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十勝川の奇跡「ジュエリーアイス」を見に行って、美味しすぎるドーナツを食べた話。【#47歳日本縦断の旅】

冬の北海道に行くにあたり、最初に行くと決めた場所。
それが豊頃町だった。

目的は「ジュエリーアイス」を見るため。

豊頃町観光協会さまHPよりお借りしました)

氷の塊が朝日に照らされてキラキラ輝く。
なんてきれいなんだろう。

数年前、友達が撮った写真を見せてもらってから「一度見てみたい!」と思い、今回連れて行ってもらうことが叶った。

もし誰かが「ジュエリーアイス見てみたい!」と思った時、一体どんな準備が必要なのか、いつ頃見られるのか、ついでに寄って欲しい場所などなど、書き残しておこうと思う。



・ジュエリーアイスとは?

そもそもジュエリーアイスとは、なんなのか。

十勝川を覆いつくす氷が太平洋に流れ出し、河口の大津海岸に打ち上げられる氷の塊が太陽の光を受け美しく輝く自然現象です。十勝の厳しい寒さと、母なる大河「十勝川」が生み出す自然の神秘です。

豊頃町観光協会HPより

つまり、十勝川が凍って、その氷がすぐ隣の大津海岸に打ち上げられたもの。
氷が透明でキラキラして、とても美しいのだ。

見られる時期は1月の中旬から2月下旬まで。
今年は2月24日が最後だったみたい(公式HPより)。
当たり前だけど、寒い時期しか見られない。

ちなみに、ジュエリーアイスが見られるのは豊頃町。
それってどこ?って方のために、一応地図でお知らせすると、ここ。
釧路の西、帯広の南(説明が雑)。

(「ジュエリーアイス」で検索すると表示されるよ)


・どうやって行けばいい?

近くに駅はないため、車でないと行くのは難しい。

参考までに、代表的な駅からかかる時間はこちら。

私たちは、朝日で輝くジュエリーアイスを見るため、帯広に前泊。
同じく帯広でレンタカーを借りることにした。

友達が運転に慣れた道民なので、早朝の雪道も臆せず走れたけど、私一人だったら無理だったかもしれない。

だって、めちゃくちゃ道凍ってんだもん。
いくらスタッドレスとはいえ、慣れてないとちょっと怖い。

調べたら、帯広発着のバスツアーやフォトツアーも開催されているようなので、運転が不安な人は利用するのも一つの方法だと思う。


・休憩所も駐車場も完備されているから安心

日の出が6時頃だったので、コンビニへ寄り道することも考えて5時前に宿を出発。

こちらの大津海岸、ジュエリーアイスを見に来る観光客のために、無料駐車場も休憩所も完備されている。

休憩所は数年前にできたらしく、とても綺麗。
お手洗いも綺麗だし、暖かいのが何よりありがたい。

(無料の休憩所)


・海岸へジュエリーアイスを見に行こう。

休憩所から海岸までは歩いて3分ほど。
意外と足元が滑るので注意が必要。

吹き付ける海風が、ちょっと寒い。

(この先に海岸がある)

でもこの日はそんなに寒くなくて、マイナス1℃。
風があるので、もう少し寒く感じたけど、完全防備だったので全然無問題。
(装備についてはのちほど)


いよいよ海岸に出て足元を見ると・・・

いたいた!
これがジュエリーアイスかー!

大量!というほどではないけれど、あちらこちらに小さな氷の塊がころころと転がっている。

ちょうど打ち上げられたばかりのものも。
かわいいし、とてもきれい。
自然の神秘だなあ。

「ここにもあった!」「これきれい!」そんな声を上げながら、ひたすらに撮りまくること1時間ほど。

そういえば、日の出って何時だったっけ?
あれれ?

…残念ながら、この日はしっかり曇天で、朝日に照らされたジュエリーアイスを見ることは叶わなかった。

それだけがちょっぴり残念。

(ほんのり見えただいぶ昇った朝日)
(早朝から海岸に集まった人たち)

でも、ジュエリーアイスを見られただけで大大大満足。
連れてきてくれた友達に感謝しかない。
本当にありがとう。


・ほっと一息つける休憩所情報

その後、無料の休憩所に戻り、温かい飲み物をいただいた。

私がいただいたのは「甘酒ミルク」。
温かさと甘さが、体の芯まで染み渡る。

(友達撮影。お気に入り)

人間寒いとカロリーの消費がすごいので、糖分をすごく求めるらしい。

そういや北海道にいる間、やたらとチョコレートを求めたのも、そのせいだったのかもしれないなあ。

ちなみにこちらの休憩所「ジュエリーハウス」は、期間限定のオープンだそう。ご注意を。

休憩所
​ 開 館 日 令和5年1月14日(土)~3月/5(日)
 開館時間 午前7時00分~午後3時00分
      ※休憩スペースオープン、ジュエリーアイス写真展示 
トイレ
利用時間 24時間ご利用可能(※休憩所開館期間中)

https://www.toyokoro-kankoh.com/


・ところで、何着て行く?持って行く?

おかげさまで私が行った日はそんなに寒くなかったのだけど、普段この時期はマイナス8℃が平均だそう。

日の出の時間を狙うと、最低気温に近いからマイナス15℃とかが普通。

なので、とにかく暖かくして行くことが大事!

豊頃町観光協会HPより)

私はこんな格好で挑んだよという備忘録も兼ねて、トップスから順番に書いておきます。

【トップス】
・超極暖ヒートテック
・腰と胸にホッカイロ
・ウールの厚めニット
・フリースボアジャケット
・裏がアルミになっているスキーウェア的なもの(友達から借りた)

【ボトムス】
・裏起毛タイツ
・裏起毛ズボン
・中綿入りパンツ(友達から借りた)

【足元】
・裏起毛タイツ
・こたつソックス
・靴用カイロ
・中敷2枚
・スノーシューズ

【手元】
・フリース手袋
・スキー用手袋

【その他】
・ネックウォーマー
・耳当て
・めっちゃ熱くなるホッカイロ

マイナス1℃だったこともあると思うけど、全然寒さは感じなかった。
参考になれば幸いです。


・ジュエリーアイスに行ったら立ち寄りたい場所2つ

せっかく豊頃町まで行ったら、立ち寄って欲しい場所が2つある。

・北海道らしい景色、ハルニレの木

まず1つ目は、ハルニレの木。

雪原の中に一本だけ立つ木。
本当に美しい。

ジュエリーアイスからだと車で30分ほど。
街に戻る途中にあるので、ちょっと立ち寄ってもらいたい。

十勝川の河川敷に立っているので、堤防にある駐車場に車を止めてそこから降りていく。

雪深くて歩くのが大変な場所もあるけど、大変フォトジェニックな場所なのでぜひ。


・ドーナツ激うま「朝日堂」

そしてもう一つは「朝日堂」というお菓子屋さん。

ハルニレの木のすぐ近くにあるんだけど、ここのドーナツが!本当に!めちゃくちゃ!美味しいから!絶対に行って欲しい…!!!

全種類買いたかったけど、日持ち的に無理だったので、かぼちゃあん・チョコ・あんボール・カスタードクリームを買った。(ひとり分。結構買ったよね)

どれも美味しかったんだけど、中でもこのカスタードクリームの美味っぷりが半端なかったのよ…!!!!

(友達に運転してもらいながら食べるという贅沢)

ドーナツだから揚げてあるんだけど、全然くどくなくて、外はサクッと中はふわふわ、そしてクリームがとろり…って、何これ?どういうこと?

(書いてて、めっちゃ食べたくなってる)

地元の方も買いに来てて、みんな「カスタード10個」とか「あん10個」とかすごい単位で買っててびっくりしたんだけど、今なら分かる。

そうだよね買っちゃうよね。
私も近所だったらカスタード10個買ってるよ。

何気に今回の北海道縦断で、もう一度行きたいところベスト3には入っている。
絶対また行きたい。食べたい。


・さいごに

以上、豊頃町のジュエリーアイスを見に行った私の経験を踏まえ、情報あれこれお届けしてみました。

今年はもう見られないみたいだけど、来年以降「行ってみたい!」と思う誰かの参考になれば嬉しいです。

私もまた行きたい。
ドーナツ食べたい(そこかよ)


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オカダトモコ 旅が好きなライター / カメラマン
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