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心理的成功とヒゲ

心理的成功探求のキッカケ

前回、こちらのプロティアン推しの理由で少しだけ心理的成功にも触れましたが、今回は心理的成功を求めるようになったキッカケを詳しくお話したいと思います。

なぜ思い出したかというと、先日、おじさんLCC(ライフキャリアコミュニティ)のYou Tubeライブ配信「転機」について話し、ライブ配信後、私の転機はなんだったのか聞かれたからです。「あれ?このままでいいんだっけ?」と思うキッカケはなんだったのか。

名古屋転勤

私のキッカケは20代後半に名古屋に転勤したところから始まりました(東京から出たことが無かったので、「どこでもいいから転勤したい」と希望を出していたのでした)。リーマンショックの少し前で名古屋が一人勝ちしていた時だったので、転勤先は名古屋になりました。

実際、名古屋に行ってみると食べ物が独特で癖になり、すっかり名古屋飯のとりこになっていました。最初は「ナニコレ?」と思ったあんかけパスタも3回目くらいでハマり、味噌煮込みうどんやひつまぶしはもちろんのこと、台湾ラーメンは今でも自分で作るほどです。そして職場の事務職の女性はみんな明るくサッパリとしていて優しい!

名古屋

でも、残業が多く、とても多く、さらにほぼ毎日飲み会で、ほぼ毎日、丑三つ時に帰宅することが日常になってしまっていました。

上司としては、「名古屋には友達もいなく寂しいだろうから誘ってあげる」だったのかもしれません。が、私としては「頼むから寝かせてください!私には奥さんがいないから洗濯や掃除や料理を誰もしてくれないんです!!」と言いたかったのですが言えなかったのです。一昨日着たままそのへんに置きっぱなしにしている服を、洗濯しないでまた着て出勤してました。接待や上司との飲み会が無い日も、料理する意欲が湧かないため、ラーメン屋さんに1人で入り、台湾ラーメン・餃子・ビールを注文し、ヤングジャンプまたはゴルフダイジェストを読みながら待っている、というのが日常でした。

さらに、上司は割とパワハラ気味だったため、怒鳴られたり、延々とお説教をされたり・・・ということも続きました。

寝不足&説教でメンタルはボロボロになるし、生活もぐちゃぐちゃ。非常に危険な状態でした。

そうしたら、なんと・・・!

ヒゲが生えてきました。それもけっこう濃いのが。

ヒゲ

(いや、さすがにここまでは濃くないけど)


人魚姫との違い

「人魚姫は、美しい声と引き換えに、足が生えてきた」

「美冬は、きちんとした生活やメンタルヘルスと引き換えに、ヒゲが生えてきた」

全然、ヒゲ、いらない。(たしかに、おじさん研究家、おじさん応援家ではありますが、自分がおじさんになりたいわけじゃないんです)

そこが転機になりました。

「それはヒゲが生えても私がやりたいことか?」

「それはヒゲが生えても私がやるべきことか?」

と、考えたときに、その時の仕事(物流営業)というのは、私の苦手なこと(坪計算など)が多かったし、私が進んでやりたい仕事ではない、というのに気づきました。そして出世も望んでない。となると「倉庫マンとしてもダメ、サラリーマンとしてもダメ」な自分が情けなくなると同時に、じゃあ自分がやりたい仕事や、できる仕事を見つけるしかないんだ、と考えたものの気が遠くなるような気持ちがしました。やりたいことなんてなかったし、どうやったら見つけることができるのかも分からなかったし、できる仕事が私なんかにあるのか、ということも不安でした。

でもとりあえず、

「それはヒゲが生えても私がやりたいことか?」

「それはヒゲが生えても私がやるべきことか?」

という基準(?)ができただけでも良しとして、新しいスタートを切ることにしました。これが私の心理的成功探求の始まりだったと思います。

そんな私がどうやって心理的成功を見つけていったかということはまた次回、書きたいと思います。


ちなみに、ヒゲは睡眠不足が解消されたら、おとなしくなりました。

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