ヨソはヨソココはココ〜学童保育と放課後の生活〜#11
*お立ち寄りくださりありがとうございます♡
ぜひ、他の記事も読んで頂けると嬉しいです☆
いつもは、保護者目線で書いているのだが、今回は指導員に焦点を当ててみようと思う。
仕事内容の前に、一般的な職業と比べてみる。
まず、給与。
これは圧倒的に低いと言っていいと思う。
保育士、介護士など必要不可欠な職業でありながら、低賃金な職業は多いが、これに漏れず放課後児童指導員ももちろん低い。
(ちなみに私の夫は、介護士だが同じ歳の会社員と比べるとかなり低い。)
とはいえ、必要な職業であり、情熱を注いでくれる指導員もいる。
そんな指導員の為に、学童連絡協議会(連協)は、国や自治体に、指導員、関係保護者と共に請願、陳情を行っている。
議員懇談会や、署名活動、講演会等を行い、関係所管に働きかける。
指導員の処遇改善を進める事は、クラブ全体の処遇の改善にも繋がっている。
(働きかけは、処遇改善の他、家賃補助やキッズとの料金格差、障害児受け入れ、ひとり親家庭の考慮等色々ある。)
我が市でも活動をしているが、クラブ全体の補助金等は改善されつつあるが、指導員への待遇は残念ながらあまり進んでいない。
我が学童でも正規雇用の指導員を募集しているが、全く応募がない。
以前、子どもにも保護者にも人気の先生が来てくれたのだが、休暇等なかなか取れなかったのだろう、代行会社を通して辞めてしまった。
因みに、我が学童は、アルバイト補助員はとても潤っている。
何故なら、高校、大学生の卒所生がたくさん応募してくれるからだ。
卒所生は、学童で過ごした経験者だ。
自然に子供達と打ち解けて、やるべき事を教えなくても理解できる。
1から教える事もなく、寧ろベテラン指導員のようになる。
しかし、職業にまでにするにはやはり壁がある。
就職が決まると、アルバイトも卒業していくのだ。
稀に、就職してもボランティアで様子を見てくれる卒所生もいる。
ここで過ごした子たちにとっては、いつまで経っても居心地のいい居場所なのは確かだ。
そんな子たちが「働きたい」と思うような環境、また、子供達に熱いエネルギーを持った人たちに、仕事として働く事のできる環境、それらがまだまだ全く足りない。
そこを確保していけるのは、子供を預ける我が保護者達の働きかけに大きく関わってくると思うのだ。
*ここまでお読みくださって、ありがとうございます♪