子供と良好な関係を築くために今すぐできる、たった2つのこと。
最近子供を褒めてないな。
赤ちゃんの頃はほんの小さな成長でもすごく嬉しくて褒めてたのに…。
そう思ったこと、ありませんか?
【保育士】【チャイルドコーチングアドバイザー】の資格を持っているおかーさん(@oka_sanV)が、子供との良好な関係の土台作りについてお伝えします。
【できた!】を見逃して褒めることが減っていませんか?
赤ちゃんから幼児期の成長はめまぐるしいもので、毎日が挑戦・失敗・成功の連続ですよね。
身近で過ごすことの多い時期なので保育者はたくさんの子供の【できた!】に出会う機会を得て、その【できた!】の発見が【褒める】という行動につながります。
でも、成長と共に子供を褒める機会って失われますよね。
どうしてかな?と考えてみたのですが【できない→できた】の瞬間をたくさん見逃していくからではないでしょうか。
成長と共に求められることが高度になり、そもそも【できた】の機会が少なくなっていくことも原因として挙げられます。
でも、それは「できた!を見逃した親が悪い」と言っているわけでは決してありません。
手が離れ、目が離れるのは成長の証
長女がまだ2、3歳だったころに行っていた児童館でもらった子育てサークルの会報誌にこんなことが書いてありました。
乳児は肌を離さないで
幼児は手を離さないで
少年は目を離さないで
青年は心を離さないで。
もう10年近く前のことですが、ずっと心に残っていたこの言葉。
調べてみると原型は山口県で長く教育に携わった緒方甫さんという方が提唱された『子育て四訓』というものだそう。
幼稚園、保育園など親の手も目も届かないところへと行動範囲を広げていくのは成長の証。
【できた!】大量発生の時期を終えたところに更に親と接する時間が減ってしまうので、褒める機会が減るのも致し方ないことです。
成長は喜ばしいものの褒める機会が減ってしまった我々は、ではどうしたらいいのでしょう。
1.スモールステップで褒める
「こんなことできて当たり前!」
そう思う気持ちをグッと堪えて、まずは小さなことから褒めてみましょう
急にそんなの胡散臭くて褒められない!
そんな風に思ったあなた。お気持ちわかりますよ!笑
そんな時には
「○○してくれてありがとう」
「○○してくれて助かる」
という言葉がけはいかがでしょうか?
ご自分の心に負担のない言い方をぜひ見付けてみてくださいね。
ただ、中には『褒められることが苦手な子』もいるので、お子さんの反応によっては言い方を変えた方がいいかと思います。
大事なのは【あなたの頑張りを見てるよ。あなたのことを認めてるよ】という気持ちを伝えることです。
2.成長を見守る機会を増やす
減ってしまった褒める機会。
ないなら増やしてしまいましょう!
①何かに挑戦してみる。
今できない何かに挑戦する機会を作りましょう。
結果的にできなくても、頑張りを褒めてあげてくださいね。
例えば習い事は【褒める】を増やすいい機会になります。
体操系の習い事は級に分かれていて合格すると進級できるというシステムのところが多いので、わかりやすく褒めやすいですよね。
②勉強を教える。
子供の【わからない→わかる】の変化にすぐ気付き褒める機会が増える上に、親も子も賢くなれちゃいます。笑
③好きへの共感
子供の得意なことについて聞いてみるのも良い手です。
自分の好きなことについて語るのは誰だって楽しいもの。自分の好きを認めてくれるというのは喜びに繋がります。
「詳しいね!」「○○知ってるなんてすごい!」
「○○はどうやってやるの?」等。
肯定的な声かけや、その道のプロ扱いされることが子供の自尊心をいい感じにくすぐってくれるでしょう。好きを伸ばし、新たな発見をしてくれるかもしれません。
信頼関係は自分のことを認めてくれる人に対して生まれる。
「この人は自分のことを見てくれる。わかってくれる。」
この状態が信頼関係へと繋がっていくと私は思っています。【心を離さない】状態ですね。
思春期
反抗期
親子関係も常にフラットな訳ではないでしょう。
けれど信頼関係という土台を築き【心を離さない】でいれば、きっとまたうまくいく。そんな風に私は思うのです。