これから一緒に殴りにいこうか、私をな。
あ、すみません。
いや、本当にすみません。
今日割と真面目に書くつもりだったのにブログに時間割きすぎて全然noteを書けず仕舞いでした。
あー私がショックだ。
実は今、dtvで「振り返れば奴がいる」というドラマを観ています。
私と同じくらいの年齢か、上の人なら分かりますかね。
私も再放送でよく観てたというぐらいなのですが・・織田裕二と石黒賢のW主演なんですよね。
このコラムの題名の写真見てもらうとわかりますが織田裕二が黒いコートで石黒賢が白いコート。
これは色のまんまで、織田裕二演じる司馬は慈悲もないお金になる患者しか治さない悪い先生で石黒賢演じる石川は心優しい患者にも人気のある先生なんです。
という認識でした。昔は。
とにかく織田裕二演じる司馬先生は心のない悪い先生だと思っていたら、実はそんな事ないじゃない。いや、悪い側面もあるけれど、本当は良い先生なのでは・・?と
大人になって見てみると感じ方が変わってきます。このドラマの中で出てきたセリフ。
司馬先生が石川先生に向かって
「お前みたいな医者がいるから死にきれない患者がいっぱい出てくるんだ。チューブに繋がれて死ぬのをただ待つだけの患者がな!」
と。
このセリフを聞いて私はとても大事な人の事を思い出しました。
そして泣きそうになりました・・
尊厳死を問うているのね。
子供の頃に観ていたからよくわかっていなかったけれど、大人になった今なら分かります。
周りは生きていて欲しいと願う事は当然だけれど、当の本人は動くことも出来ずただ辛いだけかもしれない。
それでも生きていてくれれば私達周りの人間は嬉しい。
でもそれはエゴじゃないかと。
私は以前、もんコラムで自死してしまった芸能人の事について「生きているだけで良い。」と書きました。
実際にそう思います。
しかし、これは若い人の事について。
私個人的な意見ですが、自分の親がチューブに繋がれて動けない状態でただじっと病院で人生の時間を費やすのは見ていられません。
いえ、、見ていられませんでした。
食べる事が好きで、釣りが好きで、ドライブが好きで、子供想いだった。
動けなくなるのはどんなに辛かったろうか。
だから、周りのエゴで勝手に決めてはいけないんだと思ってしまう。
人はたとえ動かなくなって話せなくなっても尊厳があります。
その人を尊重し続けなければいけない。
私は早く楽にしてあげたいとずっと思っていました。
みんなは違かった。全力で支えていこうと必死でした。
私も協力はしていたけれど、心はみんなに背いていた。
でも本当はみんなが正しい。それがあるべき家族の姿だと。
だからあの時ずっと早くラクにしてあげたいと思っていた私を殴り倒したい。
私がずっとそう思っていたから早くに居なくなってしまったのかもしれない。
ふとそう思う時があります。
大切な誰かが今度そうなった時、私は全力で支えてあげられるんだろうかと自分に問うています。
久しぶりに観たドラマからこんな気持ちにさせられるとは思いませんでした。
子供の頃に感じていた悪は、大人になると悪ではない。むしろそれがあるべき姿で、大人になると必然悪もなければならないと気付く事もあります。
悪になりきるというのも善を知らなければ悪になれなかったりするのです。
もっと軽い内容にする予定だったのにこんな感じになっちゃってすみません。
本当は「振り返れば奴がいる」の主題歌を歌っているチャゲアスの事を語ろうとしたのに笑
まぁ、いいか。