【航空祭】#1 ブルーインパルス✈️フルショー・完全解説
年に1度のお楽しみ
「航空自衛隊 千歳基地」の「航空祭」が
2023年7月30日(日)
今年も無事に開催されました。
昨年から千歳市も協力して
「千歳のまちの航空祭」との名称で、
基地内の他、市内の公園やアウトレットモール、専門学校なども会場にしています。
当日は、およそ6万3,000人が来場。
今年はコロナ禍で中止されていたキッチンカーも復活し、2019年以来、4年ぶり、入場制限なしの通常開催となりました。
天候は曇り、途中小雨がパラつく天気模様で
ブルーインパルスの展示飛行も心配されましたが、予定通り飛行。
しかも、曇天ながら1区分の巧技を披露してくれました😼
以下、ショーの模様です。
✈️✈️✈️
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01)いよいよスタート
ドルフィンライダーが整列。いよいよショーがスタートします(ウォークダウンは入ってません)。
※ウォークダウンの模様は2022年7月31日に撮影した、上記ショート動画をご参照ください。
02)エンジン始動
エンジンスタート。T-4の甲高いエンジン音が鳴り響きます。
03)タクシーアウト
1番機から順に離陸のため、ランウェイ(滑走路)に向かいます。
【本日の課目/1区分】
当日は曇天、小雨がぱらつく天候でしたが、視界が良かったらしく、なんと「1区分」での飛行となりました。以下、ブルーインパルスの妙技を紹介します。
04)デルタ ローパス
■1,2,3,4,6番機
最初の演目は、デルタ(三角形)隊形を組む5機による、大迫力のローパスからスタート。
05)4ポイント ロール
■5番機
5番機が行うソロ課目。会場の左から右へ、機体をロールさせながら飛び去ります。
06)チェンジ オーバーターン
■1,2,3,4,6番機
会場右手より縦一直線になったトレイル隊形で進入。会場上空で一瞬でデルタ隊形に組み替え、大きく旋回して、左手に離脱します。
07)インバーテッド&コンティニュアスロール
■5番機
左手から進入した5番機が背面飛行を見せた後、急上昇で宙返り、回転飛行を見せながら、左手に離脱します。5の文字が逆さまになったヘルメットにも注目です。
08)サンライズ
■1,2,3,4,6番機
会場正面よりデルタ隊形で進入後、一斉に散開し、5方向に広がるスモークを披露します。2010年、ブルーインパルス50周年を機に追加された課目です。
09)バーティカル クライム ロール
■5番機
5番機が、会場左手から高速で進入。一気に地上約1,000メートルの高さまで、回転しながら急上昇します。
10)スロー ロール
■6番機
6番機が行うソロ課目。会場の左からゆっくり機体を回転させながら進入し直進を保ちながら飛び去ります。エルロン(補助翼)を使用する高度な技です。
11)チェンジ オーバー ループ
■1,2,3,4番機
会場後方からトレイル隊形で進入した4機が、大きな宙返りを開始すると同時にダイアモンドの形に隊形を変え、宙返りを行い、後半で横転して飛び去ります。
12)ダブル ナイフエッジ
■5,6番機
5番機と6番機によるソロデュエット課目。会場右手より機体を90度にバンクさせてゆっくりと航過していきます。
13)レター8
■1,2,3,4番機
会場後方からダイヤモンド隊形で進入して来た四機編隊は、4番機が左へ離脱、大きな円を描きます。一方、1~3番機は右手で大きく旋回して円を描き、上空で「8の字」を完成させます。円を描き終えた4番機が編隊に合流し、そのまま航過していきます。
14)オポジット コンティニュアス ロール
■5,6番機
会場右手から5番機、左手から6番機が進入し、それぞれがコンティニュアスロール(連続横転)を行いながら、それぞれが時速約800㎞の速さで会場正面で交差します。
15)4シップ インバート
■1,2,3,4番機
ダイアモンド隊形で進入した四機編隊が、会場上空を低高度で背面飛行のまま航過します。
※残念ながら撮影に失敗しました💦
16)バーティカル キューピッド
■4,5,6番機
会場正面上空で、5番機、6番機がハートを描いていきます。その後4番機がハートを射抜くように突き刺していきます。
肉眼では3機による演目を確認できましたが、曇天のせいか、カメラには4番機が映っておりません😿
※青空下でのバーティカルキューピッドの動画が残ってました(4番機が映っていません)。こちらは2019年8月3日の前日予行のショート動画です。
17)ライン アブレスト ロール
■1,2,3番機
会場正面から1、2、3番機が横一列の隊形を組んで進入。正確に隊形を維持したまま横転し、右手に飛び去ります。横(ライン)並び(アブレスト)になったまま回転(ロール)する難易度の高い課目です。
18)360°ループ
■5番機
会場左手から進入した5番機が直径約900mの円を描いた後、一気に1,000mの上空まで駆け上がり、宙返りを行います。パイロットは6.66Gもの重力がかかる中で、正確に機体をコントロールします。
19)ワイド トゥ デルタ ループ
■1,2,3,4,6番機
会場後方から幅の広いデルタ隊形で進入した5機編隊が、会場上空で宙返りを行っている間に、より密集した隊形へ形を変化させ、会場正面方向に飛び去ります。
20)フェニックス ロール
■1,2,3,4,5,6番機
いよいよショーも終盤。会場正面を6機全機で上昇。5機がスモークを出すフェニックス隊形を保ったまま、大きな横転を行い、会場右手へ飛び去ります。このフェニックス隊形は、東日本大震災の後、復興のシンボルとして生み出された「不死鳥」を表現する新たな隊形です。
21)フェニックス ループ
■1,2,3,4,5,6番機
フェニックスロールで会場右後方に抜けた編隊は、会場右手から再度進入。5機がスモークを出すフェニックス隊形を保ったまま上昇し、雄大なループを描きます。まさにブルーインパルスを象徴する編隊課目といえます。
22)ボントン ロール
■1,2,3,4,5,6番機
会場左手からスモークを出した全機が進入。6機は、スモークが切れるタイミングに合わせて、一斉に横転を行います。まさに「空のドルフィン」。
一糸乱れぬタイミングとなる難易度の高い課目です。
23)サクラ
■1,2,3,4,5,6番機
会場上空で6機が円を描きサクラの花を表現。ブルーインパルの展示飛行最大の見せ場となる大技です。
※大技に見とれて、残念ながら撮影に失敗しました💦
24)タッククロスⅠ
■5,6番機
会場正面から背面飛行で進入してきた2機がぎりぎりの間隔ですれ違います。その後そのまま急上昇して横転しながら地上約1,500mの高さまで一気に駆け上がり、間髪を入れず急降下。再び低高度を背面飛行ですれ違う、難度の高い課目です。
25)ローリング コンバット ピッチ
■1,2,3,4番機
会場左手から4機編隊が、斜め一列のエシュロン隊形で進入。上昇横転しながら編隊を解散し、四本の真っ白な半円を描いていきます。
ブルーインパルス創設以来受け継がれている伝統の課目です。
26)コークスクリュー
■5,6番機
5番機、6番機が会場正面から進入。背面飛行をしている5番機の周りを、6番機が、螺旋を描いていきます。6番機が三回転半し終わると会場右手へと2機で旋回して、編隊解散します。
この課目でブルーインパルスの「1区分」が終了となります。
27)タクシーバック
全課目が終了し、全機が着陸して戻ってきます。
一糸乱れぬ隊形で駐機場へと変える途中、ドルフィンライダー達はファンの声援に応え、お手振りしてくれます。
28)ウォークバック
地上に戻ってきた機体をドルフィンキーパー達が絶妙なハンドシグナルで誘導します。機体から降りたドルフィンライダーは、ドルフィンキーパーとお互いの健闘とショーの成功を称え、ガッチリ握手。そして6番機から順に行進しながら集合し、6名揃って整列した後、最後の敬礼でショーを締めくくります。
毎年この光景を見たいがために、基地まで行っております😅
今回は初めて展示飛行のプログラムに注目して臨みましたが、まだまだ精進が足りませんな
(^^;)
カメラが動いたり、撮れていなかったり。
それでも、初めて全体の構成が把握できて良かった💛
ブルーインパルスの飛行を見る際に
参考にしていただけると幸いです☆
今回も長くなり恐縮です。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました
m(_ _)m
それでは🖐
(2023年8月11日投稿)
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