ポジティブ思考を後天的に身につける
ポジティブな人はとても魅力的だ。前向きな発言が多く、一緒にいるとすごく勇気と元気をもらえるし、何よりしゃべっていて楽しい。
そんな人だから周りに人が集まってくるし、ポジティブだからそれを受け入れる器の大きさがあり、いろんな情報が集まってくるようにもなる。そうして話題が豊富で更に魅力的な人になっていくのだろう。
生まれながらにポジティブな人もいるかと思うが、恐らくもともとポジティブな人ってそこまで多くはないような気がする。かくいう自分もどちらかというとネガティブで、人の顔色や発言を気にし過ぎてしまうことが多いし、ちょっとしたことで落ち込んでしまうこともある。
そんな自分を変えたいと思ってはいたのだが、具体的にどうすれば変われるか?というところまで考えたことがなかった。最近、ある方の話を聞いて「なるほど」と思ったことがあるので、ここに記すことで自分に定着させたい。
ポジティブ思考もトレーニングで身に付けることができる。「ビリギャル」で有名な坪田先生も「メンタルの強さはトレーニングで身に付けられる」という旨の話をされていたが、まったく共感する。
ポジティブ思考を身に付けるには、日ごろからすべての物事を「ポジティブ」に捉えることだ。何を当たり前のことを・・・と思われるかもしれないが、個人的には意外と実践的で効果的かも!と思った。
コップに半分の水が入った状態だとして、「まだ半分もある」と思うか「もう半分しかない」と思うか、よく例として出されるが、まさにこの時に「まだ半分もある」と考えるようにトレーニングしていく、ということである。
通勤中に青信号が続けば、「時間短縮ラッキー」と思う。
逆に赤信号が続いても、「〇〇について考える時間ができたラッキー」と思う。
コンビニで買い物して「売り切れじゃなくて買えたラッキー」と思い、「仕事場に事故なく来れたラッキー」と思うようにする。
できればこれらをすべて書き出し、「ラッキーだったこと一覧」を書き溜めていき、時折それを振り返るようにすると、「自分はラッキーな人間なんだ」と自己暗示がなされていくようになる。そうやって自己暗示がなされていくと、不思議なことに本当にラッキーなことが増えていくはずだ。
ポジティブな人には、ポジティブな空気が流れていて、ポジティブな出来事が起こるようになっている。
逆もまたしかりで、これは経験上かなり正しいと感じている。
明石家さんまさんの座右の銘は「生きてるだけでまるもうけ」だと言う。娘さんのIMARUさんの名前はここからとられたそうだが、彼の底抜けの明るさの根源にはやはりポジティブ思考がある。それは先天的なものもあるだろうが、やはり「生きてるだけでまるもうけ」と考え続けた結果身に付けた後天的なものもあると思う。
「生きてるだけでまるもうけ」と考えることができたならば、この世の中で起こるすべてのことを「ラッキー♪」と思えるだろう。辛いことや嫌なことがあっても、それがいつか自分にとって意味のある過去になると心の底から信じることができるだろう。
ポジティブ思考を後天的に身に付けることなんてできないさ。
そう考えてしまうこと自体が、ネガティブ思考に支配されている。
コップに注がれた水は、ただの「コップ半分の水」である。捉え方次第で、「もう半分しか」にも「まだ半分も」にもなる。すべてはそういうことだ。
できないと思えば、できない理由ばかりが見えてくる。
できると思えば、できる理由ばかりが見えてくる。
たった一度きりの人生。どうせならポジティブに生きていきたい。
37歳を迎えた今、改めてこう思っている。