マガジンのカバー画像

映画感想文

14
運営しているクリエイター

#netflix

子供の頃、今の自分になりたいと思ってた?という問いが一番響いた1本。

Netflixに知らないタイトルを見つけた。 「この映画知らないなあ。何系?どんな感じ?」 そんな気持ちで再生ボタンを押した。 酔っ払った森山未來と知らないおじさんが、ゴミ置き場に突っ込むところから話は始まった。 2分ほどやりとりを見つめ「どうしようかな、このまま見続けるか止めようか…」と思った瞬間、画面にこんな文字が映し出された。 奇しくも、その1週間前に46歳になったばかりの私には刺さりすぎる1行だった。 ので、そのまま見ることにした。 Facebookの”知り合

人は誰かのためなら前を向ける。それが人間だろうと猫だろうと。

Netflixで「ボブという名の猫」を観た。めちゃくちゃ良かった。泣いた。 猫が出てくるだけの映画じゃなかった。 あらすじはこんな感じ↓ ロンドンでプロのミュージシャンを目指すジェームズは、夢を果たせず、薬物に依存、家族にも見放され、ホームレスとしてどん底の生活を送っていた。そんな彼のもとに迷い込んできた一匹の野良猫。足をケガしていたその猫はボブと命名され、ジェームズはそんなボブを有り金をはたいて看病する。それ以来、いつも一緒に行動をともにするジェームズとボブ。そんな彼ら

正義を貫けるか、自分を守るか〜映画『新聞記者』

2020年に開催された第43回日本アカデミー賞で、「最優秀作品賞」「最優秀主演男優賞」「最優秀主演女優賞」を受賞した『新聞記者』。 恥ずかしながら、公開時にはこの映画の存在をまったく知らず、アカデミー賞受賞で知った。 「面白そうだなあ」と思いつつも、なんとなく内容が暗そうで手がつけられないまま時は過ぎ。 今日ちょっと時間が空いたので観てみた。 あらすじはこちら↓ 東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)は、送り主不明の「医療系大学の新設」に関する極秘文書を元に、許認可先