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リヨン駅からシテ島へ。行けなかった場所があるから旅は続くのかもしれない【パリ旅日記11】

さあ、いよいよ(やっと)大詰めのパリ旅日記。
5日目のぶらり散歩です。

翌日の朝出発だったので、散策できるのはこの日が最後。

今回の旅で行こうと思っていた「サントシャペル(教会)」と15年前にも訪れたカフェを目指して、シテ島・セーヌ川沿いをぶらり散歩。

行ったところを写真とともにお届けです。



1、リヨンの駅の時計台

リヨンって、フランスの南の方にあるけど、同じ地名…?と思ったら「リヨン行きの駅」という意味で付けられた名前だそう。
ややこしいな。

実はつい最近こちらの本を読みまして。

パリに行く前に読み始めたのだけど、バタバタしてそのまま放置してたのを思い出して読みました。

稲垣さんとは年代も近いし、フランスの雰囲気とかまだ自分の中で残っているので「分かるなあ」と思う部分が多々あって面白かったです。
誰かに認識して欲しいんだよね。そうなんだよね。

で、話を戻して。

そのリヨンへ向かう電車が出る駅「リヨン駅」。
ずいぶん立派な時計台があるので、歴史のある駅なのかな?と調べたら
「1983年、ドラマ『スチュワーデス物語』のロケに使われる」の文字!!驚愕!

教官!ノロマなカメ!ひろし…!
(わかるあなたはは同世代)


2、クレミュー通り(Rue Crémieux)

リヨンの駅からすぐの小さな通り。
石畳の道にカラフルな家が立ち並んでいてすごくかわいい通りが。

えー何ここ!かわい!
と思うも、入り口に「住んでる人の迷惑になるから入らないで!写真NG!静かに!」的な立て看板が。

なのでそっと看板の外から一枚。
おじゃましました。


3、Mamiche(パン屋さん)

朝食用のパンを買ったブーランジェエリー。
サンドイッチを買いました。

もう一件「Du Pain et des Idées」にも行って、こちらではパンオショコラを。

どちらも人気店なのか、朝の8時台に並んで買いました。
そしてどちらも美味しかった…。
パリはパンが本当に美味しい…。


4、コンシェルジュリー

シテ島にあるかつての「牢獄」。
あのマリーアントワネットが処刑までの2ヶ月半もの間、収容されていたそう。

って、私ここに行きたかったわけじゃなく、隣の「サントシャペル」に行きたかったんだけど、少し手前にあったこちらにうっかり入ってしまい…。

全然気づかなくて、入ってからも「大聖堂どこなんだろう」と探してました(笑)

しばらくして「これ…サントシャペルと違うのでは?」と気づいたけど、せっかく入ったので見て回ることに。
だって入場料13ユーロ払ったし(笑)

チケット買って中に入ると、こんな大広間!

受付でタブレットを渡されます。
日本語も選べる!ありがたい!

施設の地図も見れて現在地を把握できるし、タブレットをかざすと昔どういう風に使われていたかを映像として見ることができたりして、なかなかに見応えがありました。

あとはマリーアントワネットが最後に過ごした場所ということで、使用していたものが展示されていました。

私、マリーアントワネットと誕生日が同じなので(11月2日生まれ。深田恭子ちゃんも一緒だよ)、なんとなく勝手に親近感を持っていてちょっと切ない気持ちになりました。

ここで2ヶ月半すごしたあと、コンコルド広場で処刑されたそうです。

殺されるとわかっていて、2ヶ月半もどんな気持ちで過ごしたんだろうなあ。

とか思いながら、隣のサントシャペルへ移動。

すると、超超超長蛇の列!!
2秒で諦めました。

次回来る時は日本でチケットを予約して来よう…。

あ、コンシェルジュリーは
めっちゃ空いててよかったです。


5、ノートルダム大聖堂

2019年に火災で一部焼失したノートルダム大聖堂。
現在は復旧工事中です。

ここ、15年前に来た時、上までのぼったんだよなあ。
中も上も、とても美しかった記憶。
早く元の姿に戻りますように。


6、花市場

シテ島の一角にある花市場。
曜日によっては(多分日曜日)鳥も売られているそう。

色鮮やかなお花がいっぱい!
まるで植物園みたい!

パリを歩いていると、お花を持って歩いてる人がすごく多いんですよね。

女性も男性も老いも若いも。
切り花を小脇に抱えて電車に乗ってたり街を歩いていたり。

だから街中にもお花屋さんが多いんだけど、ここの人たちは生活の中に花があるのが当たり前なんだろうなあって思いました。

なんでもない日でも花を買って帰る生活って、なんかいいよね。


7、ヴォージュ広場

ぐるりと建物に囲まれた広場というか公園。

記憶にないんだけど、なぜかGooglemapの「行きたい場所」のピンが立っていたので、行ってきました。

なんだろう。
何かの旅番組で見たのかな。

ここの広場も、先日の「リュクサンブール公園」と同じく、ベンチにも芝生にも人が座って大賑わい。

子供も若い人もお年寄りも喋ってたり本を読んでたり、気ままに過ごしている感じがすごくいいよね。自由でね。

てか、パリの人って公園好きなんだね。

こちらは公園の周りを囲むパサージュ。
アーチがとても美しかったです。


8、ピカソ美術館

3日間一緒にいた友達から「良かったよ!」勧められていたピカソ美術館。

時間ができたから立ち寄ってみたら…

ストライキでいくつかの部屋が入れないとのこと。
がーん。

日本にいると「ストライキ」ってあまり聞かないけど、海外だと結構よくあることのようで、電車が止まったり飛行機が飛ばなかったり…。

何年か前はごみ収集の人たちがストライキをしちゃって、それはもう大変だったそう。

日本ではそういうことないもんね。
みんなちゃんと働いてくれてありがたいなぁ。
日本って素晴らしいなぁ…と閉鎖された美術館の前で祖国に想いを馳せました。

ああでも見たかったなあ。ピカソ。


9、The Caféothèque of Paris

セーヌ川沿いのカフェ。

15年前に訪れてもう一度どうしても行きたかったカフェ。
詳しくは先日のこちらの記事をご覧ください。


以上、5日目のぶらり散歩でした。

パリのぶらり散歩はこちらで終了!
お付き合いいただき、ありがとうございました!

これからパリへ行こうと思っている方のお役に立てたり、「楽しそう。パリ行こうかな」と思ってもらえたりしたら大変嬉しいです。

円安で色々びっくりするけど、やっぱり肌で海外を感じるっていいものだと思うので、行きたいと思うなら行けるうちに行った方がいいよ。本当に。


こうやって振り返ると、行こうと思ったところに行けなかったり(サントシャペルとかピカソ美術館とかね)、せっかく行ったのに絶景ポイントを見逃したり(サクレクールにて)、思ってたのと違うお店に行ったり(ベトナム料理店)、あちゃーなことも多かったのだけど、そういうことがあるから「また行こう」って思えるのかもしれないね。

完璧に100%満足する旅をしちゃったら、もう行かなくて良くなっちゃうけど、「あそこ見たかったな」とか「次回はあの場所へ!」があるから、次の旅ができるのかも。

そしてまた次の旅でも、何かしら取りこぼしたり間違えたりして、それがまた次につながっていくのでしょう。

てことで、いつになるか分かりませんが、またパリの地を踏みたいと思います。
できれば早めに。

以上、パリ旅日記でした。


明日は、乗り換えの北京空港で出会った小さな縁について。
「袖振り合うも他生の縁」を感じたお話です。

ではまた明日。

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オカダトモコ 旅が好きなライター / カメラマン
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