卒業式に行く話
長男が通う高校の卒業式があったんですが、下級生は休みでして。
なのに仲良くしてくれているという先輩が卒業するので行きたいから当日の朝起こしてくれって言うんですよ。
普段学校の日そんなこと一言も言わねーのに。
で、普段「髪の毛セットできてないから」とか「電車に間に合わないから」とか「行く気なくした」とかアホみたいな理由でサボる訳ですよ。
そんな長男が起こしてくれと。
めちゃくちゃいい先輩だから最後行きたいんやと。
オフィシャルで休みやのに?行くんか?
いやいや今日こそ大手を振って堂々と休めよ。
そんでめちゃくちゃいい先輩って何。
どゆこと?て尋ねたら、
なんでも以前長男と先輩や他複数人でご飯に行った時に長男が2時間くらい遅刻したらしくて。
って言うかもうそれ何やったら食べ終わっとるやろ。
節子、それ遅刻やなくてほぼ欠席や。
そしたらその先輩に店の外に呼ばれて、
「お前、大人になったら誰も起こしてくれへんから、自分で起きれるようになりや」
的な「いい事」を言ってくれたんだと。
えーーーーー!?
ワシ言うてるー!!
1億回くらい言うてるー!!
なんなら毎朝言うてるー!!
それ聞いて桂文枝もビックリするほどの大横転かますところでしたわ。横転ついでにゴロンゴロン転がり続けて生まれ故郷の九州帰ろうか思たわ。
普段朝起こす時も、あまりに何回起こしても起きないのでこっちもだんだんイライラしてきて
「はよ起きんかい!いつまで寝とんねん!」
てブチ切れてるんですが、
「そんなん言われて行く気無くした」
とかぬかすので、こっちもハァァァア?てなるんですが、グッと堪えて、まぁまぁまぁ朝やし?気持ちよく起こしたろか…と最近は奥歯ギリギリしながら、
「そろそろ起きよっかー☆」
「今起きたら間に合いそうだよー☆」
と優しい良母を演じる作戦で起こしてる訳ですよ。
でもふとね、あれ?これってこのまま行けば将来、子供部屋ヒキニートおじさんが立場弱々母親にDVして、「こんな事やめてよぉシクシク」みたいなよくあるアレになるのでは?と思ったんですが、そういや長男遊び歩いてほとんど子供部屋にいなかったわ。
子供部屋にもいねー全然引きこもらねー起きねーおじさんだわ。なにそのややこしおじさん。こわ。
子育てムッズ。