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tohshiro
E242:ロールキャベツになり損ねた男
「ロールキャベツ男子」
そんな言葉があるらしい。
一見、外見は爽やかで、物腰柔らかな草食系でおとなしそうなイメージがあるものの、中身は肉食系で、芯が強く、自分の意見をはっきり言い、相手を引っ張っていくタイプ…
へぇ…ロールキャベツ男子…
変なの 笑笑
性欲とか、そういう話だけではないんだ…。
それにしても、ロールキャベツとは…
と、いうわけで、うちのツレに聞いてみた。
げん「ねぇねぇ、俺はロールキャベツ男子に結構当てはまると思うんやけど…」
ツレ「は？ どこが？」
げん「いや、この定義…」
ツレ「はい、源ちゃん、じゃあ声に出して読んでみて」
げん「え？読むん？『一見、外見は爽やかで…』」
ツレ「はい、そこ、ちょっと待った！！」
げん「な、何ぃ？」
ツレ「そこやん。そこ。…どこか爽やかなん？」
げん「爽やか…やったやん？ …昔は」
ツレ「いやいやいやいや……爽やかではないわ…」
げん「ほな、なんやねんな」
ツレ「そうやなぁ…ロールキャベツというより…」
げん「な、なんや？」
ツレは私の顔をじっくり眺めながら、言った。
ツレ「…どて煮やな！」
そう！
どて煮！
ぴったりやわ！
ツレは、自分の答えにハマってしまい、
笑いながら、隣の部屋に行ってしまった…。
どて煮、美味しいでんなぁ…
うん…それはいいんだけど…
どういう意味？
いや、そもそも
ロールキャベツはどこへ行ったのよ…
【連投163日目】
※（タイトルのロールキャベツ写真は村木藤志郎さんから、お借りしました。私にとって、青春の味、東京新宿にある「アカシア」という店のロールキャベツです。村木さんありがとうございます😊）