「人生は選択の連続だ」 私には2人の息子がおり、これが彼らに最も伝えたいことの一つだ。 何を食べるか、何を話すか、何を見るか、何を捨てるか。 私たちはいくつもの分かれ道から、毎日膨大な数の「選択」を繰り返している。 その「選択」の結果、今の自分がある。 少し面倒くさがりで、でも何者かになりたいという憧れがあって、37歳になってもまだ人生に悩んでいる、そんな自分。 あまり自分のことが好きではない私は、「なんで自分ってこうなんだろう?」と思って悩むこともけっこうあった。
「環境を変える」ことで今まで見えなかったことが見えるようになったり、見えていたものも見え方が変わったり、様々な変化が生まれる。 あの本田圭佑氏も「環境にこだわれ」と何度も言及している。プロ選手になりたいと思えば、プロ選手になるための環境が整っている場所に身を置くべきだ。人間は弱い生き物だから、自分一人で努力していくことには限界がある。一緒に頑張れる仲間がいる場所、叱咤激励してくれて適切なアドバイスをしてくれる指導者がいる場所に身を置くことが重要だ、という趣旨である。 37
ポジティブな人はとても魅力的だ。前向きな発言が多く、一緒にいるとすごく勇気と元気をもらえるし、何よりしゃべっていて楽しい。 そんな人だから周りに人が集まってくるし、ポジティブだからそれを受け入れる器の大きさがあり、いろんな情報が集まってくるようにもなる。そうして話題が豊富で更に魅力的な人になっていくのだろう。 生まれながらにポジティブな人もいるかと思うが、恐らくもともとポジティブな人ってそこまで多くはないような気がする。かくいう自分もどちらかというとネガティブで、人の顔色
「過去は変えられないけれど、未来は変えられる」という言葉がある。 悔やんでも嘆いても、過去は決して変えられない。過去に戻りたいと思っても、戻ることなんてできるはずがない。であるならば、変えられない過去を引きずって過去に縛られて生きていくよりも、まだ変えることのできる未来に向かって、悔やんでいる過去があるならばその経験を糧にして、これから頑張っていけば良い。そんな意味の言葉であると思う。 これに対して、キングコング西野氏が近畿大学の卒業式スピーチで語った「未来は変えられないけ
ホリエモンの「ゼロ」に、「何もない真っ白な自分に、小さなイチを足していく」という言葉があって、数年前からこの言葉を励みにいろんなことにチャレンジできるようになった。 子育てをしている人は誰もが知っているだろうが、赤ん坊のチャレンジ精神はすごい。「失敗したらどうしよう」なんて絶対に微塵も思っていない。目についたものはすぐ口に入れるし、ハイハイもできないのに立ち上がろうとするし、意思を伝えようと言葉にならない言葉を発している。そんなわが子を見ながら、「自分はいったいいつから失敗
会社の軽ワゴンを運転するのは楽しい。いつも乗っている営業車よりも座席の位置が高く、窓も大きいため視界が広い。隣を走る車よりを見下ろしているような感覚で、何だか気分が良い。 そうやって運転しながら、これって仕事をする上でも、人生においても大事なことやなって思った。 たまに視点を変えて見ると、今まで気付けなかったことに気付けることがある。道端に咲くタンポポや新しくオープンした喫茶店、新発売のお弁当や美人な店員さん。 Mr.Childrenの「彩り」という歌に、 「僕のした単
「1万時間の法則」というものがある。 一流として成功するためには、約1万時間が必要だというものだ。 一日3時間練習したとしたら、約10年で1万時間。10年続けるとそれなりの結果につながるというのは、感覚的に理解しやすいのではないか。 小学校6年間、中学校3年間の義務教育9年間も、授業時数の合計が約1万時間である。 では、義務教育9年間を経て子どもたちはどんな力を身につけ、どんな人間になっていくのか。 義務教育の9年間で身につけるべき「基本」は何か、社会に出る準備として
疑うことなく真っ直ぐに進める人が羨ましい。そんな強さに憧れるし、そんな人になりたかった。 自分が信じる「正しさ」を軸に持ち、誰に何と言われようともブレない強さ。 教師として憧れた先生たちは、みんなそういう強さを持っていたように思う。 いつかそんな教師になりたいと思っていたけれど、教職15年目を迎えた今もそうなれていない自分がいる。 人の話は姿勢を正して聞かなければいけないよ。 忘れ物をしたら授業の前に言いに来るんだよ。 真っ直ぐ手を挙げて前の人の頭に合わせて整列するん
「あの時◯◯していれば・・・」「違う選択をしていれば・・・」と過去を悔やんでしまうことがある。 後悔してもどうしようもないことは、36年間も生きていれば嫌というほどよく分かっているのに。 それでも、どうしようもなく現実に嫌気がさした時、違う選択をした未来を想像してしまう。 そして、過去の自分を恨み、変えられない現実を前に打ちひしがれていく。 でも、たった一度きりの人生。そうやっていつまでも過去に囚われていては勿体無いとも思う。 あの時違う道を選んでいたら、今の現実は
岡田斗司夫さんの動画で「ホワイト革命」なる言葉を耳にしたことがある。 SNSなどを通じてすべてが可視化される社会では、誰もが「ホワイト」でないと許されない社会になるという趣旨の話だったように記憶している。 これから先、ビッグデータの活用が進めばその傾向は更に顕著になっていくだろう。 ちょっとした視線や手の動き、一挙手一投足から自分が分析され、完全に解読されてしまう時代がすぐそこまできている。 世間一般で認められない思考や指向を持っている人は、SNSで徹底的に叩かれ、生
小学生の頃、NHKで甲子園を見るのが大好きだった。 最高だったのは、松坂世代が集った1998年夏の大会。準々決勝明徳義塾戦の大逆転劇、準決勝PL学園戦の死闘、決勝京都成章戦でのノーヒットノーラン。漫画よりも漫画な展開に、毎日ワクワクドキドキしながらTVの前に齧り付いていた。 彼らはみんな「今」を生きていた。「今」を懸命に生きていた。 だから、あんなにも輝いて見えたのだと思う。 そんな輝いている彼らと自分を比べてしまうと、なんでこんなに自分ってダメなんだろうと思う。幼い頃に
仕事上では、タスクを書き出して終わったら消していく、ということをしている。終わるたびに小さな達成感を得られるし、何より「なんだっけ?」と考える無駄な時間をカットできるのが良い。 これは、私生活でもやった方が良いのだということを、最近ネット上の記事を読んで知った。 実際にやってみると、思った以上に良い。元来面倒くさがりで出不精な私は、予定が入っていることに窮屈さを感じてしまうような人間なのだが、タスクを書き出すことで休日がすごく充実するような気がする。 「洗濯物畳まなきゃ
仕事のコツはなんといっても、「仕事ができる人」の真似をすることに尽きると思う。その人のことを観察し、近くで話を聞き、考え方を知り、とにかく徹底的にマネをする。 私は中学校教員として働いているが、「仕事ができる」と感じる人には大きく2種類いる。 ①机の上が常に整頓されており、計画的に先を見通した仕事の進め方ができる人 ②トラブルが発生した時に的確で臨機応変な対応ができる人 ②は経験を積まないとなかなか身につかないことかもしれないが、①は意識と習慣で身につくスキルだと思う。
私たちは誰もが「色眼鏡」をかけて物事を見ている。自分というフィルターを通して世界を見ている。 自分から見たものが必ずしも正しいとも限らない。思い込みや偏見で誤った見方をしてしまった経験が、誰でにもあるのではないだろうか。 だからこそ、人生においては人との関わりが大切なんだと思う。人との関わりの中で、自分一人では得られなかった多様なものの見方を獲得できる。「自分はこう思ったけど、あなたはどう思う?」というやりとりの中で、自分とは異なる視点から見た物事の捉え方ができるようにな
Xを眺めていると、「人が亡くなる時に後悔することリスト」が流れてきた。 ドキッとした。 数年前「明日死ぬかもよ」という本を読んで感銘を受け、自分の考え方や行動を変えていこうと決意したことを思い出したからだ。 くさりかけたみかんのようにふにゃふにゃな自分の意志の弱さを呪いつつ、かつてと同じように死を目前に控えた将来の自分をイメージする。 「リスクを恐れず何でも挑戦すればよかった」「他人の目を気にしすぎなければよかった」 心が痛い。 絶対に自分も後悔するだろうことだ。
「自分に似ているところがある!」と感じる人と、「自分とは全然違う!」と感じる人のどちらに魅力を感じることが多いだろう? 私は、「自分とは全然違う!」と感じる人に惹かれることが多い。 ここ最近でいうと、「情熱大陸」でのゆりやんレトリィバァ。密着を受けている彼女をよく見てみると、ナダルの顔が無数に載っている服を着ている。しかも、何の説明もない。なんて斬新なボケなんだろう。一気に彼女のことを好きになった。 自分にはない発想、自分にはない才能、自分にはない感覚。そういうものを感