筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原
神社で厄祓いや祈祷などの神事を行う前に、
神官さんが読み上げる「祓詞」(はらえことば)というものがあります。
かけまくも〜〜〜 かしこき〜〜〜…
…かしこみかしこみもも〜〜〜す〜〜〜〜
というフレーズに聞き覚えのある方もいるかもしれませんね^_^ 実はこれが祓詞の最初と最後の部分で、
全文はこちらです。
掛けまくも畏き 伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に御禊祓へ給ひし時に生り坐せる祓戸の大神等 諸諸の禍事 罪 穢有らむをば祓へ 給ひ清め給へと白す事を 聞こし食せと恐み恐みも白す
現代語訳をするとこのようになります。
口に出して申し上げるのも恐れ多い伊邪那岐(イザナギ)大神が、
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で、禊祓いをされた時にお生まれになった祓戸の大神達よ、様々な災難・罪・穢れがございましたら、祓いお清めくださいと申しますことを、お聞き届けくださいと、畏れ多くも申し上げます。
この祓詞に出てくる、イザナギが禊ぎをした地、
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原
が、宮崎市の阿波岐原町にある禊ぎ池と言われています。
7月ごろの禊ぎ池。スイレンの黄色が眩しいです^_^
そして、隣接している(歩いて7分くらいです)江田神社です。こちらは最近の写真で、沈丁花が香っていました^ - ^
江田神社の主祭神は、祓詞に出てくるイザナギです。
神社、禊ぎ池も良い場所なのですが、江田神社から禊ぎ池に抜ける道も私のお気に入りスポットです!
とっても気持ちの良い場所なので、
ぜひ、アマテラス、ツクヨミ、スサノオが誕生した禊祓いの地に、お越しくださいませませ(^ω^)