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不妊治療は報われるか分からない、先行き不透明な努力

青森県の県立高校の教員をしながら、まちづくりの団体を運営している和田です。

今日は新年早々、不妊治療というネガティブな話題です。でも、ここに書き出したことで、前向きな気持ちになってます!笑

実は数ヶ月前に流産を経験し、最近再び妊娠、そして妊娠はしたけど、お子が育ってないという診断を受けた今日。1年のうちに流産2回。

色々思うところがあったので、ここに考えたことを書き出します!

実は不妊治療をしている

1年ほど前から、八戸クリニックに通っている。3年生の担任が3月で終了すること、年齢が34歳ということ等から、効率よく計画的に妊娠するために不妊治療を行っている八戸クリニックに行くことを決めた。

八戸クリニックの先生や看護師さんはめっちゃ忙しいと思う。それなのに明るくカラッとしてて、丁寧に説明・提案してくれるから大好き!本当に病院には感謝しかない。

我が家から八戸市、職場から八戸市は往復2時間。病院も混んでいるので、通院すると丸1日使うような感覚。教員としてフルタイムで本気で働きながらの通院は正直厳しい

それでも私は、妊娠するなら計画的にしたかった。子どもがいるとなれば、特に女側がキャリアに多大な影響を受ける。それにもちろん、歳を重ねれば妊娠しにくくなる。だからこそ、計画的に事を運びたかった。

子どもをつくる、と決めたらその目標に向けて、必要で正しい努力するのみ。

昨年度末の前には管理職に相談し、通院しやすい、もし途中で妊娠して抜けても大きく影響のない部署やポジションにしてもらった。

そして本格的に不妊治療のスタート

1月頃から病院に通いはじめた。連れ合いも私も検査をし、全く問題ないとはならなかったが、大きく妊娠に悪い影響を与える要因もなかった。人工授精もしてみた。

4月頃、人工授精・タイミング法の1回目で妊娠。
不妊治療をしているとは言ったが、定義的には不妊ではない(1年以上できないが不妊の基準)らしい。順調だった。

稽留流産

その後、初期で流産。稽留流産だったので、自然と出てくる(つまりプチ陣痛とプチ出産)のを数週間待った。

陣痛がはじまったのはAM3:00頃。痛みと大量の出血が続き、正直仕事を休みたかった。しかし、この日は生徒の引率(出張)で人手が本当に少なく、休めば職場への迷惑を避けられない日だった。

結局わたしは仕事(出張)に行き、出張先のトイレで胎嚢が出ていることを確認した。こんな日まで休めないのかと、こっそり泣いた。

仕事と不妊治療、妊娠の両立は厳しい

それでも、子どもをつくる目標に向けて、止まる訳にはいかない。年齢的なリミットがある。


職場の休暇制度を使うものの

その後も人工授精3回、タイミング法も毎回。通院のために年休は減り、不妊治療休暇もわずか

不妊治療休暇は年5日しかなく、しかも直接的に不妊治療に関わる内容にしか使用できないと言われた。

しかし、不妊治療は検査や人工授精、体外受精以外にも、排卵日を予測しその後治療をどうするかを決めるための通院や結果を聞くための通院もある。

そう考えると、管理職の言う条件の不妊治療休暇は、非常に使いにくい。

というか、青森県で県職員として教員をしていて、どんな休暇があって、どう使用できるのかを私は知らないし、見たこともない。探しても見つからない。あるか分からない休暇なんて、使用できる訳ない。これは不妊治療をしていて、問題だと思ったことのひとつ。


2度目の妊娠、そしてまた流産

そうこうして、もう1度妊娠することができた。

が、再び胎嚢で赤ちゃんが育っていないことが、本日病院で判明。つまり、また稽留流産。

不育症の可能性もあるとのことで、今度検査を受けようと思っている。


頑張りが必ずしも報われない、不妊治療に終わりが見えない

わたしは結果のでない努力が嫌いだ。やるからには、成功させたいし、その目標に向けて最短かつ効率よく成果が上がるように努力したい。

でも、不妊治療をはじめて1年、目標に向けて必要な努力をしても報われず、へこたれている。

31歳で1年生を担任、3年間この生徒を卒業まで見守ろう、34歳から妊活をしようと決めたのは自分。その責任をとるのも自分。でも、もっと若くに行動をおこしていたらもしかして...と思ってしまうのがつらい。これは教育業界のジレンマか...。

学校の教員は特に子どもを持つタイミングを考えなきゃいけない雰囲気がある。でも、こうなってみて思うのは、計画的に子どもなんてできない。まわりの空気を読みすぎると手遅れになる。

もっと長期間、自分の心も時間も身を削って治療している人もたくさんいると思う。

でも、フルタイムで働いて、まわりに迷惑をかけていることを自覚しながら、太くない神経を太くして、病院に通った。ちょっと精神的に疲れた。

結局、不妊治療の大変なところは、排卵日等に合わせた通院のため、仕事の日程調整が効かないところだ。仕事に排卵日なんて関係ない。しかも直前に判明する。いきなり休むことになる。

それなのに結果がでないんじゃ、まわりにどう説明したらいい?理解してもらえないだろう。自分が抜けた穴をみんなにカバーしてもらって。自分も穴をできるだけ小さくするために、気を回して準備して精神的に疲弊して。

子どもができない悲しさ、職場に迷惑をかける申し訳なさ。自分の人生を自分でコントロールできない虚しさ。終わりが見えない。先の予定がたたない。悔しい。

でも、これで自分のなかでひとつ、考えた。

人生のなかで、必要なこと、不要なことは取捨選択しないといけない。でも、捨てること、やらないことを選択するのは非常に勇気がいる

でも、自分の人生を守れるのは自分だけ。新年早々ネガティブっぽい内容だけど、書いてたら前向きな気持ちになってきた!笑

新年、色々リスタート。
頑張るぞー!!

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