2021年を振り返ってみたら「難産」でした
Livelyの岡えりです。2020年10月に会社を創業したので、2021年はスタートの1年。起業家として自覚して動いた最初の年だったと思います。
正直うまくいかないことだらけ反省だらけだけど、必要以上に落ち込む暇はない。そう思って、前だけをみて走ってきました。サービスを産み出す苦労、人を雇うということの大変さを身をもって経験できました。
2021年今年最後の日にゆっくり1年を振り返ってみようと思い、子どもたちを夫に任せて、一人鎌倉のオフィスにきてslack、LINEのオープンチャット、写真、毎月の会議資料みかえしています。
一番苦しかった開発期
サービスのシステム開発をしていましたが要件定義や仕様、ちんぷんかんぷんな言語がある中で試行錯誤しながらのスタート。最初のα版リリース予定は4月でした。
サービスができるまで既存のシステムを使った検証サイトを動かしていました。その名も「みんなのスナック」。通称みんスナをつかってオンラインスナックを数名の人で検証を行っていました。
裏側ではコミュニケーションを活かして働いてみたいという女性たちのLINEのオープンチャットを立ち上げて、α版ができたときにデビューできるストアオーナーの募集や教育なども行っていました。
ただ、私のシステム開発に関する知識が乏しいことも影響して、α版の開発が思うように進みませんでした。
いつ完成するんだろう...ほんとうに完成するのだろうか...
過程が見えず、どんどん予定が遅れていき不安が増すばかりでした。
応援してくれたり、使いたいと思っている仲間に対してもリリース予定の目処が立たないことで信頼を失っているような気持ちでした。
かつ、α版のリリースがゴールではなく、そこからやっとスタートラインだけれど、スタートラインに立てないことが悔しかった。
どうにかしないとと…色々な方に相談や力を貸してもらい、想定の6割くらいの状態で何とかα版がリリースできたのが、2021年8月でした。
Livelyに生まれ変わる
創業したときは社名もサービス名も「SNACK」でしたが、2021年4月以降に開発体制を変更すると同時に、改めてサービス名も見直すことにしました。
SNACK(スナック)という言葉が私たちが思っていた以上に夜のイメージ、いい意味も悪い意味でも強いということが理由でした。
新しい社名&サービス名となったLivelyとは「元気な、活発な、陽気な、にぎやかな、活気のある」といった意味の英語です。
コミュニケーションを通して、ストアオーナーもお客様も元気になる場所を作りたいという意味が込められています。
5月にはロゴマーク作成。Livelyの応援者やTwitterで交流のある人などたくさんの方にアンケートに答えてもらいながら、みんなで完成させました。
仲間になってもらうために
会社の代表としてできることのひとつが、「人に想いを伝えて、知ってもらい、仲間になってもらう」です。
人脈やビジネスの経験が浅い私がやったことは以下の3つ。
・SNSをやる
・投資家や先輩起業家に相談しにいく
・露出する機会があれば何でも挑戦する
SNSに苦手意識があったし、投資家と今まで関わることやピッチの経験もなく、未経験のことばかりなので新しい挑戦。
5月から投資家や先輩起業家の方に、会いに行って想いを伝えるということをやっていきました。どの方も話をしっかり受け止めてくれた上で、想定されるリスクやアドバイスをしてくれました。今後結果を出すことで恩返ししていきたいと思っています。
発信のメインはTwitterとnote。6月から頑張るぞ!というタイミングで、私の誕生日前後のツイートがたまたま伸びて、Livelyを知ってもらえるきっかけになりました。
他にはアクセラレータープログラムやビジネスオーディション、登壇の機会があれば、とにかく手を上げました。
・神奈川県のアクセラレータープログラムに採択
・HATSUベンチャーピッチ登壇
・鎌倉100人カイギ登壇
・another lifeに掲載
みんなの応援のおかげもあって、上記の機会をもらえました。ただ、ビジネスオーディション系は通らずで悔しい結果となっています。
難産でも諦めない理由
どうでもよい話ですが、私は第一子は36時間の難産で超絶苦しみました。その苦しみを越えて2人目も3人目も欲しくなるほど、子どもが可愛いんです。
それと同じで、α版のリリースまで苦しんだ2021年でしたが、それでもくじけず頑張れる理由がありました。
Livelyを応援してくれる心強い仲間がいたこと。
なにもないゼロの頃から信じてくれる人、ビジネスオーディションの2次審査の面談練習で棒読みセリフの私に夜な夜な練習に付き合ってくれたLINEオープンチャットにいるメンバー。開発の相談にのってくれて完成、改善を頑張ってくれる開発チームや休日に子どもたちをみてくれる仲間。
書き切れないくらいたくさんの人に支えられています。
共同創業の成瀬にも遠慮することがなくなって、会社の成長のために互いに意見をバチバチ言い合うことができるようになったり、いつでも相談にのってくれる頼もしいメンバーに囲まれて、私の足りないところを色んな人が埋めてくれて、成り立っています。
そして、Livelyのα版でストアオーナーが活躍して輝いている姿。来てくれたお客様が「Livelyで人と話すことで自分が変われた」という声がなによりの励みです。
産み出すことができて。。良かった。
産み出させてくれてありがとうございます。
2022年の目標
とはいえ、世の中に役に立つサービスにするためにはまだまだ課題が山積みです。
2021年の反省点を活かして、2022年の目標は
思考を言語化して、伝えて、もっともっと人に頼る!
そして、LivelyでLivelyになる人を増やしていきます。
今年もありがとうございました。
2022年も宜しくお願いいたします。
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