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能動経済#98 ポケモンの統計学。ゲームはアニミズムに負けたのか

823文字

最近Pokémon GOをプレイしているのだが、私はイッシュ地方までしか把握していないため大変戸惑っている。


ガラル地方、アローラ地方、カロス地方等、Pokémonの世界にはまだ見ぬ大陸があるらしい。

冒険は終わらない

と良いのだが、どうも新しいポケモンの姿に一定の圧がかかって変化(進化ではない!)しているようだ。

具体的に言うと、形や模様、名前がどんどん複雑になっている。

確かファイヤローくらいから、5文字縛りが消えて6文字までOKになった。

1000年後のポケモンの新作では、ポケモンの名前の文字数は255文字という制限になっていることだろう。


ところで今回注目したいのはタイプだ。

ポケモンのタイプは十数種類ある。炎、水、草、電気、地面、岩、鋼、エスパー、ドラゴン、悪、ゴースト、毒、フェアリー

そして1種類のポケモンが所有できるタイプは2つだ。

169種類くらいのタイプが存在するのだが、おそらくここに偏りがある。

統計的に誰か検査してほしい。

例えば、水草タイプや岩地面、水毒、鋼電気、ドラゴン飛行などはかなり多い。

ポケモンの種類は1000を越え、進化前を考慮すると500-700種類程度に系統を分けて考えることができる。

つまり平均3-4種類のポケモンが同じタイプというわけだ。

尤も、まだ統計的なバランスはギリギリ崩れていないように見える。

ポケモンは自然や人工物をモチーフにしているため、2タイプの組み合わせは偏って当然なのだ。

しかしながら、最新のポケモンの複雑化に伴い、不自然なタイプの組み合わせが散見されるようになった。


ゲーム性を考えると仕方ない。ある程度は対戦ゲームとしての面白さを確保する必要があるのだ。

新しいタイプの組み合わせを解禁すると、環境が大きく変わる。結局、こうしたせめぎ合いの結果として、トマトとじゃがバターを同時に食べるようなポケモンが生まれてきている。

今回の能動経済はいかがでしたか?
読了お疲れ様でした。
いってらっしゃい。

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