岡 えり

聴くコミュニケーションで働くチャンスをつくり社会の孤独を減らすために起業。医療職出身の…

岡 えり

聴くコミュニケーションで働くチャンスをつくり社会の孤独を減らすために起業。医療職出身のアナログ人間がWEBサービス立ち上げ奮闘中。多種多様な人に話をきいてもらうLivelyTalk(https://www.lively-talk.com/)運営。3児の母。沖縄出身。ビール好き。

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    コミュニケーションストア「Lively」のサービスに関するものです

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35歳専業主婦がIT系ベンチャーを起業したワケ

私は人生で何がしたかったのだろう。 子育てに専念するため会社員をやめて専業主婦になったあと、気持ちがドーンと落ちた時期がありました。 結婚して子どもに恵まれ、自分の望んだ生活が目の前にある。幸せなはずでした。 毎日掃除して、ご飯を作って、子育てをする。 これだけでも立派な仕事なのに、当時は「私は何も生み出していない」「私は誰の役にもたっていない」と存在意義が見いだせなくなっていました。 次第に、子どもに対して満面の笑みをみせることができない自分が余計に嫌になるという

    • 元専業主婦がITベンチャーを起業して4年間で経験したこと

      4年間の振り返ってみる こんにちは、Livelyの代表を務めています、岡えりです。2020年10月9日(トークの日)にLively(ライブリー)を立ち上げ、早くも4年が経ちました。この4年間、本当にたくさんの方々に支えていただき、事業を成長させてくることができました。 話題のスタートアップ企業の成長速度と自分たちを比較すると、自分の無力さを感じることが多々ありますが、自分たちは自分たち、他社は他社と思えるようになってきたと思います。 まだまだ途上ですが、いつも感謝の気持ち

      • 夏休みの朝の、小さな戦い

        夏休み中盤。給食の代わりに子どもたち3人のお昼ご飯をつくるというミッションもあと半分だ。残りの夏休み、どう有意義に過ごしてもらうかを目覚めてすぐに考えつつ、とにかく気持ちよい朝を迎えてほしいと、娘たちの朝食の準備に取りかかった。 「わーい、今日はフレンチトーストだ~」とキャッキャしながらご機嫌な子どもたちの声を妄想しながら、フライパンで朝食のフレンチトーストを作っていた。 朝、家の中は和やかに始まるはずだった。しかし、母が朝食をつくっている間にバトルははじまった。 怒り

        • 働きたかった。たとえ赤字になっても。

          3人の子育てと仕事の両立を断念し、作業療法士の仕事をやめて専業主婦になりました。 「元専業主婦がIT企業を創業した」と言うと、驚かれます。それだけでなく、先日、日経新聞にも取り上げてもらう機会をいただき、今の状況を、当時の私が聞いても驚くと思います。 ただ、最初の一歩を踏み出さなかったら、今でも悩める専業主婦だったかもしれません。 最初の一歩とは、勇気をだして1時間700円のファミリー・サポートに子どもを預けたこと。そんなに勇気のいること?と思うかも知れませんが、私の体

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          2才でオムツはさようなら

          ママ友と子どものオムツ外れの時期について話してて、わが家はオムツ外れが早いことが分かったので参考になればと思って書きます。 私にはオムツなしの子どもが3人います。 事前情報で伝えたかったのは、3人とも全然違う性格と特性を持っているということ。 オムツ外れを早くするためにやったことさて、本題で。性格も勉強の得意不得意関係なく、子どもたちは3人とも2才の誕生日で日中のオムツを外し、2才半で夜の寝るときのオムツを外しています。 これは偶然ではなく、意識してそうしました。

          2才でオムツはさようなら

          定時で帰る女

          新卒で200床ほどの精神科病院に作業療法士として勤務した。そこにはほぼ毎日17時の定時で帰る女がいた。 仕事ぶりは、日常の業務は卒なくこなす。やったことのない内容の仕事も前向きに取り組み、患者さんのカルテと照らしあわせながらリハビリの関わり方、計画をたてて遂行する。 ただ業務が業務時間内で終了するので、定時で帰宅。いますよね、そういう方。いや、全然悪いことではないんです。プライベートを充実させたい、生き方は人それぞれ自由ですから。 不思議なのが、実はその彼女はその後の人

          定時で帰る女

          忙殺されそうなときの処方箋

          「あ~頭からっぽにしたい~」という衝動にかられることがある。 仕事も子育ても家事も全力投球。起きている間、無意識であらゆることに手と頭を動かし続けている。ぼーっとしよう!と決めない限り、できない性分だ。 健康のためにランニングをしたり、友達と話したり、お酒を飲むこともあるがなんかもっとこう、『スッキリ!空っぽ!』という体験を欲していた。 そんな事を友人に話したら、映画の「神様のカルテ」を勧められた。検索してみると、見覚えがあった。主人公の医者役の櫻井翔の髪型がなんか変だ

          忙殺されそうなときの処方箋

          まだ無名のサービスなのに、1週間で100名動員を目標にした話

          6月21日のスナックの日にちなんで私たちが運営するLivelyTalkというサービスで、オンラインスナックWEEKを開催しました。詳しい経緯はこちら↓ まだ知名度のないサービスですが、社会に絶対に必要なサービスだと信じて運営しています。なので、より多くの人にを知ってもらうきっかけになればと思い、1週間で体験者100名という高い目標を掲げてイベントを企画しました。 達成すれば、運営とホストの全体の士気が高まる。 逆に未達だと…空気が重くなるのではという懸念もありましたが、そ

          まだ無名のサービスなのに、1週間で100名動員を目標にした話

          スナックと私と時々、下ネタ。

          92歳、タクシーでスナック通い 時は8年前に遡ります。私が作業療法士として訪問リハビリの仕事をしていた時、当時92歳の利用者さんがいました。 いつも明るく笑わせてくれる方で、タバコも吸うし、お酒もよく飲むほど元気でした。下ネタも多いのですが、それもきっと元気の源だったのでしょう。 一緒に歩行練習をしていたですが、「スナック通いが生きがいだ!」という方でした。 どんなに身体に痛いところがあっても、「人と話したい」という気持ちが、リハビリをするモチベーションとなり、タクシ

          スナックと私と時々、下ネタ。

          わたしはやらねばならない。

          現在、LivelyTalkの次のリリースにむけて、ホスト向けの説明会とマッチング選考のためのグループワーク面談をしています。 この8月と9月の2ヶ月間でホスト説明会25回開催、すでに170人以上の方が参加してくれています。 ホストの質がこのサービスの質になると思っているので、単純な良し悪しではなく、LivelyTalkのサービスにフィットするのかどうかをお互いに判断できるように、という思いです。 そして、説明会やグループワーク面談をしていると、改めて「絶対に成功させなき

          わたしはやらねばならない。

          2021年を振り返ってみたら「難産」でした

          Livelyの岡えりです。2020年10月に会社を創業したので、2021年はスタートの1年。起業家として自覚して動いた最初の年だったと思います。 正直うまくいかないことだらけ反省だらけだけど、必要以上に落ち込む暇はない。そう思って、前だけをみて走ってきました。サービスを産み出す苦労、人を雇うということの大変さを身をもって経験できました。 2021年今年最後の日にゆっくり1年を振り返ってみようと思い、子どもたちを夫に任せて、一人鎌倉のオフィスにきてslack、LINEのオー

          2021年を振り返ってみたら「難産」でした

          社長2年生になります。

          私は人の話を聴くことが好きだ。好きすぎて職業にまでしていたほど。 たぶん、それは私自身が話を聴いてもらえる喜びと、話を聴いている風にされる虚しさの両方をしっているからだと思う。 例えば 「あ~あるよね、僕の場合は●●で~」(お、おう...!)相手の話を聴くことにすり替わる。 「君はそういう人間だもんね」(決めつけちゃう?) 「そんなの普通じゃないよ」(普通ってなぁに…) 日常生活でこんな場面に出会うことありませんか? それで怒ったり、機嫌が悪くなることはないけれ

          社長2年生になります。

          心をハグしてもいいですか...

          わたしが仲間と共に作っているサービス「Lively(ライブリー)」は世の中に働く選択肢や機会を増やしたい、と思い事業をスタートさせた。起業した理由はこちら。 しかし、実現したい社会はその先にある。 言葉にすると、とても陳腐に聞こえてしまうと思うけれど、Livelyを通して個性が活きて、ひとりひとりが輝き、やさしい社会になってほしいと思っている。 今日はLivelyの作りたい世界観の話をします。 誰でもココロの病気になる私は大学卒業したあとに精神科病院に就職し、作業療法

          心をハグしてもいいですか...

          もうコミュニケーションしか勝たん。

          私には大切にしている、もはや信念とも言える想いがある。 Lively(ライブリー)の会社HPのトップに掲載している。 君と話しに来ているんです子育て中に在宅で働きたいと思ってはじめたのが、オンラインでおしゃべりするお仕事だった。 私とおしゃべりをするのにお金を払ってもらう。専門スキルを持ってビジネス相談するわけでも、占いするわけでもない。言ってみれば、ただのおしゃべりであり雑談。 思えば、この仕事をしだした私は、雑談に価値がある、ということを信じられていなかった。だか

          もうコミュニケーションしか勝たん。

          SNS嫌いだった私がTwitterに感謝することになった話

          Twitterが嫌いだった私私は昔からTwitterに興味がなかった。興味がなかったというよりは、匿名で誹謗中傷が行われて心痛めるという悪いイメージがあった。だから、正直なところ避けていた。 そんな私がTwitterをはじめた理由は、起業しようか悩んでいた時に知人に相談したら「今、ビジネスマンの中でTwitterが盛り上がっているから、やってみると良いのでは?」と勧められたことによる。そして、私は本当にTwitterのおかげでビジネスパートナーをみつけることができた(詳しく

          SNS嫌いだった私がTwitterに感謝することになった話

          どんな人ともうまくやるコミュニケーションに必要なもの

          人とうまく会話できるか不安になることありませんか? 私はこれまで作業療法士として精神科や訪問リハで働き、また結婚出産により退職したのちはオンラインでお客様とお話する仕事をしてきました。対話、言うならば、おしゃべりがお仕事です。 多い時は月100人以上の人と話をします。はじめましての方もいれば、リピーターもいます。 一人の方と話す時間は平均で30分から1時間ほどです。長い人だと5時間ぶっ通して話すということもあります。 話す内容としては ・最近はまっている趣味 ・昨日、

          どんな人ともうまくやるコミュニケーションに必要なもの