自由研究のテーマの決め方
一番大変なのはテーマを決めること
自由研究で一番大変なのは「なにをやるかを決めること」ではないでしょうか?子供にやりたいことを聞くと「ロケットを作りたい!」「新種の昆虫をみつけたい!」・・・
「いやいや、それ、小学生では無理だから。。。」と心の中でつぶやくことも多いです。でもせっかく興味があることがあるのでなるべくそれをいかす方向に話を進めます。
例えば「ロケットってどうやって飛ぶの?」から「紙飛行機の実験」を行う、「新種の昆虫をみつけたい」から「カブトムシとクワガタの違いをよく観察し、食べる量の違いを調べる」などなど、ひろがり方はたくさんあります。
スポーツが好きならそこから広げるのもGood
「卓球が好きだ」という子に「ラケットにあたる角度でとびかたは変わるの??」と聞いて、ボールの回転についての研究につなげたこともありました。スポーツの技術についてはかなり科学的に分析できます。
ボールを落とす高さによって弾み方はどのくらいかわるのか?ボールの重さによって弾み方は変わるのか?など実験できることも多いです。
全く思いつかない場合は本やネットに頼ろう
やりたいことも好きなことも思いつかない場合は、実験についての本やネットを見てみましょう。その中で面白そうと思った実験があれば、実際にやってみましょう。そして、何か一つ条件を変えて比べるといいです。
例えば、毎年どこかで誰かがやっている「10円玉をきれいにする実験」。本に載っているのをまねした後、ほかのものではどうなるのかをやってみましょう。「きれいになる」ものが見つかったら、「きれいになる時間」に違いがあるかどうかも確かめましょう。条件によって結果にどのような違いが出るかを調べていくといいと思います。
私自身、「おうちで楽しむ科学実験図鑑」「食べて楽しむ科学実験図鑑」など多くの科学実験本を書いてきました。でも本の通りにやるだけではなく、是非、自分なりに条件を変えてみてほしいと思っています。
実際にやるとやってみたいことが出てくる
本などのまねをして自分でやってみると「じゃあ、これだったらどうなんだろう」とやってみたいことが出てくるはずです。見ているだけではなかなか思いつかなかったテーマも、思いつくことが多いはずです。
目の前で起こる変化を自分の目で見るのと、本の中の写真を見るのとではやっぱり違いがあるのです。
是非、自分の手を動かしてみてくださいね!