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いつも「笑顔」で過ごすこと

上の娘が4歳(幼稚園年少)の時、ブラウント病の手術を受けるため
小児科に3か月入院しました。

ブラウント病とはO脚が悪化してしまう病気のことです。
2歳あたりからじょじょにO脚がひどくなり、
街の整形外科で診てもらうと
大きい病院へかかった方がよいとのことで
紹介状を書いてもらいました。

少しずつO脚がひどくなってきた頃

小児整形外科に長けている病院を紹介いただき
検査を繰り返した結果、手術を実施することになりました。

骨を切断して、金属の器具で足に穴をあけて
骨をまっすぐに固定するというもの。

手術を行い、器具を装着して骨がひっつくまで
約3か月。
その間入院となります。

手術後しばらくはつきそい可能とのことでしたが
その後は一人で入院生活を送ることに。

4歳のこどもがひとりで病院に約3か月の入院…

この当時は娘にこんな大変な手術をさせてしまうことを
とても申し訳ないと思っていました…

幼稚園が夏休みに入ってから入院となり、
手術を行いました。

腕の良い先生を紹介していただけたので
手術は成功、術後経過も良好に進みました。

この入院の間、娘はずっと笑顔でした。
手術室に一人で入っていかないといけなかったのですが
ぐっとこぶしを握って
「母、行ってくるね!」
と笑顔で言って手術室に入っていったことを今でも覚えています。

術後は車いすでの移動、リハビリが続いたり、
金属が刺さっているわけですから痛みもそれなりにあったと思います。

リハビリを受ける娘 ビー玉を足の指でつかんで移動させてます

体の自由も聞きにくく、かなり不自由な生活だったと思うのですが
娘はけろっとしていつも笑っていました。

ほんの時々、夜寝る時になると
少し涙を流すこともありましたが
3か月の入院生活、ほぼ泣き言も言わずに
リハビリもこなし、先生や看護師さんの言うことを聞いて過ごしました。

今でもこの時の娘の行動には頭が上がりません。
そしていつでも笑顔を向けてくれた娘。
これが本当に私の心の支えになりました。

この娘が入院している期間に私が妊娠していることが分かり、
私も別の病院へ入院することとなるのですがそれはまた別のお話…

夫は平日仕事終わりに娘の病院に通い、週末には私の病院に通うという
超ハードスケジュールをこなしてくれていました。
この夫の行動にも頭が上がりません。

そんな娘も高校生になりました。
今はO脚にもならず、私の身長を越してしまいました。

器具の跡は残ってしまっていますが
本人に聞くと
「足がまっすぐになったしそこまで気にしてないよ~」
と笑顔で言ってくれます。

申し訳ない気持ちがぬぐえないところはありますが
今でも娘の笑顔に救われています。

子どもは親が思っている以上に強いですね!
私も負けてられません!

#子どもに教えられたこと

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