最近読んだ本の感想(ネタバレなし)
ネタバレなしで読書記録していく。
地雷グリコ
意味わからんほどおもしろい。
私ね、白米と納豆くらい「頭脳戦×ギャンブル」は相性がいいと思っているし、何杯でもいけるくらいに好き。だからこの本も好き。
表題の「地雷グリコ」タイトルの治安悪すぎて流血や死の描写あるのだろうか…と思ったけれど、賭けるものは文化祭で屋上に出店できる権利でかわいい(^^)と思ったら途中からカイジが始まってニマニマできない緊張感が走り始める。
一番のお気に入りは「自由律ジャンケン」普通のジャンケンにお互いがオリジナルの手を1つずつ加えて、全5手で勝負するってやつ。この章に関しては1文字目から最後の文字まで面白くて息つく間もなかった。
もう映像化の話進んでるんだろうな。発表楽しみ。
女の国会
新川先生、この手のものを書けるのですか…
最後20ページのタイトル回収が鮮やかすぎて鳥肌でございました…
女秘書、女議員、女記者など、章ごとに主人公が変わるんだけどもどの方も自分の意志に愚直にで令和の女主人公を感じた。
個人的に昭和は品行方正、平成はドジで抜けてる女がウケが良いイメージ。
日米選挙イヤーを狙って出した?
これは、日曜劇場枠だな(すぐメディアミックスしたがる)
緋色の研究
ホームズの1作目。ホームズ全巻大人買いしてしばらく読まなかったけど、大逆転裁判にホームズが登場してきて、それがもう本当にかっこよすぎて、2年もののホームズ積読タワーを崩す(オタクちょろい)
人を殺すという、一番残虐な選択をしたホープだけれども、復讐心を仕舞いこんで生きながらえるより後追い自殺するより、復讐を成し遂げるその選択が一番人間の心を感じるという矛盾よ。
もっと早く読めばよかったなぁ、ホープもホームズもかっこよすぎる。
大逆転裁判が最高すぎるって記事、あとで書きたいな…
ホームズの冒険(短編集)も読んだけど、短編だから綴れるような感想もなく。ブナ屋敷とオレンジの種5つが好きだった。
爆弾
いやぁスズキ。スズキが出ていないシーンは冗漫に感じるほど圧倒的存在だった。魅力的なヒール。
トロッコ問題のようなよくあるテーマだけれども、見事に現代社会に落とし込まれている。心の底から命の重さが平等だと思っている人はむしろ感情が無いんじゃないかと思う。
最初はサスペンスじゃ?と思ったけれど会話にめっちゃヒントばら撒いててちゃんとミステリーだった。考えたのすごい。続編あるらしいけどどう始まるのよ。
またある程度読了本が溜まったら更新します。