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ノコがいた

昨日のこと。
「さあ、今日も朝から描けるなんてウキウキだ!」と思いながら作業部屋に行くと、カサカサ…カリカリ…と音がする。

鳥か?
止まる電線がなくて、とうとうベランダにくるようになったか??
と思って音がする方に近づき、窓を開け、雨戸を開けても何もいない。
雨だし、今日は鳥もそんなに出かけてこないよな~、でも、この音は何?
と思って雨戸を閉めようとずらすと、ノコギリクワガタが居ました。

涼しい気候と雨がパラパラ降る感じがクワガタにちょうどいいんですよね。
雨戸の内側に入ったけど出られなくなったのかな。
たぶん樹液を吸えてなくてお腹が空いてるだろうと思い、とりあえずスイカを舐めさせました。

小雨が降っている時や雨の後は樹液が柔らかくなってよく出るので、クワガタが舐めに出かけている事が多いです。
息子が小中高校生の頃、この時期に小雨が降ると、いい感じの林にクワガタ捕りに出かけて行ってた事を思い出しました。
居るのは大概、大きいコクワなんですけどね。

さて、スイカでは栄養が悪くこのままだと弱ってしまうので、オオクワガタのブリードもできるマニアックな息子に何処に逃がすのがいいか聞いたら、ラインで秘密のクワガタスポットの地図が送られてきたので、カーナビに誘導されて逃がしに行きました。

新聞に乗せたまま車の助手席に乗せる。可愛い。

近くの林なんですけど、私は行ったことがなかったところ。

車が一台通れるくらいの道を入っていくと、綺麗な林がありました。

ああ、息子はこんな所にきてたのね…と。
ここは、中学生の時に仲良くなった子に教えてもらった秘密スポット。
確かにここは、空気感が気持ち良かった。

クワガタに興味がない、或いはそもそも虫が嫌いって人には無縁の話ですが、もしクワガタが欲しいという場合は、6月くらいから見つかるので探してみるといいと思います。
クワガタをよく捕れる子と捕れない子の差は
「クワガタがどういうところを好んで、どういうタイミングでやって来るかを知っているかいないか」ってことだけ。
なんでもそうですけど、知っているか知らないか。

クワガタは鬱蒼とした森よりは、人間が気持ちいいと感じるような、静かで風通しのいい、綺麗な空気の中の木立が好きで、水辺だと尚更好き。
カブトムシはよく蜂や蝉、コガネムシ、チョウチョなどに混ざって昼間に樹液を吸いにきているけど、クワガタは臆病なので、そういう賑やかしいところは苦手で、時間をずらして活動してます。

さて、何処にクワガタを放すか迷って、どれが御神木(樹液が出て虫がよく集まる木)か分からないし、鳥から見えなそうな処は…?
それに、すぐに樹液が出てる木に行けないだろうと思って、スイカも置いていこうか…、
でもスイカの赤色で鳥に見つかってしまうんじゃないか…
いやいや、クワガタもカブトムシもよく死骸が落ちてるってことは黒くても見つかっちゃうんだから関係ないか…。
とかスイカをどうするか?ってことで無駄に時間を使ってしまいました。

赤色が心配

木の窕があればよかったんですが、なかなか見つからず、周りの笹が目隠しになってくれる事を期待してここにしました。

あとは、
自分でどうにか生き延びて行くんだよ~
頑張ってね~
と、ここでお別れ。

いよいよ、夏がくるんだな~。

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