272 実家の両親の終活⑧~葬儀と実家じまいを具体的に考える。
《前回の話》
昨日から久々に実家の三重県伊勢市に滞在しています。
ちょうど仕事に関わる用事もあったので、その前に立ち寄って両親の終活について話をしてきました。単純に書けば、おそらく体の弱っている父が先に亡くなる可能性の方が高いのでしょうが、その時にどうするのかという話をこれまで全くできていなかったので。
というか、その前の介護のことで父があまりに手前勝手なことばかり主張するので私はおろか弟も叔父も呆れ果てて「なら勝手にしてくれ」ということになって決裂していたのです。これでは終活準備の話し合いどころではありません。
もっとも私は前回父に会った時に「のたれ死ぬのは勝手だが、周りに迷惑だけはかけるな」と強く申し伝えておりました。その後、父が長年不仲であった母との関係性についてもいささか反省の兆しを見せていたのですが、久々に会う今回、変わらぬ主張を続けるのであれば決定的な話を伝える覚悟もしていたのです。
しかし一応長男として最低限の責任は考えておこうと、父に会う前に叔父と会い、葬儀・墓地などの参考用に祖母が亡くなった時の葬儀に関する資料一式をもらい、さらには伊勢市役所にも立ち寄って必要事項を確認するなど、段取りをシミュレートしておくことにしました。
それを予期していたのか、あるいはやや気弱になったのか、父も自分の葬儀が現実的に近いことを想定した発言をし、その手順についても私に初めて具体的に話したのです。詳細については叔父と既に話をつけていたので、シンプルな話し合いだけで合意することができました。私は仕事で終活関連に絡んでいるので、少しでも事前準備ができて良かったと思います。
両親が亡くなってもおそらく売れないであろう実家じまいについても、弟と事前にアイデアを話し合って合意に至ることができました。あとはこれらについてタイミングを見てケアマネジャーと社会福祉協議会に確認しておけば基本準備はできるのではないでしょうか。
少しだけ積年の肩の荷がおりた気持ちです。とはいえ、まだ母のこともアレコレ段取りしなくてはなりませんが。
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