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青森移住ぼちぼち珍道中〜兵庫県から青森県へ #103 東京面接

東京のメッセンジャーの会社の面接に、夜行バスで旅立った長男。

受ける会社は、
社員50人?全体で200人?、学生バイトの人たちがわんさかいるようで、本気のフルタイムのメッセンジャーは個人事業主だそう。
やったらやった分、収入が上がる。
社保も厚生年金ではなく、国保と国民年金。
んん〜、これは頑張らないと東京では生活できないぞ。

土日祝は休みだそうなので、
もし収入が足りなければ
休みの日にコンビニでバイトする!と意気込んではいるものの、
実際、高卒でいきなり東京で一人暮らし、掃除洗濯。

お金もないので自炊は必須であろう。
1日、大都会の街の中を自転車に乗り続けて、そんな休みの日まで、バイトする体力があるのだろうか。。。

心配しても仕方がない。
まずは面接をクリアしないと。
履歴書はいらないと言われたそう。
え〜いらないの???

じゃスーツじゃなく、
ポロシャツかボタンのシャツでいいんじゃない?ということで、
夜行バスに乗るときは短パンTシャツで、バスの中で着替える、歯磨きをする、で出発。

無事到着し、面接。

「君、面白いね。応援するから来年の春から来てください。
青森から来るっていうからどんな子かと思ったけど、大学生みたいに落ち着いてるね。」と言われたそう。
1時間くらいの面接かと思いきや、半日くらい色々案内してもらったり、話したり。
なんでも、20年前くらいに放映された
草彅剛さん、飯島直子さん、ナイナイ矢部さんが出演されていた「メッセンジャー」の映画のモデルになった会社だそう。

そして、翌日の朝
オリジナルのメッセンジャーキャップももらって、ルンルンで帰ってきた。
「すごくいい人達ばっかりだった。分からないことは東京に来るまでに何でも聞いてくれたらいいし、部屋探しも一緒にするから困ったら連絡したらいいよって言われたよ。」

合格!!!!!
憧れのメッセンジャーの会社に内定が決まり、夢と希望に燃えていた。
あの日が来るまでは。

1番度肝を抜かれたのは、
面接に短パンTシャツで行ったこと。

えっ?えっ?エェーっ。
短パンTシャツで面接受けたん???母はびっくりである。
「だってさ、東京暑くて長ズボンなんて履いてられなかった」って。
凄いな、1号。
お母さんは面接に短パンで行く勇気はないっ。笑

つづく


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