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⑲お金を借りてすぐ返す
借金はないほうが良いとは思いますが事業資金は借りることができます。借りたお金を返しながら経営してくのは珍しくもなんともないことです。「お金を借りる」のがどういうものなのか試そうと思いました。まず日本政策金融公庫に行きました。A4のフラットファイルを事業計画や資金計画でパンパンにして「オカメサブレをみんなが知ってるお菓子にしたい」と伝えましたが、落ちました。公庫の審査に落ちた知り合いを知らないのでけっこう恥ずかしかったです。理由は明確には言われませんでしたが自己資金の10倍くらい借りようとしたからだと思います。(3倍というのが良く聞きます。自己資金=全財産ということではないですが自分の通帳の残高を見せたりします)何も知らないというのは恐ろしいことで悪く作用すると命取りだと思います。不用意に自分を追い込まないためにも勉強が必要です。社長をしている友人のアドバイスにより近所の信用金庫に口座を作っていた私はその信用金庫さんを介して市の融資制度に申込みをしました。どこの自治体にもそういうものはあるようで利子補給があるなど実質無利子で借りられたりします。運転資金と設備資金でそれぞれ根拠となる計画を提出して審査してもらいこちらは通りましたので晴れて事業資金を借りることができました。このときミキサーや仕事に使うパソコンなどを買いました。運転資金は原材料の仕入れ3ヶ月分、といったように計上しました。本人の人件費は計画に入れられないとのことでしたので入れませんでした。例えばですが300万借りて5年で返すとしたら毎月いくら返すのかというと5万円です。ただそれはなんの利息もない場合で普通は利率が決まっています。事業で融資をうけたときは元金均等返済が一般的のようです。家のローンは毎月の返済額が一定の元利均等返済が多い気がします。元本5万を返すプラスその時の残高に利率を掛けて365日で割ってえーと、みたいなことになります。私はお金の話が多い割に計算ができない人間なのでこのようなシュミレーションサイトを使います。https://www.jfc.go.jp/n/finance/simulation.html 朝霞市から借りていた事業融資は事業所の所在地が朝霞市でなくなると利子補給が受けられなくなるというものでしたので本店所在地が板橋区に移転したときに社長みずから立て替えて全額返済しました。借りてすぐ返して一見無駄なように見えますが信用金庫さんがこんなにも相談にのってくれるということや必要な手続き(納税証明書をどこでもらうのかとか知らなかったので)について分かりました。融資ではありませんが補助金や助成金もあります。GビズIDを作ってJgrantsにログインすると申請できる補助金がずらっとでてきます。株式会社キビズも令和2年度第3次補正予算 小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>に採択されています。商工会議所で書き方のアドバイスを受けて書類はすべて自分で書きました。