川崎市:高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ
川崎市役所に勤務する知り合いがSNSで「パターン・ランゲージ『高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ ~ともに未来をつくる~』の冊子とカードがようやく完成しました」という報告をしていた。
川崎市:高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ ~ともに未来をつくる~ (川崎市ホームページ)
高齢者がいきいきと暮らすための ソーシャルワーク実践のコツ ~ともに未来をつくる~ Ver.0.9(冊子pdf)
ちらっとみた印象でしかないけれど、目次をみるだけで質の高いパターン・ランゲージになっていることがわかる。
作成メンバーは、川崎市健康福祉局の人たち、川崎市の地域包括の人たち、各区役所の地域みまもり支援センターの人たちから構成されていて、知り合い突出して頑張ったというものではなく、きちんと周囲の人と一緒に作成したということがうかがえる。それもとても大事なことだ。
川崎市の知り合いとは一緒に『認知症アクションガイドブック(川崎市認知症ケアパス)』を作ったのだけれど、初めて会ったときに、その人は唐突に鞄から、たまごクラブ、ひよこクラブを取り出して、「行政の枠に囚われず、こんな風にみんなに手に取ってもらえる冊子がつくりたいんです」と言った。
『高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ ~ともに未来をつくる~』には、あのときと同じ思いがいまも生きていることを感じる。そして、その思いを拡げるために、何をしたらよいだろうかという気持ちがさらに育っていることもわかる。
川崎市のページには、パターン・ランゲージとは何か、パターン・ランゲージの良い点、この冊子の活用の方法がコンパクトにまとめられている。
この冊子が単に「行政として〈仕方なく〉つくりました」ではなく、本当に伝えたいことがあるのだということが伝わってくる。
訪問していただきありがとうございます。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。