卒業していたこともあり、3年次に編入できるとのことで、これは本当にありがたいことです。
学費も予算内で、これまたうれしいかぎり。教授とのやり取りもネット上で行えるし、スクーリングのグループワークもオンライン上でできることも知りました。
リアルのキャンパスは、私の住む地域からそう遠くはないところに位置しています。どうしても対面の必要性を感じたら、仕事の合間をみて、さーっと出かけてみることも可能・・・
ーもう、今しかない!
と、決めてしまいました。
この春から、「飲食業の女将」と「小学生英語の講師」と「大学生」という、3足の草鞋で日々をドタバタ過ごすことになります。
ちょっとわくわく、ちょっとドキドキ。
情報マネジメントも人材マネジメントも組織マネジメントも
学びたかった分野でしたし、今の仕事に生かせる分野。いまから配本が待ち遠しい。
コロナ禍だからこそできること、それは忙しい私のような女にも、大学で学ぶチャンスをいただけたということ。
さらにさらに、今後もオンライン授業は、継続される予定とか・・
いやいや、絶対にもっともっと進んでいくでしょう。
女将のように、学びたくても物理的に身体的に難しかった人も多かったはずです。
そんな方々でも、心置きなく学べる社会になっていけたら、本当にうれしいです。
ちなみに!
高校の卒業証明書を申請した際に、
ー3年の時の担任の先生のお名前は?
と、事務局に聞かれて、答えられない女将。。。
ーたしか・・・なんだっけ?・・・
そう、よくあることですが、私たち高校生は、先生のことを「あだ名」で呼んでいたのです。ですから、フルネームが出てこない・・・
ーすいません。フルネームがでてきませんが、「ちょうこせんせい」と呼んでいました。
そう答えた私。結局、卒業年と生年月日と旧姓で申請して、問題なく発行していただけました。
良かった。
ということで!
女将の私の2021年の春、新しい生活が始まります。
学んだ経営学は、必ず店舗運営に絶対に活かしていきますので、
これからも女将と女将の愛する海んちょを
どうぞ、よろしくお願いいたします。
そして、冒頭でもお伝えしましたが、これからも自分と大切な方々の命を守るため、「手守り習慣」を続けていこうと思います。
私の #この春やりたいこと 。学びの年をスタートさせること。実現できたことに感謝をしよう。
海んちょちかくの、日吉第六公園。矢上川沿いのその公園の満開の桜をみながら、
そう想う女将なのでした。