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本の話:『アフタートーク』のアフタートーク
玄でひかるってとてもいい名前ですね。
オールナイトニッポン聞いていれば、名前を耳にしたり、目にしたり。
「オードリーのオールナイトニッポン」「星野源のオールナイトニッポン」「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」「三四郎のオールナイトニッポン」「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」など、数々の名番組に関わった、ニッポン放送・石井玄の初エッセイ『アフタートーク』。
と紹介にあります、石井さんの本。
石井さんが本のなかで、よく泣いている。
その通り、私も泣いてまう。
数でいえば、私が会社の食堂やらで、涙をこらえた回数は石井さんの"号泣した"の回数より多いかもしれない。
あまりにもできのいいお兄さんふたりに比べ(詳しくは本のなかで)、いわゆるふつうの石井さんが、ラジオに出会って、ラジオのディレクターへの夢、おもしろいものをつくりたいということに対して努力を惜しまず続けた10年をつづられている。
紹介にもあがっている番組のパーソナリティーが石井さんの愛によってさらに、魅力的にみえてくるし、その関係性は石井さんの持って生まれた人間性だったり、努力で得られた信頼関係でつくりあげられていて、うらやましいような…いやうらやましいなんておこがましいぐらい。
これだけ面白い番組をつくられているから、本当に文章も面白くて、関係性の話のながれからいくと、三四郎の小宮さんのいじりは完璧。
で、なんといっても読み終わったときに思ったのは、ほんとにありがとうございますって感謝。石井さんをはじめ、私の聴いているラジオ番組の関係者のみなさまに。
あらためて、どれだけの方の努力で番組が放送されているか。
決まった曜日、決まった時間、当たり前のように流れている放送。
当たり前じゃないねんなって。
比較的、私が聴いているラジオのパーソナリティーのみなさんはラジオに対しての思い入れがテレビなどとは明確に違う方が多い。というかばっかりか。
外側だけのぼんやり感じていたのが、この本を読んで深くわかった気がする。大事な話、テレビではしない話をしっかりしていたり。いろんな問題がからんで、ラジオだから、自分の番組だからできるってこともあるんだろうけど、それとは別のところで。
ほんとにラジオっておもろいねって。
まっ、とにかく紹介にあるような番組のリスナーは必須。ラジオは聴くけど、ほかの番組聴いている人ももちろん読んでほしい。
いやラジオ聴かない人にもすすめたいな。
ラジオおもろいでって。
私自身の今聞いているラジオのはなしはまた改めてするかな。しないかな。