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文字を書いてたら1.5ヶ月で10キロ痩せた話

最近、1.5ヶ月くらいで10キロ近く体重が落ちました。

「すごく運動したの?」「食事制限を徹底したの?」と聞かれることがあるんですが、正直そこまで必死にやってはいません。

思い当たるのは、いくつか「ストレスを減らす小さな工夫」をしたこと。しかも最初は「食べすぎ=ストレス」とは思ってなくて、あれこれ試してみて「あれ、もしかしたらこれってストレス関係してたのかな?」と気づいた感じです。

そもそも、なんで食べすぎるのかピンとこなかった

週の半分くらいはリモートワークで、家にいる時間が多いんですが、ときどき「お腹いっぱい…もうやめとこう」と思っても、なぜか手が止まらなくなることがありました。

最初は「食べるの好きだし、しょうがないか」くらいに思ってたけど、よく見ると仕事が詰まっていたり、なんとなくモヤモヤした日はより食事量が増えている気がして。

そこで「もしかしてストレスでコントロールが効かなくなってる?」という疑惑が浮上。最初から確信があったわけじゃなくて、「試しにストレスっぽいものを減らす工夫をしてみよう」と思い立ったのが始まりでした。

ジャーナリングがメインハックになった話

ちょうど久しぶりにStudyHackerの編集に関わったんです。

うちの会社のオウンドメディアなのですが、2013年ごろに立ち上げて以来、「気合いや根性ではなく、まずは仕組みで成果を出そう」というスタンスをずっと貫いているんですよね。(当時はオウンドメディアとはよんでいませんでしたが)

いろいろな記事に目を通しているうちに、自分の生活を振り返ってみて、「あれ、そういえば最近ジャーナリングをさぼってたな」と思い出しました。

悩むと考えるの違い

ジャーナリングって、ただノートやメモ帳に頭の中のモヤモヤを書き出すだけの行為です。「書く瞑想」なんて呼ばれることもありますが、特別な技術はいりません。

でも、この「書き出す」というのが実は重要で、頭の中だけでグルグル考えてるときと、文字にして書き出すときとでは大きな違いがあるんです。頭の中だけだと「悩む」状態――つまり同じことを延々と繰り返し考えてしまう状態に陥りがち。

でも文字にしていくと、自然と「考える」――つまりゴールに向かって一歩ずつ進んでいく作業に変わっていくんです。

そして面白いのが、同じ悩みを何度も書いているうちに「あ、これもう書いたな」と気づいて、自然と「じゃあ次はどうしたらいいんだろう?」みたいに考えが進み始めること。

書くという行動が、グルグル回る思考のループを抜け出すきっかけになるんです。

書くことでストレスが軽くなる

実際に始めてみたら、「あれ? なんでこんなことで落ち込んでたんだっけ?」とか「これ、ほんとに自分のせい?」みたいに冷静に振り返れる場面が増えました。

「もしかすると、こういう方向で動いたら解決しそう」と前向きに考えられるようになることも。

結果として、頭の中のモヤモヤが減り、気分が安定してきます。

そのほか小さなこと

ジャーナリング以外にも、ちょっとずつストレスを減らす工夫を取り入れました。

読書の時間を確保

何分でもいいから、毎日ちょっとだけ本を読む。

没頭すると仕事やSNSなど日常の細かいストレスを一瞬忘れられるし、気づくと気分が軽くなっていることが多い。

科学的にもわずか6分の読書で大幅にストレスが減るといあれています。

ベッドまわりを整える

朝起きたらシーツをちょっと整えるだけでも、見た目がスッキリしてなんとなく気持ちがいい。

リモートワークのときは家で過ごす時間が長いぶん、ちょっとした散らかりも積み重なるとストレスになりがちです。

だから目につく場所を少し整えるだけでもけっこう違う。ベッドって大きいですからね。整えたときの視覚的な効果も大きい。

どれも「がんばるぞ」というよりは「これやったら楽になるかも?」くらいの気軽なスタンスで続けてみたら、気づけばストレスを感じることがすくなくなったという感じです。

気づけば1.5ヶ月で10キロ

気づけば1.5ヶ月で10キロ近く減っていて、自分でもびっくりしました。(太りすぎてたのもありますが)

もちろん「食べすぎないようにしよう」という意識は少しあったものの、「今日は何キロカロリーまで!」みたいな縛りや、1日数時間の運動! みたいなことはほぼナシ。

これはやっぱり、ちょっとしたストレスの減少が積み重なって、食欲のコントロールも自然にできるようになってきた結果じゃないかなと思います。

どうやらストレスは食欲に影響するらしい

世の中的にも「ストレスがかかると高カロリーなものを欲しがる」なんて話はよく聞きますよね。

長期的にストレスを受けているとホルモンのバランスが崩れて、満腹感を得にくくなることもあるとか。

あくまで体感ですが、これだけ食事量が減ったのに「全然つらくない」のは、やっぱりストレスを下げるアプローチと相性が良かったからじゃないかなと感じています。

「気合いより仕組み」はやっぱり強かった

今回あらためて思ったのは、「食事制限をがんばる」とか「ジムに通うぞ!」みたいに根性で乗り切るより、まず自分がなんで食べてしまうのかを探って、ストレスっぽいものをちょっとずつ減らしてみるほうがラクだということ。

結局、「気合い」より「習慣や仕組み」なんですよね。

StudyHackerを立ち上げた頃から、「なるべく根性に頼らず、工夫で成果を出そう」というテーマはずっと続いているんですが、今回それを自分自身が久しぶりに体感できたのは大きかった。

「あ、やっぱりこの方向で間違ってなかったな」としみじみ思いました。

もし「食べすぎがやめられない」という人がいたら、ただ文字を書くところから始めてみるのはどうでしょう。

ジャーナリングをメインにしつつ、読書や軽い片付けみたいな小さなハックを加えていく。

ガチの筋トレや厳しいカロリー制限はハードル高いけど、文字を書くのは誰でも今日からできるし、同じ悩みを何度もノートに書くのが嫌になったら自然と頭が整理されていく……かもしれません。

僕の場合は、まさに「文字を書く」という単純なことから始めて、およそ10キロの減量という大きな変化につながりました。

最近も、Studyhackerに載っているジャーナリングのコツとか、ちょっとした工夫で生活をラクにする方法を読み返してるんですが、「あ、これ今の自分にピッタリじゃん」って発見が多いんですよね。

「中の人」として記事を読むのと、実際に困ってる当事者として読むのとでは、全然違う発見があるものですね。

まだまだ使えそうな「小さな工夫」がたくさん眠っていそうです。

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