普通の国から普通の宣伝に来ました
常々ぼくは「普通の国から普通の宣伝にやって来たようなごくごく普通のひとです」と自己紹介します。自分自身をできるだけ客観的に見て、つくづく自分は普通の範囲を超えられてないなあと自覚しているからです。
世の中には普通じゃない人が居ます。それは単に非常識な困ったひと、というのも含めてですが、普通のひとを超えた素晴らしい人というのもたまに居ると思うんです。
普通の程度を超えてる様を「あほ」という言葉で表すことがよくあります。「あほほど足が速い」とか「あほほど面白い」とか「あほほど綺麗なひと」とか「あほほど賢いひと」とか。
どれもみな、最上級の褒め言葉です。
中には「あほほどあほなひと」という難儀なひとも居てますけど。
そして残念ながらぼくは「あほほど」と形容される何ものをも持ち合わせてはおりません。
よく自分たちのことを「おれ達って面白いよな」とか「濃いメンバーが集まってるよな」とか自称している人が居ますが、彼らはたいてい濃くもないし面白くもないです。内輪で盛り上がってるかもしれませんが、外から見ると普通です。
「いや、あんたら普通やで」
こう言われるときっととても恥ずかしいでしょう。
そうなんです。それがこわいから、迂闊に「自分は変わってる」なんていう大それたことはよう言わないのです。
「海賊王に、俺はなる!」くらい、よほどの自信がないと口に出せない言葉だと感じています。
なので、もう一度言います。
普通の国から普通の宣伝にやって来たような普通のひとです、ぼくは。