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青森移住ぼちぼち珍道中〜兵庫県から青森県へ #101 わぁ東京行く。

社屋とカフェが出来て半年、自宅は家族だけのプライベート空間になり、高校3年と1年の息子たちもようやく自分の部屋を持つことが出来た。

春、夏と季節は過ぎ、
裏の畑 初めての無農薬栽培は枝豆を植えた。

草刈りは、高校3年生の長男にお願いした。
真夏の100坪の草刈り、なかなかハードな作業でも快くやってくれる。
2年経った今でも喜んでやってくれるので、有難い。
本人はただ草刈り機を使いたいだけのよう、笑
それでも助かる。

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高校3年になり大学行かない宣言発令中だったので、
周りは大学受験ムードだけど、そんなのは関係ない。
ロードバイクに相変わらず夢中である。

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そろそろ、卒業後するかどうするか。
「わぁ、自転車の専門学校に行きたい」と言い出した。
確か九州の専門学校。
調べると授業料が中々お高い学校。

「先ずは資料請求して、どんな事をやるか調べてからプレゼンして!」
「わかった!」

資料が届き1週間が経った。
「やっぱり辞めた、あんまり高度な事しないから」
「東京でメッセンジャーをしたい、ゆくゆくは自転車屋さんを起業したい」
と言い出した。

「そもそも自転車屋さんを起業するのにどんな道を辿れば良いか誰かに聞いたら?」
ということで、知り合いの人に地元の自転車屋さんオーナーや、東京でメッセンジャーして青森県にIターン移住した人を紹介してもらった。
後は自分で行動しなさい!

お2人から色々、東京のメッセンジャー事情について聞いたらしく、
就職したい会社をピックアップして、自分で連絡したもよう。

と、その前に、
担任の先生に就職したい事を伝えたら、
「大学に行かなければ路頭に迷う、ちゃんともう少し考えろ」と。
路頭に迷うだと、、、。
私にまで電話がかかってきた。
三者面談でも二者面談でも、本当に良いのか大学卒業してから考えろ、まずは大学に行きなさいと念押しされたが、

長男の気持ちは変わらずだったので
「本人が決めた事なので、私たち親は応援しますので大学進学はしません!」と伝え、
「では、お母さん、そもそも本校には本人の思うような求人がありません。自分で探すしかないです。」

そりゃそうだ、長男の同級生240人?でほぼ進学、後は公務員、一般企業就職を希望したのは、長男1人だけだった。

と言う事で話は戻り、
東京のある会社に連絡したら、求人は出してないけど面接しても良いとの返事。

「お母さん、飛行機取ってくれる?」
「えっ?飛行機高いやん、嫌だ〜、夜行バスで行ったら?若いから大丈夫や、なるべく安く!」
「わかった」
「一泊してきてもええし、朝着いて面接してそのまま夜行バスで帰ってきてもええし」
「わかった、泊まらず帰ってくる」

真夏の暑い暑い8月2日の夜22時。
青森では各地でねぶた祭りでごった返す弘前駅。
高校3年の長男は1人で夜行バスに揺られて一生を左右する、東京西麻布にある会社の面接に出発したのだった。

つづく

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