147 妻の両親の終活⑪～普通の日常として慣れるしかない。
《前回の話》
年末に義父がかつて駅の階段から落ちて骨折して以来、持病になった腰痛が悪化して病院に行く騒動があったのですが、祝日の昨日も朝になって寝床から動けなくなり、救急外来に連れていきました。
痛み止めを打ち、コルセットで固定するなどの処置を取って小康状態になったのですが、結局は帰宅後に痛みがぶり返したため本日午前中に再度病院へ連れていきます。状況次第では入院になるかもしれません。
義母も認知の症状が出始めており、義父の通院にあたって同行はしてもらうのですが、ほぼ戦力外で自宅でも却ってアレコレ手が掛かるので本当に困ります。とはいえ、一緒に連れて行かない訳にもいかず…。状況を見かねた大学生の娘が今日はピンチヒッターで同行してくれることになりました。
実家の親も入れると認知症カルテット
実家の両親も同じような状態で、こちらは地元在住の弟が面倒を見てくれているので何とかなっていますが、両親たち4人のなかなか強力なカルテットには手を焼いています。でもこういうことは誰もが通る道ですから、今はひたすら雨が止むのを待つばかり。しかし、おそらく全員の症状は悪化するばかりで改善することはあり得ないでしょう。
今できるのは、両親たちの状況を家族がしっかり受け入れて介護体制を整え、これを普通の日常として慣れるていくことだけでしょう。ようやく慣れた頃には終焉を迎えるような気もしますが。
人はこういうことを受け入れて大人になっていくのですね。私ももうすぐ55歳になりますが、ようやく少し成長できるかも。
《つづく》
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岡橋秀樹
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