頑張りすぎなくてもいいかも、な本

以前から気になっていた、ダウンシフト(生活ペースを下げて、ゆとりある生活に切り換え)して生きる本。常々、大量消費社会にはうんざりしている私にとって、これは!と興味が沸いてこの度読んでみた。

著者の髙坂さんはデパート勤務を経てBARを開店し、閉店したのち匝瑳市で活動している方。農家の出身でもないけど、田んぼで米を作ったり、大豆を栽培して味噌を作ったり、ワークショップを開いたり、アグレッシブ。

多くを求めなければその分無理して働かなくてもいい。お金を掛けずに楽しめることはたくさんある。だからといって、会社を辞めるまで行かなくてもよい。私は今家庭菜園に取り組んでいるけど、もっとしっかり手入れして作物の種類を増やせば食の時給率も高まる。

1番印象に残った部分を引用する。

「横出世」という言葉があります。会社での労働以外に、家庭、地域活動、市民活動、趣味活動で、必要とされる存在になることを示す素敵な言葉だなあと思います。会社以外にも自分の存在価値を見つけて、そちらでも活躍する人は、出世のいかんにかかわらず、老後を幸せにすごせる場合が多いそうです。

減速して自由に生きる ダウンシフターズ

老後も充実した気持ちで過ごせそうだし、今この瞬間も、幸せに過ごせそうな気がする。

とても面白い本でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?