あなたが子どもと同じ物を食べられるなら、幸せかもしれない。【子育て】
今日はキャリアの話ではなく、子育ての話です。
私の娘(2歳)は、3大食物アレルギー児なんです。
卵、小麦、牛乳。🥚🌾🥛🐄
生後6ヶ月頃、離乳食でパン粥をあげたときに発覚しました。
最初は、絶望的な気持ちになりました。
わたしのせいか、と。
娘は逆子も直り(お灸や体操など試みました)、
普通分娩の予定だったのですが、
陣痛が始まって36時間、
なかなか出て来れず、緊急帝王切開になりました。
経膣分娩よりも帝王切開のほうが、
アレルギーを発症しやすいことは
どこかで聞いたことがありましたが、
まさか、自分の子が。
しかも、3種類も。
しかも、卵・小麦・乳。
娘の食物アレルギーの確定診断が出てからは
さらに暗い気持ちになりました。
テレビや雑誌に「卵料理特集」とか書いてあったり、美味しそうなスイーツを見ても、
娘はこれを食べられないのか…と。
将来もずっと食べられなかったらどうしよう…
そのせいで、いじめにあったり、
淋しい思いをし続けたらどうしよう…
ちょうどその時期が、1回目の緊急事態宣言下で、
誰にも相談できずに、
当時住んでいた、日当たりの悪い部屋で
悲しんでいました。
テレビを見ても、
本屋でも、卵の絵本とか見ても
離乳食売り場に行っても、
お店を見ても、
あれもダメ、これもダメ、それもダメ。
ダメダメダメダメダメ。
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おかげさまで、
成長とともに、少量ずつですが、
食べられるようになった物もありますが、
まだ1口も食べていないものもありますが
それに合わせて、私の気持ちも
少しずつ明るくなって来ましたし、
娘と一緒のものを食べられることも増えました。
同じ食卓で、
同じものを食べること。
ただその、フツーのことが、
こんなにも幸せだなんて。
気づかせてくれてありがとう。
ただ手を繋いで一緒に歩くこと。
名前を呼んだら振り向くこと。
リズムにのって体を揺らすこと。
楽しいことがあったら笑顔になること。
普通のことが、当たり前のようなことが、
本当に幸せなことだと思える。
今もアレルギーは治療中。
いつか、
何でも一緒に食べられたらいいなと思っています。
いつか、
何でも食べられるようになっても、
日々の普通のことの幸せに気づける自分でいたい。
娘にもそうあってほしいです。